折句ラッシュ・クリスマス

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、縦読み
クジラうえリクエストした水族館マダイが歌うスローバラード、クリスマス

つゆだく自由研究(折句)

2018-08-31 18:47:05 | 短歌/折句/あいうえお作文
幾千の
ソースの中で
謙り
愛嬌ふりか
けたマヨネーズ

「磯辺揚げ」


つゆだくは
ムカデの泳ぐ
詩のプール
買い占めるには
銭が足りない

「つむじ風」


そのものが
ここにあらずを
軽んじた
シチューの中に
コロッケがある

「そこかしこ」


踊りある
ものらの盆が
手を開き
涙をはなす
仕草爽快

「おもてなし」
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お説教じゃない

2018-08-30 23:20:51 | アクロスティック・ライフ
カスタードクリームの道が
会長宅へ向かわせた
未来をつくる計画は
板の並べ方で決まる
詩はムジナじゃないんだぜ

辛口だけを排除した
カレーライスは無慈悲だと
みじん切り協会の総意
いい加減にしたまえ
詩はディナーショーじゃないんだぜ

解剖の結果
かなしみのない怪獣と判明
ミサイルも肉親の説得も
意味がなくていいのさ
詩はマニュアルじゃないんだぜ

格調高い一手とは
角をずっと遠く
みえないところへ置くこと
いやー、別格ですねー
詩はおべんちゃらじゃないんだぜ



 アクロスティック「鏡石」
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海鳴りの宿(折句)

2018-08-29 21:19:56 | 短歌/折句/あいうえお作文
縫いかけの
タペストリーを
海に投げ
夏の人魚の
技量にかける

「ヌタウナギ」


愛を曇
り空より淡
くするのが
ワトソンきみの
水彩画なの

「アリクワズ」


わからない
タヌキキツネの
しあわせを
深くみつめて
寝落ちする君

「渡し舟」


幽霊と
汽車を見送り
冷え切った
羊羹を刺す
海鳴りの宿

「ユキヒョウ」


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届けたい気持ち

2018-08-28 04:39:57 | アクロスティック・ライフ
お届け便です
もうご在宅でしたか
手当たり次第届けております
なんとお店の味をお届けにまいりました
知らねえよ、どこの店だい

お届け中です
もうお渡ししております
手の空いている人はお受け取りです
なんとトカゲの味をお届けにまいりました
知らねえよ、なんでトカゲだい

おなじみ便です
もうおなじみになってまいりました
適当にお見積もりさせていただいております
なんと火星の味をお持ちしました
知らねえよ、必要ない、帰ってくれ

お急ぎ便です
もったいない速さでまいりました
手渡しで失礼します
なんと縄文の石を現代にお届け
知らねえよ、石は興味ねえ、帰れ帰れ

お届け便です
もう結構です
手当たり次第に当たっております
何もいらないから帰ってください
4、5分後の再配達でよろしかったでしょうか

お届けカムバック便です
もう一度よろしいでしょうか
手広くまわらせていただいております
なんと一昨日の夢を今夜またお届け
しつけえな、自分で新しいのみるよ

お戻り便です
もれなく当たっております
てめえまた来やがったか
何かお取り込み中でしたでしょうか
しっ、しっ、もう来んじゃねえ

お届け便です
もう何もありません
天国へ上がりました
何が必要でしょうか
知らせてください


 アクロスティック「おもてなし」
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ツノ銀中飛車(折句)

2018-08-27 18:35:11 | 短歌/折句/あいうえお作文
モバイルと
チートスのある
海岸に
ツノあるとって
おきの中飛車

「モチガツオ」


ああそっか
桂馬ではない
同香か
うっひょーわたし
歩切れじゃないの

「揚げ豆腐」


AIが
時計を止めた
七月に
九段が読んだ
三桂の詰み

「江戸仕草」


開かれた
ツノ銀に逃げ
惑う日に
振り返りきく
師のアドバイス

「ひつまぶし」

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ドラマ中継

2018-08-26 21:43:48 | アクロスティック・ライフ
エビフライの残骸が
ドアノブを錆び付かせた夜
シズル感の行方を
黒子と街中の猫が
探し回っている


影響を受けない者は
どこにもいない
汁物には廃墟の隅でとれた
草が浮かんだ
侍は静かに椀を取る


縁の下の力持ちが
豆腐を叩き潰すと
始業のベルが鳴った
グリル鍋が窓を割って飛び出す
さあ大変!


映像に引っ張られるように
ドラマは先を急いでいた
主人公はまだ定かではない
クマさんが歌い出しを待っている
サイトウさんはガムを噛んでいる



 アクロスティック「江戸仕草」
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最後の詩食

2018-08-25 02:52:08 | 短歌/折句/あいうえお作文
エバラりと
特上牛の
詩にかけて
食えば今夜が
最後でもいい

折句「江戸仕草」短歌
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叫ぶミートソース

2018-08-24 21:18:11 | 短歌/折句/あいうえお作文
スパ王は
イオンモールの
ボンジュール
くるくるまいて
ガォー! ガォー!

折句「水墨画」短歌
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サマー・ファッション(折句)

2018-08-24 15:42:34 | 短歌/折句/あいうえお作文
超越の
コインを追った
8月の
翼が描く
トライアングル

「チョコバット」


半袖の
長袖にない
短さを
図解にみつけ
着た夏休み

「ハナミズキ」


絵馬にある
年のはじめの
信念は
朽ち果ててボク
サーパンツです

「江戸仕草」


鬼めいた
模倣の果てに
手に入れた
夏の陽気も
沈ませる筆

「おもてなし」

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シンプル・マン(アクロスティック)

2018-08-23 10:32:47 | アクロスティック・ライフ
朝食を食べない男が歩いてきた
子犬もつれずに
バイクにも乗らず
爪も噛まずに
とぼとぼと

直線的な男が
子分もつれずに歩いてきた
俳句も詠まず
月もみず
問いかけもせず

超人でもない男が
小言も言わずに歩いてきた
鋏も持たず
強がりもせず
闘志もみせずに

ちょっと馬鹿な男が
コネも持たず
羽もつけず
努めて明るく
トカゲのように歩いてきた


 アクロスティック「チョコバット」
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厚手のタンクトップ(折句)

2018-08-22 20:11:12 | 短歌/折句/あいうえお作文
湯上がりの
君が拾った
100円の
夜に似合いの
歌を歌おう

「ユキヒョウ」


打ちつける
滝の向こうに
生き急ぐ
ビジョンがゆれて
問いかける夏

「うたいびと」


AIに
どっぷり浸かる
7月が
9月の中に
探す折り合い

「江戸仕草」


梅干と
タンクトップの
一枚を
陽射しの中に
とじた絵日記

「うたいびと」



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無礼者様

2018-08-22 00:13:19 | 短歌/折句/あいうえお作文
俺は客
お前店員
札を投げ
馬鹿偉そうな
君ろくでなし

折句「おおさばき」短歌
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one day

2018-08-21 18:01:43 | アクロスティック・ライフ
夕日が沈む頃に

恐怖という敵を食って

一つ詩を書き終えた

ようやく君は許されて

うさぎの待つ家に帰る


 アクロスティック「ユキヒョウ」
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マイ・ライス

2018-08-21 01:13:48 | アクロスティック・ライフ
八月の食いしん坊たちが押し寄せて
何でもかんでも食べていく
みんな好きこれも好きあれもこれも
好きなんだから好きなんだから
嫌いも含めてみんなみんな


白米を炊き上げるまでに
何をどうするわけでもない
見得を切ったら釜を持ち
スタートボタンを探すだけ
きっとまだどこかにそれはある


恥ずかしいのはためらうことか
内緒で温めていた夢も
見えなければ存在しない
好きなものからから手をつけるか
キスしたところで電話が鳴る


歯に衣着せる遊びに気を取られて
夏が夢に吸い取られていく
みんなが欲しがっているような
スライムとメロンの間を行く
奇妙な探究が終わらない



 アクロスティック「ハナミズキ」
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お前さん客でなし

2018-08-20 12:13:24 | 短歌/折句/あいうえお作文
勘違い
神さまの詞が
身を刺した
いい大人が
知らないのかよ物の言い方

折句「鏡石」短歌
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