折句ラッシュ・クリスマス

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、縦読み
クジラうえリクエストした水族館マダイが歌うスローバラード、クリスマス

折句「鏡石」 改行を追いかけて

2019-02-28 22:33:00 | 短歌/折句/あいうえお作文

改行の覚悟を決めた身を陰で諌めんとする書記のペースト

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折句「バイオマス」 バラモス

2019-02-27 10:46:00 | 短歌/折句/あいうえお作文

バラモスと一戦交え折れた剣「まだまだこれはスタートライン」

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煙草男

2019-02-27 05:43:00 | 自分探しの迷子
 右手には煙草。左手に子供の手をつなぎながら、男は前を歩いている。黒い煙が後ろの方に流れてくる。「煙たいな」嫌になって僕は徐々に歩くスピードを緩める。風向きが悪い。右手の煙草の位置は、反対の手でつなぐ子供の顔の位置とちょうど一致する。そんなに吸いたいのだろうか。他に吸う場所がないのだろうか。それとも一刻を惜しんで、子供と一緒に道を歩く時でさえ、吸っていなければならないというのか。好きなのか、好きでたまらないのか。(どちらも手放せない)というほどに、好きなものがあるから、男は幸福なのかもしれない。そんな幸福から僕はゆっくりと距離を取って歩く。ゆっくり、ゆっくり、決して追いついてしまわないように、私は歩かねばならないのです。
 もしも、左右反対の親子が道の向こうから歩いてきたとしたら……。お父さん、あんた平気なのでしょか。何も危険を感じたりしないのでしょうか。ねえ、お父さん、あんたの頭の中はどうなっているのでしょうか。ねえ、お父さん。私の想像の向こう側を、歩いているお父さん。私は流れてくる煙さえも恐れながら、ゆっくりと、ゆっくりと、亀になったつもりで、道を歩くことになりました。私の少しばかりの敵意は、あんたに決して届くことはないでしょう。まだ、微かに私の体はあんたの作り出す煙に触れて、黒く汚れています。ゴホン。俺をせき込ませるものは、どこのどいつだ。
 俺はカブトムシになったようにして歩く。カブトムシが好きなんじゃない。煙が嫌いなだけだ。俺は争いを好まない。好むのは逃避の方だ。カブトムシがどうかはわからない。俺が今、投票に向かっているとしたら、俺は投票箱に着くことはないだろう。もしも、着くことがあったとしても、俺は何も投票するつもりはないのだ。季節がそれを許さないからだ。俺がしていることは、単なる時間稼ぎにすぎない。俺はカブトムシになって自分の力をセーブしている。だが、わしは他人からそれを見透かされるのも嫌じゃ。
 あの人って「カブトムシを演じているのね」。そんな風には見られたくはない。だから、わしはナチュラル・カブトムシに見られるように、全体的なパフォーマンスを調節して、演じているのではなく、カブトムシが歩いているようにしたい。実際にそうなっているかどうかは、果たして怪しいものじゃ。そもそも、誰も見ておらんのではないか。誰が私の歩く形を気にかけているというのでしょう。誰が、僕とカブトムシの関係を、僕とあの親子の間にある空間について、気にかけたり、想像したりするものか。そんなことは絶対にない! 親子が立ち止まった。
(カブトムシに限界がきた)
 もうどうしようもない。あの男の横を僕は通過したくなかった。車が来ないことを確信して、僕は車道を横切る。向こう側にも、歩道はある。
「高い」
 高いハードルが目に入って、歩道に入れないことを悟った。だけど、もうここまで来てしまった。僕が猫だったら、カンガルーだったら……。難なくそれを乗り越えることができたのに。僕にはまだ越えられないハードルがある。
(人間って奴は)
 僕はもどかしく車道の端を歩き続けた。

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とんかつ大暴投

2019-02-27 04:54:00 | 短歌/折句/あいうえお作文

山かけの気分屋さんがとんかつを海へ投じて耽る空想

(折句「焼き豆腐」短歌)

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ひーふーみー

2019-02-27 01:38:00 | 短歌/折句/あいうえお作文

改行を重ねひーふーみーきみが一途に立てた詩のバースデー

(折句「鏡石」短歌)

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打ち消された改行

2019-02-26 22:56:00 | 短歌/折句/あいうえお作文

風を呼ぶ改行心に満たされて生きるも気分次第の詩人

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折句「そこかしこ」 春の改行音頭

2019-02-26 15:49:00 | 短歌/折句/あいうえお作文

それぞれの個を表した改行が詩となる春の献立を追う

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詩情の星

2019-02-26 03:58:54 | ナノライト
広い宇宙をさまよって
たまたまこの星にやって来た
あなたが
私の言葉を見るのは
これが最初で最後だ

 ああくだらない
 ただただつまらない
 やっぱりこんなものか
 来るんじゃなかった
 ぼくこんなところで
 何してるんだろう
 退屈
 死ぬほどに退屈だ

矢印に触れて
あなたは闇の中に消える

さようなら(お気をつけて)

寄り道を少し悔いながら
広い宇宙の中へ

あなたが探す詩はきっとこの先にある

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スプーン

2019-02-26 03:11:00 | クリスマスを待ちながら

ナイフになるかフォークになるか

わからない

そんな道の上を僕は歩いている

「クリスマスはどこ?」

「えーっ」

人はただ笑っているだけ

きっと答えがここにはないんだ

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インスタスタンダード

2019-02-26 00:30:00 | 短歌/折句/あいうえお作文

改行の形をとって見栄えするインスタ寄りの詩歌定食

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改まったら

2019-02-25 23:18:00 | 短歌/折句/あいうえお作文

カルタゴの改行域に身を立てて怒りにみせた詩歌決戦

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折句「鏡石」 改行なきメニュー

2019-02-25 12:14:00 | 短歌/折句/あいうえお作文

かねてより改行してもみたいのとイノシシが吐く品書きの墨

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折句「バイオマス」 ハリガネ

2019-02-25 07:28:00 | 短歌/折句/あいうえお作文

ハリガネの1分麺をオフとして誠の横で過ごす休日

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鬼にも煮物

2019-02-25 07:14:00 | 短歌/折句/あいうえお作文

鼻息で石を飛ばした鬼らしいマナー違反にスモモの煮物 (折句)

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コマーシャル

2019-02-24 23:02:00 | 短歌/折句/あいうえお作文

蒲鉾をかざしいただく味噌汁に「生き返ったね」新宿の夜

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