折句ラッシュ・クリスマス

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、縦読み
クジラうえリクエストした水族館マダイが歌うスローバラード、クリスマス

ワン・パトロール(アクロスティック)

2018-03-31 21:18:11 | 短歌/折句/あいうえお作文
あふれでる
自信を胸に
ふりだしの
ラインにかえる
犬のおまわり

折句「アジフライ」短歌
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レインボー

2018-03-30 01:23:23 | 短歌/折句/あいうえお作文
差し出した手がはたき落とされる音で猫は目覚めた。準備に追われる世界の向こう半分では、もう後かたづけが始まっている。元気を取り戻そうと全力で歌う世界の裏側では、ただ安らかに眠ることを願う者たちがいた。それが厄介な問題なのか世界のバランスなのか猫は知らない。

願いをかけようとする星はその前に蹴飛ばされてしまう。誰かのためなどではなく突き動かすのは習性だ。星を追う内に猫はまた幾つもの時空を越えてしまう。光、闇、光、闇、光、闇……。

光が宇宙を広げようとした向こうで、神様が縮小に向けて動いていた。その間に猫は身を滑り込ませた。大いなる隔たりの中に浮かんで眠り始める。
「ああ、虹がかかった」



オルタナの
虹をかけよう
絶え間ない
いい争いに
詩が渡るよう


折句 短歌「鬼退治」

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La Fin(アクロスティック)

2018-03-30 00:57:19 | 短歌/折句/あいうえお作文
見限りが
ソロへと向いた
「さよなら」は
雑踏に消え
居座るジゴロ

折句「ミソサザイ」短歌
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癒しのうた(折句)

2018-03-29 23:39:13 | 短歌/折句/あいうえお作文
絵葉書に
温泉宿に
マイアミに
癒されている
あやふやな民

折句「エオマイア」
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ワールドカップ(折句)

2018-03-29 03:55:10 | 短歌/折句/あいうえお作文
気配りが
世界を包む
君の名は
レヴァンドフスキ
否 うどんすき

折句「キセキレイ」
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クール(アクロスティック)

2018-03-28 21:20:47 | 短歌/折句/あいうえお作文
港から
倉庫へ通う
サンキューと
さよならだけの
いい関係者

折句「ミソサザイ」短歌
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助言と待った(折句)

2018-03-28 02:44:59 | 短歌/折句/あいうえお作文
補佐人と
面を合わせて
ご勘弁
ロックの内に
終止符カモン

折句「ほめ殺し」短歌
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クローズド・クローゼット(折句)

2018-03-28 01:49:59 | 短歌/折句/あいうえお作文
君のしたことは悪くなかった。クローゼットに冬服を片づけたところまでは。
「どうしてこんなに鍵をかけたの?」
念の入った仕事を姉が責め立てた。ちょうど忘れかけた寒波が町に押し寄せていた。君は4つ5つと厳重に鍵をかけていた。
「鍵は大切なものを守る時にだけかければいいの」
鍵は橋の上から投げ捨ててしまった。
「いったい何の影響なの? 映画の見過ぎよ」
そう言って姉はため息をついた。
「悪い意味でよ。そろそろちゃんと先のことを考えるようにしなさい」
工具箱から道具を引っ張り出すと姉は強引に鍵を破壊してしまった。扉には鍵ばかりでなく釘も念入りに打ち付けてあった。
「なんてことをしてくれるの。台風でも来るの? ここは家の中よ」
釘抜きを使って1本ずつ釘を抜いていく。不吉なカウントダウンが始まっていた。
「わかってないのね。夜の花見は随分と冷えるのよ」
釘の散らばったクローゼットの前に邪魔をするように君は立っていた。
「花見って面白いかな?」
「あんた、まだ何か隠しているのね」
君はクローゼットの奥に封じ込めたもののことを、恐ろしくて口にできなかった。
「まさか魔物を……」
その時、どこかで硝子をひっかくような音がした。



エアコンに
お世話になった
真冬から
一歩離れて
あけるファスナー

折句「エオマイア」短歌

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ハート・ビート(折句)

2018-03-28 00:50:39 | 短歌/折句/あいうえお作文
奏で合い
かなえる夢の
ミサイルが
一秒毎に
心臓を打つ

折句「鏡石」短歌
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ロマンス・フラワー(折句)

2018-03-27 12:10:04 | 短歌/折句/あいうえお作文
鉢植えに
言い寄る謎の
おじいさん
「まあ美しい
すっぴんなのね」

折句「バイオマス」短歌
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朝焼けの一間龍(折句)

2018-03-27 06:33:50 | 短歌/折句/あいうえお作文
指先が
機微にかかった
飛車を寄せ
夜明けの龍を
歌わせる棋士

折句「ユキヒョウ」短歌
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泥縄キーパー(折句)

2018-03-27 02:21:01 | 短歌/折句/あいうえお作文
遠藤が
どちらに蹴るか
知るために
グーグルあけて
サーチする君

折句「江戸仕草」短歌
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最先端に触れない(折句の扉)

2018-03-27 01:47:58 | 折句の扉
雨は上がったらしい
どこにもセロテープの切れ目が見つからず
君は目を凝らして全体を一周する
一周しても見つからないので
そのままずるずる進んで
目先の非力を感じている

だったら指だ
研ぎ澄まされた指先を
セロテープの周辺に当てた
どこまでたどっても切れ目はない
ツルツルとした表面が延々と続いた
目では駄目 指でも駄目
だったらこの足と体で
走り出した 君はネズミだ
セロテープの輪の上を君は走り回った

何も見つからない内に
徐々に速度が上がり折句の扉が開く
おなじみの言葉たちが風を切って遊び始める
終わらない 永遠 ぐるぐる
くるくる 歩く 
歩き出す 明日へ 未来へ
どこまで行っても
君の探すものは見つからない

セロテープはくるくると回る
ゴールに向いて君はぐるぐると回る
言葉はあふれても答えはない
永遠 どこまでも めくるめく
不確かな 明日へ 絶え間なく 未来へ
燃えるような運動が続く
見つからない 
見つからない 見つからない

「くっつけたいものなんてない!」

君は自分の意志を一つだけ見つけてしまう
先へ進みたいだけなんだ
先へ先へ先へ……
あれっ 進んでいないの
動いても動いても
景色は何も変わっていない
ゼンマイが切れたように運動が落ちてきた
はぁ はぁ はぁ 君は空を見ている

空腹が虹をさした



永遠の
押し問答を
まき散らし
行くあてのない
明日に捧げる

折句「エオマイア」短歌
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新着ムジナ(折句)

2018-03-27 00:31:21 | 短歌/折句/あいうえお作文
かかっても
かけつけぬのは
妙なもの
訝しみつつ
師を待つムジナ

折句「鏡石」
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ブランク(アクロスティック)

2018-03-26 20:06:49 | 短歌/折句/あいうえお作文
緩やかな
起床からはや
日は落ちて
400字さえ
埋まらない今日

折句「ユキヒョウ」短歌
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