折句ラッシュ・クリスマス

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、縦読み
クジラうえリクエストした水族館マダイが歌うスローバラード、クリスマス

数字を扱う偉い人たち

2019-08-25 05:21:00 | 【創作note】
時として
0は6に見える
3は8に見える
2は3に見える

ひっくり返すと9は6に見える

場合によっては
7は1にも見える
9は4にも見える

書き方次第では
5は6にも見える

まあよくもこんなに
「似たような形」を並べて
みんなちゃんとやってるねえ!
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パス&ゴール

2019-08-24 21:19:00 | 【創作note】
 どれだけの人が確信を持って書いているのだろう。
 確信を持って日々を生きられる人がいるのだろうか。



前方に開いたスペースに向けて
僕はドリブルでボールを運んでいく
マークにつかれているけれど
右にも左にも大きなスペースがあって
先にはフリーで待っている味方の姿が見える
その時の僕の前進はとても楽だ
「行けるところまで行こう」
ドリブルしながらゴールも味方も
どちらもはっきりと見えている
その気になればいつでもシュートを狙える
同様にいつでもパスを送ることもできる
目的までの道筋が明確に見えていて
いざという時にはボールを預ける先もあり
チャンスをつなげる選択も残っている
そういう時のドリブラーはとても強い
最良の攻撃を自分でコントロールできる

ドリブラーは作者で
ボールは言葉だ
だけど僕はそのような強さをあまり持てたことがない
スペースは塞がっていて味方の存在は確認できない
スペースが広がっている時にはゴールが見えない
だいたいの場合
僕はどちらに向かっていいかわからない
敵ともわからずパスをしてしまう
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夏のフルーツポンチ

2019-08-23 08:51:00 | 短歌/折句/あいうえお作文
八月のナインボールがミートしたスイカに触れる君の中七
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ハーフタイム・ジャーニー

2019-08-23 08:27:00 | 忘れものがかり
ハーフタイムに入ったら
羽を伸ばしてヨーロッパへ行こう

30秒で国境をまたいで
5分間のティータイム
3分で写真を撮って
5分で買い物を済ませて
30秒で国境をまたいで

10秒でホットドッグを手にしたら

さあ あらためて 
イニエスタをみよう
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僕は分身の術が使えない

2019-08-23 02:53:00 | 【創作note】
頭からお湯を被って
おかしな頭を泡立てようと思った時に
いざシャンプーがなかったら……
とびきり素敵なフレーズが浮かんだ時に
そこにメモ帳がみえなかったら……

もしもそんなことになったら
僕は路頭に迷ってしまうから
今そこにある分だけでは安らげない

もう一つのシャンプーを、もう一つのメモを、
ペンを、お茶を、折りたたみ傘を、
モバイルバッテリーを……
もう一つ、もう一つ、できればもう一つ、
もっともっと、もっと、もっと、もっと

自分自身が一人であることの不安を、
ほんの少しでもフォローするために、

明日のアップロードがなくなってしまう前に、
ここに一つの「下書き保存」を、
もう一つ、もう一つ、もう一つ、
いつか書いた詩を、いつか書き損じた詩を、
いくつも、いくつも、いくつも、
「下書き保存」(これではまだ不十分)

キッチンの底には
忘れられたいつかのレトルトカレーと
古ぼけたポエムが眠っている
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おじいさんの焼き飯

2019-08-22 22:45:00 | 忘れものがかり
心身が疲れて始めることができない
疲れることは傷つくことだ
おつかれさまを繰り返す度に
随分と傷ついてしまった

何かの助けが必要な時に
おじいさんは焼き飯を作ってくれる

箸を持つことは億劫だけど
スプーンくらいは持つことができる
辛くとも一口をすくって口に運ぶ

「ああ。おじいさんの焼き飯だ」

ぎこちなくとも一口をすくって口に運ぶ
一口を味わうと自然ともう一口へと動く

「ありがとう。おじいさん」

おじいさんの焼き飯を口に運びながら
僕は少しずつ自分を取り戻していく

「ああ。やっぱりこれなんだ」

一口一口おじいさんの手による
作品を取り込みながら
僕は少しずつ元気になって行く

「ありがとう。おじいさん。思い出したよ」

一口一口
ほんの小さな仕草を繰り返しながら
生き物は生きていくんだね

「おじいさん。僕はもう大丈夫だよ」
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封じ手の飛翔

2019-08-21 09:38:00 | 短歌/折句/あいうえお作文
封じ手をツバメがくわえ届ければ名手高鳴る再開の時

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忘れ物描き

2019-08-21 03:22:58 | 夏休みのあくび(夢追い特別編)

 グランドオープンした百貨店の中に僕はいた。この階は、昔、父と来た記憶があった。受付の向こうは、ゲームコーナーだ。十四階が書店、八階はホテル。記憶の一部が蘇ると後について様々な風景が広がって行った。興奮しながら、まだ広がりつつある記憶と共にエレベーターの中に飛び込んだ。ボタンを押しても十四階は光らなかった。上へ下へ、エレベーターは脈絡もなく動き回り、人の流れがとめどなく行き来した。その間、誰も十四階を押さない。人々の指の隙間から、もう一度、ボタンを押す。十四階は光らなかった。上昇する途中で、どこからか快音が響いた。

「屋上はプロ野球よ」

 小さな子供を連れた、女が言った。みんなが降りて行った後で、もう僕は十四階を押さなかった。八階も、二十五階も、三十七階も押さなかった。元に戻るボタンを押して、もう帰ろうと思った。

 百貨店の外では、赤い帽子を被った女の子が、道行く人にチラシを配っていた。真新しい百貨店の外壁が、いつまでも続く。僕は少し離れて、車道の方に近づいて歩き始めた。渡す相手を求めて、帽子の女が近づいて来る。行く手を完全に遮るように胸の前に突き出される四角い紙。拒むことは許されない。

(プロ野球開幕戦)

 今日がそうだった。今、出て来たところじゃないか。世の中の流れに逆行している……。奇妙な疎外感が、胸を満たした。外壁は延々と続き、いつまで歩いても家にたどり着くことはできなかった。

 

 

 

 鬼の目からはとめどもなく詩心が漏れ続け、どうにかフェイスタオルでくい止めていた。創作物があふれて部屋の中にまで入って来ては大変。方法としては泥臭いが、ここにはバケツもちりとりもないのだし、(掃除道具としてあるのはほうきだ。しかし柄の折れた役立たず)それを理由に傍観者になるわけにはいかないのだから。いっぱい染み込ませたフェイスタオルを、ベランダからぎゅっと絞ると物語の端くれが下の方に落ちて行くが、それはそれ、後のことは知ったことではない。

「ご苦労だったな」

 見上げた空には具の少ないカレーが労いに用意されていた。栄養価なんて期待できない野菜はそれぞれ空に浮かび、星座のように存在を主張して散っている。欲望のためにそれらに手をつけることは、とても卑しいことのように思え、罪の一種に当たるようにも思われた。余りに必然的に位置を占めすぎている。個人的な欲望を満たす以上に、もっと大きな世界に向けての色素を放っているように思われた。目的の定まらない手の中に落ち着かず、スプーンは宙に浮いていた。

「勿論、食べていいのです」

 食べてもらえるとうれしいとシェフは微笑んだ。

「一つ一つ、空を消してください」

「いいんでしょうか。何か踏みにじるような」

「いいえ。消えてから、完成するのです」

「なくなってしまうのに?」

「なくなって完成するのです」

「跡形もなく、なくなってしまうのに」

「あなたが証人になってくれる」

「どうやって?」

「なってくれるのでしょう?」

 

 

 

 忘れ物をした人はみんな集められて、罰として忘れた物をすべてスケッチブックに描かなければならなかった。僕は木の枝の描き方がわからなかった。四足動物の脚の描き方がわからなかった。キリンの首から頭にかけての様子がわからなかった。山の緑と海の青さ、太陽の色がわからなかった。色鉛筆をもてあそびながら、みんなが器用に忘れ物を描き終わるのを見つめていた。みんなが楽しそうに罰を終え、家に帰って行く。バイバイ、また明日。先生の視線が僕に集中してしまう。期待はとっくに萎み、いっぱいのあきらめモード。先生の心配事は忘れ物を置いて、我が家の中のあれやこれや。ああ。すっかり空しくなった。空しさが色鉛筆を立ち上げ、どこか遠い場所から、絵はやって来た。自分の中にないものが、色をつけて生まれて来る。僕はうそつきだ。

「月とうさぎを忘れたのね」

 先生は、僕の絵を認めてくれて、ようやく僕を許してくれた。

 坂道を上って、どんどん橋の方に歩いて行った。迷いがないように見えたのかもしれない。前にも来たのと彼女は訊いた。

「一人で来たの?」

 一人ではなかった。けれども、それが何だというのか。今、一緒に歩いている人とは、出会ってもいなかったのだから、一緒に来ることもできなかったのだから。橋にたどり着く頃には、彼女はもう不機嫌を通り越していた。

「もういい」一言だけ言って、彼女は消えた。

 一人で歩く道は、道が急に伸びたように長く感じられ、足が重くなって行った。

 小さく切られた竹を均一ショップの中で求めた。商品を選んでいると誰かに見られているような気配を感じた。

「一つ、二つ、三つ……」

 籠の中から取り出しながら、店員は数えた。

「もう一つ小さな……」

 キーホルダーはどこにやったと店員は訊ねた。確かに手に取るところを見ていたと店員は言う。何かの間違いに違いなかった。

「カードはお作りになりますか?」

 カードにはスタンダードカードとプレミアムカードの二種類があって……。少しの関心を寄せていると次の客がやって来て、説明はうやむやになってしまった。腹が立ったので手当たり次第に籠の中にお菓子を投げ入れ、再びレジに向かった。店員は面倒くさそうに菓子をスキャンしては袋に詰めた。その内、袋はパンパンに膨れ上がった。

「落ちてるじゃないか!」

 お菓子は袋からあふれ、床に転がっている。店員はそれを足でもみ消そうとしていた。

「クレーマーだ!」

 店員の叫びを聞いて、店の隅々から仲間がそれぞれほうきや、何か武器になるような物を手にして、駆けて来た。僕は買い物をあきらめ、逃げるように店を出た。

 すぐに飛行を開始するとすぐに迷子になった。高いところから町を見下ろしても、向かうべき方向がまるでわからなかった。不安の内に飛んで行くと、どんどん寂しくなっていき、人里離れたところに行ってしまう。旋回して、光を求めて飛んだ。ビルが光を持っていた。高い高いビルが、静かに光を蓄えながら、密集して建っていた。更に高いビルもある。同じようで違うビル。さっき越えて来たような、またそれとは違うビル。NTTビル。この場所は覚えておこう。周りを見回して、一つの基準を作った。けれども、それもすぐに空しくなる。どこまで行っても、見覚えのあるものが見当たらないのだった。知らず知らずに、ビルの冷たさが、体力を奪っていた。上昇力がなくなってゆく。もう無理だ……。ビルの下で、眠ろうか。朝まで。そう考えて、朝になることが不安で、朝を待てないことが不安で、疲れた翼を奮い立たせた。ビル、ビル、ビルビル……。ビルが連帯して、光の粒で翼を傷つける。もうとっくに、無理なんだ……。眠ろうか。朝まで。そう考えて、どのような朝になるか不安で、朝を迎えられないことが不安で、萎れた翼を奮い立たせた。自分の意思ではなく、風が、知らない町へと僕を運んだ。

 

 二階はどうなっているのだろう? 誰もいない。更に奥へと行ってみた。

 ドアを開ける。何もない部屋。全体は白い硝子に覆われていて、外からの光を微かに取り込んでいた。もう、夜のようだった。どこか懐かしく、どこか宇宙船の中のようだった。ここに住みたい……。

 一階に戻るとスーツの男が一人やって来て、コーヒーを注文した。仕事の続きをしたいので、プラグを使いたいと店員に言った。机をくっつけてもいいかと更にお願いした。続いて女が一人入って来ると迷わず入り口に近い席に座った。じっと固まって何もせず動かない。眠っている。働く者と眠る者、いつか宇宙船の中で暮らしたい者、三者の間に接点はまるでなく、僕は何か大事なものを思い出さなければいけないような気がしていた。それはいったい何だったのか、どこでそれを忘れてしまったのか……。

 気がつくと辺りは真っ暗だった。お金は?(僕は払ったのか?)

 はっとしてドアを開けると自分の靴が置いてある。急いで靴を履いた。すぐ隣の家から明かりが漏れている。そこは台所かもしれなかった。小雨が降っていた。入る? 僕は迷った。開けて入るべきか、やめておくか。知らない家のドアに触れることが、泥棒の形になってしまうようで、どことなく恐ろしかった。少し歩き出す。どこ? 少し行っても、まるでどこかわからなかった。草は濡れ、その先は小さなトンネルになっていた。現実なの? 色々な疑いが芽生え始めていた。

(ジャンプ!)

 確かめるために高く跳んでみた。最初の跳躍で、岩に触れることができた。ふわり、ふわり。いつまでも、長く、浮くことができた。違うんだな……。それで確信を持つことができた。すぐに引き返した。元の場所に戻って、光の漏れるドアを思い切って開けた。

 ベッドの上では、布団を被った母が眠っていた。お腹の辺りにイモリを二匹乗せていた。僕はイモリを手で払いのけた。

(やっぱりな)

 母を残してドアを閉めた。

 濡れた草を踏んで、トンネルの方に戻った。その先には、微かな光が漏れている。どこまで行こうと、どこにも行くまいと、時が過ぎれば、それで終わりになるのだ。わかっていながら、歩き続けた。

「本当は、何も忘れていなかったのね」

 遠いところから、先生の声が聞こえた。

(わかっているよ)

 進もうと、進むまいと、もうすぐ終わるのだから。急ぐ必要もないと思いながら、僕は歩き続けた。

「だから、何も描くことはなかったのね」

 トンネルを抜けると猫が待っていた。胸におぼろげな月を抱いて。

 

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ファースト・ステップ

2019-08-20 22:08:00 | 自分探しの迷子
 転げることを怖がることはない。
 転ぶ前に一歩前に踏み出せばいい。それは簡単なことだ。体が覚えてしまえば、もう考えることはない。何よりも自然に、空気に触れているようにできるのだ。
 不安は最初の数歩だけだ。
 一歩、一歩、先へ進んでいけばそれでいい。確信は余裕へと変わるだろう。
 僕はもう大丈夫。そう思った瞬間に、僕はつまずいてしまう。また3歳に戻ってやり直し。

(ふりだしに戻る)

 大丈夫よ。みんなも普通にやってるんだし。あなたも普通にできるはずよ。友達の後押しもあって、前に進みかけていた。私は15歳だった。
「それはピアノを弾くより簡単よ」そうだった。
 言われるままに歩き始めれば、確かにその通りだ。私はもう十分に大人だ。
 人生のファースト・ステップは、とっくに乗り越えてきたのだ。
「簡単ね」
 とんとん拍子で、私は道を歩いていった。
 もう何も悩まずに行ける。そう思った瞬間、私はつまずいてしまう。私はまだ3歳の子供にすぎない。

(ふりだしに戻る)

 大丈夫。何もあわてることはない。時間はたっぷり残されている。
 3歳からやり直すにしても、僕には学習の経験が残っている。すぐに追いついて、追い越すこともできるだろう。何も難しくない。
 一歩、一歩、ただ繰り返すだけでいいのだ。プログラムを組むよりも簡単なこと。
 ほいほいと歩いて僕は20歳になっていた。

「大丈夫よ。あなたならきっと世界の真ん中を歩くことができる」
 叔母さんはそう言って僕の背中を押してくれる。
 そうだ。このままの調子で突き進もう。もう迷う必要もないんだ。世界の真ん中は無心で歩く内にたどり着くものだろう。
 輝きの中に踏み込んだ瞬間、僕はバランスを崩してしまう。
 過信だ。
 僕はつまずいてひっくり返って、立ち直れなかった。
「大人になるって大変なんだな」何度なっても、なり切ることができない。

(何度でもふりだしに戻る)

 ここは誰かが編んだ小説の中なのかもしれない。
 私は3歳で自我に目覚め、自立した歩行の先で80歳になっていた。
 もう平気だ。信頼の時は十分すぎるくらいに流れたのだ。
 おっとっと。
 軽はずみなことで信頼が揺らぐ。僕は3歳に立ち返り、立ち上がると160歳になっていた。歩き始めてから忘れるほどの時が経っていた。少し出過ぎたところで蹴躓いた。普通にやったつもりなのに、普通にはなれなかったか。まだ少し行き過ぎだったのか。
 どこまでも遠い。また、出直すことになりそうだ。ここまで来て、戻りたくはないな。

「簡単に思えることが一番難しいことだったんだ」私は3歳に立ち返って学び始めた。僕は5歳でようやく自我に目覚めた。急ぐからよくないのか。道が歪んでしまうのか。

 一歩ずつ。そうだ。ただ、一歩ずつ、一歩ずつ進んで行こう。
 追いつくことも、追い抜くことも、人の道からはかけ離れている。
 僕は16歳で立ち止まった。ためらいの中に足踏みを覚えて。
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ショートカット「(物書き的)傷ついた時マニュアル」

2019-08-19 22:36:00 | 【創作note】
 深く傷ついた時、酷く傷つけられた時、落ち込むあまりに何も手につかなくなるということがある。何をするにもすっかりモチベーションが下がってしまい、何もできない時間が続くことがある。コンビニに行ったり、洗濯をしたり、ご飯を食べたり、歌を歌ったり、noteをつけたり、何かを創作したり、そんなささやかな行動にも蓋がされて、苦しい時間を過ごさなければならない。そんな経験は普通に生きていれば誰にでもあるだろう。多くの場合、時が解決してくれる。長い時間がかかることもある。できることなら、そういう時間を短くしたい。立ち直る時間を短くしたい。強くなりたい。

「心の整理をつける」
 その方法を知っておくことは大きな助けになると思う。
 傷つく度に立ち向かうことは効率的ではない。
(嫌なことが続いた時、ふとそんなことを考えた)
 その度に創作する時間が足踏みを強いられるのは辛くないか?
 そこで自分がそうなった時のことを思い出し、またどのようにして心が整い立ち直って行くのかということを冷静に分析し、それをマニュアル化しておくことにした。困った時に立ち止まって読めばいい。これは自分のために書いたもの。(君の助けにもなるとうれしい)

1、自分の中に芽生えた負の感情を認めよう。許そう。
 腹が立ったり、嫌いになったり、憎らしかったり、苛立たしかったり。そういう感情を抱く自分を弱い人間だと責めすぎることはよくない。嫌な気持ちになるには、ちゃんとそれなりの理由があるものだ。嫌いなら嫌いでいい。嫌なら嫌でいい。自分の気持ちに正直に向き合ってあげることも大切だ。

2、優しい人のこと(好きなもののこと)を思い出そう。
 嫌なことをされたらその人のことを考えてしまう。
 嫌な目に遭ったらその時のことばかりを考えてしまう。
 視野が極端に限定されてしまう。それは向き合うための段階かもしれないが、ネガティブな場所に心が縛られるのは辛いことでもある。そこから抜け出す機会を逸すれば、心が折れてしまうこともある。そこばかりを見ていると世の中がそこにしかないような錯覚を起こしかねない。
 時には意図的に視線を逆サイドに逃がしてやることも必要だ。
 世界にはそんな「  」ばかりじゃないことをちゃんと思い出そう。
 そんな人ばかりじゃない。そんな店ばかりじゃない。そんな日ばかりじゃない。そんな先生ばかりじゃない。そんな男ばかりじゃない。そんな狐ばかりじゃない。そんな大人ばかりじゃない。そんな天気ばかりじゃない。そんな町ばかりじゃない。そんな女ばかりじゃない。そんな魔法使いばかりじゃない。そんな言葉ばかりじゃない。そんな歌ばかりじゃない……。
(苦い経験にも、反対側にある光を際立たせてくれる、大切なものを思い出させてくれるという効用はある)
 嫌な思いをそこに置いといて、好きな人のことを思い浮かべてみる。それは現実の人でなくてもいい。二次元の人、スクリーンの中の人、ミュージックビデオの中の人、思い出の中の人。人でなくてもいい。猫でもいい。好きなもののことでもいい。ラーメンでも、チョコレートでも、ギターでも、セパタクローでもいい。好きなものなら何でもいい。好きなものを思い浮かべると心はそれだけでハッピーになる。それだけで少し楽になることができる。

3、かなしい感情を言葉にして書こう。(物書き的主眼)
 かなしい気持ちをありのままに言葉にする。
 日記につける。詩のモデルにする、物語に変換する。
 書くことによって事実を客観的に見ることができる。すると直接的な体験だったものも、自分との間に少し距離ができて、気持ちも少し軽くなることがある。自分だけの経験だったものが、普遍的な出来事の一つでもあると気づくこともできる。
 嫌な体験、辛い出来事も、創作にとっての糧になり得るのだと知っておくこと。かなしみはかなしみで終わらない。その中から生きるためのエネルギーを見つけ出すこともできる。
 何もできないという時に「書こう」というのは矛盾するようだが、物書きにとって「書く」とは犬が走るように自然だ。犬は走りながら元気になっていくものだ。物書きが持つnoteは、犬の前に広がる散歩道。書けないと思っていても、少し無理して書き出してみれば、書いている内に書くことの楽しさを思い出してくる。書いている内に、過去も現在も書いていることも忘れてしまう。僕はずっとそうやって書いてきた。「書く」ことは「生きる」ことと同じではないか。
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ベルベットパス

2019-08-19 20:27:00 | 短歌/折句/あいうえお作文
沖縄に小野が降り立ち遠めから駆け出す僕へ玄妙なパス

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ランチタイムの蠅

2019-08-19 13:59:00 | 【創作note】
一匹の蠅が飛んできて
椅子の縁に止まった

10秒先の風景を読んで
僕はコーヒーカップを口元に引き寄せた
彼らは表面には下りず
決まって縁に止まる

コーヒーカップの縁にだって
触れられるのは嫌だ

ちょびちょびと口づけながら
蠅の飛行を待った
ランチタイムのフードコートには
もっと美味しい匂いのするとこがある

さあ ここじゃないよ
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ほぼ恐竜

2019-08-19 01:10:00 | 短歌/折句/あいうえお作文

吐き出せば何かが変わるミッションにスキを灯して恐竜になれ

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noteで日記を書いています

2019-08-18 10:37:00 | 【創作note】
 時々、思い出したように日記を書きたくなる。書き始めた日記がこれまでずっと続いたことはない。最初の内は毎日のように書いていても、いつかそうではなくなる。一日開き、二日開き、書いて、休んで、書いて、休んで、休んで、休んで、そのまま、閉じたまま、日記は卒業となる。

「日記。それはノスタルジー」
 それでもまたいつか日記のことを思い出す。
「壁にぶち当たった時、人は日記を書き始める」

 最初に書き始めたのは日記だった。作文や読書感想文で行き詰まることはあっても、日記で行き詰まることはない。だから日記は楽しいのだ。

「日記は言葉を止めない」
 何も書けなくなってしまった時、何を書いていいかわからなくなってしまった時には、日記に帰ってくるのもいいかもしれない。
 何よりも日記は肩の力を抜いて書けることがいい。

 もしもあなたがコラムなどを書く時には、「何か大事なことを伝えよう」と肩に力が入るのではないだろうか。
 もしもあなたが詩などを書く時には、「何か綺麗な言葉を使おう」と肩に力が入るのではないだろうか。
 もしもあなたが俳句などを書く時には、「何か575の形にしよう」と肩に力が入るのではないだろうか。
 もしもあなたが川柳などを書く時には、「何か575の形にしよう」と肩に力が入るのではないだろうか。
 そこが日記だと違う。

 日記は単純明快。書くにも読むにも肩に余分な力が入らない。
 日記の言葉はやわらかい。人間が尖っている時にも、日記の言葉はやわらかい。

 僕が日記を書く理由。それは出来事を記録するためではない。
「心をほぐされるから」
 僕は日記を書いている。
 何も書けなくなった時、僕は日記を書く。
 何もなければ何もなかったことを素直に書く。
 書けばなかったこともあったようになる。
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猫警戒中

2019-08-17 10:37:00 | 短歌/折句/あいうえお作文
紙タバコ噛み砕き置く三毛猫の威嚇や若き四国道中
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