繰り返し問題が発生する中に飛び込んで行く。問題の向こうに答えが待っているとか、そういのうのではない。ただ得体の知れぬ欲求によって、私はタグを追いかける。飛び越えて、押し戻されたところから、再び探し始める。１つの詩に打ちのめされて戻ると時空が歪んでいる。
マイページの向こうにみえる自分は、いつの自分なのだろう。（仮にそれを現在と呼ぼう）
「あれが今の私だ」
私は物書きではなくパフォーマーになっていた。
近づき難く、面と向かって応援するのも気が引けた。
激しく動き続ける私から、私は一定の距離を置きながら、私のパフォーマンスを観察していた。
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ナッツ ナッツターン ダブルナッツ ナッツループ
バナナ ハイバナナ トリプルバナナ ナッツバナナ
ムーヴ ダブルムーヴ ドリブルムーヴ ムームーバー
流行りの振りから飛び出して、あなたは古風なステップを刻む。僅かな関心を寄せた人も、すぐに向きを変えて去って行く。この街のジャッジは速い。30秒のショートステイ。それでもあなたは前を向いている。
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リッツ トゥルーリッツ ドリブルリッツ リッツナッツ
ファンブル アンサンブル ニットアンサンブル ニットループ
ポンタ ダブルポンタ ファンタジー トゥルーファンタジー
ポーズ ムームーポーズ ファンタアップル トゥルーアップル
時折みせるあなたの苦しげな表情は何を意味するのだろう。一番好きなトゥルーはどこにあるのだろう。あなたはまだ理想のそれをみつけられていないのかもしれない。泡のように消えていくあなたの振りと、つかの間のフォロワーたち。みんなどこから来てどこへ向かうのだろう。ループするトゥルー。あなたは踊りの中でしか自分を創ることができないのだ。
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ピーチ ダブルピーチ トゥルーピーチ ピーチスカッシュ
ダブルブルドッグ ポメラ ダブルポメラ トゥルーポメラ
トーキョー ハロートーキョー グッバイ ムートーキョー
トゥルーグッバイ トゥルーヤバイ ドバイ ドバイクリーニング……
ついに私は私に近づくことはできなかった。
「いつかあなたに光が当たりますように」
創造のループをみつめながら私の背中にさよならを告げた。
再び大地が瞬き始めている。
ここはもう私の世界ではない。
（繰り返し問題が起きています）
意を決して問題の中に飛び込む。
時空が歪む。移動、逆再生、転生。
１つの詩の世界に、私は呑み込まれて行く。
