折句ラッシュ・クリスマス

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、縦読み
クジラうえリクエストした水族館マダイが歌うスローバラード、クリスマス

かわいい

2019-08-05 03:40:00 | ナノライト
短い詩は
まるでチワワのように
かわいいれど
AIが書いた詩は
何か人間味がないんだな

なんて詩を
AIが書いている

自虐を覚え始めたところが
ちょっとかわいい
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泥沼地獄

2019-07-01 23:22:15 | ナノライト
置いたままにしておくと
「出しっ放しか」
と責められる
 
片づけておくと
「いちいちしまうな」
と怒られる
 
何もしないと
「見ているだけか」
と責められる
 
すすんで動くと
「余計なことをするな」
と怒られる
 
とどめても駄目
動いても駄目
 
いずれにしても
よい行いはできない
 
あなたの前では
僕は 人間失格
 
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独りの待ち合わせ(pomera・イン・ランチタイム)

2019-06-28 17:39:47 | ナノライト
0時が近づくと
目立って人の数が増える
 
かけがえのない日常が
何事もなくまわっている証だ
辺り一帯にラーメンの匂いが
漂って
僕は少しだけハングリーになる
 
pomera越しに
手つかずのままの
ホットコーヒー
 
冷めていく時間が
詩が生まれる時間だ
 
人気の注文カウンターに
人が近づいては離れていく
 
バッテリー表示は残り半分になった
 
最初の詩は
 
まだやってこない
 
 
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ミラー・サイト

2019-06-04 02:44:49 | ナノライト
「家でもいいじゃない」
 
君の言うことはよくわかる
だけど君はわかっていない
 
孤独には2種類あるということを
 
自分の部屋での孤独
フードコートでの孤独
僕にはどちらの孤独も必要だ
2つの孤独を照らし合わせて
自分の姿勢を見つめ直す
 
僕はどこへ向かうべきだろう
 
pomeraはまだ何も答えない
 
 
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おかわり不可

2019-05-11 10:41:30 | ナノライト
立ち上がる湯気も
取っ手に及ぶ温もりも
いつまでも続かない
 
一口飲めば一口減って
内の白さが増して見える
 
終わりを想像しては
惜しくなり
怖くなり
切なくなり
 
もう無邪気に口づけてはいられない
(注文した頃は暢気だった)
 
コーヒーは夏休みだ
 
おかわりなんてできない
 
 
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遅延杓文字

2019-04-18 23:24:27 | ナノライト
みんなは釜の前に集まって
杓文字が届くのを待っている
 
種々のおかずに突き刺さったトングに
手を伸ばす者はいない
(飯がまずくなるから)
 
歌やゲームやパフォーマンスで
間をつなぐような雑念もアイデアもなく
みんなただそれを待ちわびている
 
「杓文字はいま岡山を出ました」
 
どこかでお腹の鳴る音がする
 
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とんでもない話

2019-04-15 20:46:05 | ナノライト

とんでもないこと

ばあちゃんは怒った
 
「おみやげに持ってくもんじゃない」
どうして……
(好きなものを贈るのがどうして)
「話にならん! 聞いたことない!」
詰め寄るほどに不機嫌になるばあちゃん
 
どうして……
みんな素敵なのに
たくさん儲かるのに
なのになのに……
 
「これちょうだい」
 
ばあちゃんの顔の前に
突き出した
よっちゃんイカ
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卒業

2019-04-09 21:54:30 | ナノライト
最前列は先生の目に近く
最も睡魔と戦いやすい
背中にかかるプレッシャーも
振り返らないと決めたなら
誰もいないに等しい
 
窓際の席に着いたら
誰よりも雨を早く知り
庭かける犬とコンタクトする
いつも外の世界に目を向けながら
輪の中に入らずに過ごせるかも
 
真ん中の席は覚えにくい
逃げ場がなくて辛そうだけど
上手く溶け込んでしまえば
どこからも見えなくなって
誰にも狙われずに済むはず
 
最後列の真ん中に着いて
声を上げずにふんぞり返ってもみたい
個別のテーマには加わらず
気ままに絵の具を溶いたら
ゆっくりと全体をスケッチする
 
結局のところどこでも同じではないかな
 
その場に合った生き方を見つけさえすれば
そこを自分の居場所にすることができる
どこに行っても間違いじゃない
どこに行っても怖くはない
さあ くじでも何でも引いてくれ
 
「出て行け!」
 
お前の席はないと先生は言い放った
いったい僕が何をしたの
 
「お前はとうの昔に卒業したんだ」
 
 
 
 
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5歳の君へ

2019-04-08 23:38:03 | ナノライト
物語の中で一番楽しいのは
まだ主人公が何も手にしていない頃
方向も定まらず
不確かな夢を抱えているだけ
仲間は遠く離れたところにいて
出会いは何も約束されていない
 
ちょうど小学校の門を潜る前のよう
クラスが決まり時間割が決まると
その先は期待したほど創造的じゃない
 
何者でもない時 道は最大限に開かれている
 
5歳の君へ
君がいま手にしているもの
それこそが宝物だ
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木曜の男

2019-03-27 00:17:48 | ナノライト
水曜の男は
駐車場の前に立っている
ポケットに手を入れたまま
もう一方の手のスマホをのぞき込んでいる
 
木曜の男は
誘導棒を構え
まっすぐに立っている
視線は車が訪れるであろう
道へ向いている
 
働く姿勢はまるで異なっている
 
木曜の男はいつも家にスマホを忘れてくる
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猫の勝手

2019-03-21 22:18:23 | ナノライト
むしゃくしゃした時
猫は私を
スパーリング相手にした
寂しい時には頼りにし
眠くなると軽くベッドにした
思い立ったら
遠慮なく踏み台にして駆け出していった


そして
猫は私を孤独にした

私は猫を思い出にした
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何かいいことないかな

2019-03-18 20:20:55 | ナノライト
すれ違う瞬間
見知らぬ女が君に
よくないねをつけていった

駅員も乗客も
コンビニの店員も
みんなそろって君に
よくないねをつける

職場に着くと
9時から5時まで
上司が全身に絡みついて
常識が態度が心がけが
とにかくよくないね

200キロ離れたところから
親友の久しぶりのメッセージ
まるでよくないね

たくさんのたくさんのたくさんの
よくないねをもらい
今日も体が重い

「何かいいことないかな」

ベッドに横たわり
君は猫に問いかける







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猫と幽霊

2019-03-15 11:37:35 | ナノライト
心地よい隙間風が吹く
空き家に幽霊は住み着いている

時々猫がやってくる
数はだいたい0か1

時々鳴きやまない猫がいる
幽霊はこっそり猫の背を撫でてしまうけど
ほとんどの猫は気づかない

全身の毛を逆立てて
暴れ回る猫がいると
幽霊は少しうれしくなって
家の中で踊り出してしまう

その時は窓がカタカタと音を立てて
拍手をしてくれる

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gooでも教えない

2019-03-08 04:58:17 | ナノライト
高級納豆に乗って
猫はやってきた

ねばねばねば♪

「一緒に遊ぼう」
「近寄らないでくれ!」

ねばねばねば♪

「ねえ、遊ぼうよ」
「何をして?」

ねばねばねば♪

「いいこと!」
「それは何だ?」

ねばねばねば♪

「遊ぶにしても何か教えてくれ!」
「教えない!」



ねばねばねば♪


「ねばねばしてないで教えてくれ!」

「教えない!」

「教えろ!」

「絶対に教えない!」


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しばらく充電します

2019-03-05 04:58:13 | ナノライト
契約は「24時間」を歌っていたが
もう電気が残り少なくなっていた

帰ろうよ 帰ろうかな 帰ろうよ

遠くの空から聞こえてくる
この町は鴉の方がずっと多い
駐車場を主に使うのは猫だ

21:00

店長は告知の貼り紙をすると
店の明かりを消した

「しばらく充電します」

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