「しんぶん赤旗」24日付に、「陸自オスプレイ配備 新たに5機岩国へ」の記事が掲載されました。以下、全文を紹介させていただきます。
「陸上自衛隊のV22オスプレイをめぐり、防衛省は22日、新たに5機が2月に米国から米軍岩国基地(山口県岩国市)に到着すると山口県などに説明しました。米側による整備や試験飛行などを実施後、陸自木更津駐屯地(千葉県木更津市)に配備されます。新型コロナウイルスの感染拡大で作業日程が見通せないため、木更津配備は未定」
「同省によると、24日の週に5機を搭載した船が米国を出発、2月上~中旬に岩国基地に陸揚げされます。防衛省は、『南西諸島防衛』のためなどとして、佐賀空港への配備を計画していますが、地権者の反対で木更津暫定配備昨年秋、既に2機が到着しています。最終的には17機は配備される計画ですが、最終的な配備場所は不透明なままです」
昨年8月防衛省は、木更津に配備されたオスプレイの訓練計画や訓練地域を明らかにしています。「しんぶん赤旗」20年8月23日付から、紹介させていただきます。
「7月に木更津に到着した陸自オスプレイは、9月ごろ、から試験飛行を始め、その後にホバリング(空中停止)や離着陸訓練などを実施します。当面は、木更津駐屯地のほか東京湾南部上空や相模湾上空、周辺海域などで行います」
「11月ごろからは、事前に決めた経路や飛行時間、飛行高度とおりに目的地まで飛行する操縦技術を習得する訓練などを始め、飛行範囲を広げます。北関東防衛局は、千葉県の習志野のほか、群馬県の相馬原、新潟県の関山などの各演習場に飛行することもあるとしています」
1月21日、日本共産党神奈川県委員会と同県議団は、防衛省に対し、昨年11月20日に実施した東京湾南部、相模湾上空での飛行訓練の実態説明を求め、同日の訓練について、一切、神奈川県には知らされていなかったことに強く抗議しました。世界有数の船舶の航行海域である東京湾南部海域、また、相模湾は、神奈川県民にとって、漁業者をはじめ、観光、ヨットなどの海上レジャー・スポーツなど、生活の海、宝の海です。こうした上空での欠陥機オスプレイのいかなる訓練も許されません。
しかし、防衛省は、木更津配備のオスプレイを2機から7機に、さらに17機もの配備を行おうとしています。