宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「クリミア編入無効」国連総会決議を採択。 国連加盟193カ国の過半数100カ国が支持

2014年03月29日 | 出来事

 27日の国連総会は、ロシアによるウクライナ南部クリミア編入を認めない決議を国連加盟193カ国の過半数100カ国の支持で採択しました。 決議はウクライナ、日本、米国など40カ国が共同提案したものです。 反対は11カ国、棄権は58カ国でした。 

 決議の要旨は以下の通りです。(「しんぶん赤旗」29日付より)

 「一、ウクライナの主権、政治的独立、統一、領土保全を確認する。 一、武力による威嚇、武力行使、その他の不法手段によるウクライナ国境変更の断念を求める。 一、直接の政治対話によるウクライナ状況の平和的解決を奨励する。 一、ウクライナの少数者の権利擁護を歓迎する。 一、クリミア住民投票は無効であり、クリミア自治共和国とセバストポリ市の地位変更の根拠にならない。 一、地位変更を認めると解釈されかねない行動を慎むよう求める」

 棄権した国々もウクライナの主権を尊重すべきだという立場を表明しました。

 「中国(棄権)代表は、『総会決議の採択は事態を複雑にするだけだ』と述べる一方で、国連事務総長による仲介外交に支持を表明し、国内問題への不干渉、全ての国の主権と領土保全を尊重すると強調。 ブラジル(棄権)代表は、ウクライナ危機に関わる関係国など全てに、緊張を段階的に縮小するなかでの建設的な対話を促しました」(同紙)

 ウクライナ代表は「ロシアはウクライナの独立と主権、領土保全を保障することを約束していたと述べた上で、強制的にクリミアを併合した」と主張。 決議採択後、「国際社会はクリミアで起こっていることを認めないという極めて重要なメッセージを送った」と歓迎しました。

 なを、日本共産党は、志位委員長が19日に、「ロシアはクリミア併合を撤回せよー世界の平和秩序を覆す覇権主義は許されない」との声明を発表しています。この声明のなかでも、ウクライナ代表が強調しているように、ロシアの一連の「国際的誓約を投げ捨てる」ことであると指摘し、「軍事的圧力のもとでの無法な併合を『民族自決』の名で合理化することは許されない」と厳しく批判しています。

 国連総会決議の採択を受けて、改めて、ロシアのクリミア併合の撤回を強く求めたいと思います。

 



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