宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「”首相は多様性に逆行”ー”すでに中傷が始まっている” 岡田正則早大教授が語る」

2020年10月31日 | 未来社会へのプロセス

「朝日」31日付に、菅首相から学術会議委員の任命を拒否された岡田正則早稲田大学教授の国会傍聴記事を掲載しました。岡田教授は、ツイッターなどで中傷記事が流れ始めていると語っています。

「学術会議問題について首相答弁が始まると、野党席から一斉にヤジがあがる。首相は言葉を詰まらせた。『菅さんも、しどろもどろになっている。私大所属の会員が24%にとどまっていると答弁したが、任命拒否した6人の半分が私大だから、首相が言う、多様性に逆行している』」

「首相は『必ず(学術会議の)推薦の通りに任命しなければならないわけではない』というフレーズを繰り返した。安倍政権だった2018年11月、内閣府の学術会議事務局が作成した文書に盛り込まれた文言だ。『ここにきて1983年の”政府が行うのは形式的任命にすぎない”という政府答弁を覆すのは、国会への冒涜だ。それまで存在しなかった法解釈の文書を2年前に突然作って内閣法制局に確認させながら、”政府としての一貫した考えだ”という虚偽のストーリーをつくっているのが実情ではないか』」

「沖縄・辺野古への基地移設問題で安倍政権は2015年、埋め立て承認を取り消した沖縄県に対抗措置をとった。岡田氏は、これに抗議する学者の共同声明に呼び掛け人として参加した。政府の政策に表立って抗議する活動は初めてだったという」

「『中央政府に楯突くような自治体は許さない』という態度。沖縄は他の自治体への見せしめだ。地方自治体には中央政府の暴走を止める役目があるが、安倍、菅両政権は権力を暴走させないための『ブレーキ』を破壊し続けている。内閣法制局長官や検察幹部の人事への介入も、今回の学術会議も同じだ』」

「首相は任命拒否が『学問の自由の侵害にはあたらない』というが、岡田氏の周囲には『影響』が出始めている。『ゼミの学生からツイッターなどで色んな人がからんできていると聞いた。私のことを中傷する嫌がらせですね。レッテルを貼ることで学会や社会の中で私を孤立させようとしている』」

「それでも学術会議問題で発信を続けるという。『これを機に若い人たちに日本の学術や、政府と学問の関係について関心を持ってもらいたいから』」


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