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MSXパソコンのプレミアなブログ&MSXノベルソフトウェア「県立UKITAのrinkaさん」のブログ。

セイカロモックスのMSXソフト「キックイット」が58000円!?

2016年04月03日 22時48分39秒 | ヤフ―オークション
 MSXソフト1本としては、さすがに久しぶりの高値落札となった「セイカロモックス」のMSXソフト「キックイット」。当ブログで約11年前に「ロモックス・システム」をご紹介した時に「箱説明書付き」の「キックイット」を紹介したつもりでしたが、していなかったことが判明したので、10年以上前にアップロードしておいた画像を使って紹介という「奇跡」。

 ゲームとしては「パズルゲーム」で、「タイムリミット」があるのでじっくりと考えて望むというよりも、「ヒラメキ」的にどんどん突き進むタイプ。まあ、ゲーム内容よりも、1000円で「書き換えてもらえる」というほうが皆さんの興味のあるところではないでしょうか。
 封書に1000円分の切手とROMカートリッジを「セイカロモックス社」に送ると書き換えて送ってくれるというシステムで、送料無料で対応してくれました。

 ちなみに「Tagoo」様によると「キックイット」に加えて「スネイクイット」「ピロマン」が紹介されています。「8つの戦場」は発売中止になったともありますね。あとひとつ、何かあった気がするんですが・・・。

 ちなみに、「セイカ・ロモックス」について、ちょっと書きます。1985年ごろ、アメリカのパソコンショップ(ゲームショップ)の店内に「ファミコンディスク書き換え機」みたいなものを展開していた「ロモックス社」と、日本の東証1部上場企業で機器メーカー「西華(セイカ)産業」が合弁会社を設立します。目的は日本国内で「ROM書き換え機」を展開しようと考えたためです。どちらから話を持ちかけたのかは不明ですが、上手くいけばMSXロムがファミコンディスクのような環境になっていたということですよ。「TAKERU」の場合はROMに書き込みは出来ても「書き換え」はできなかったはず。
 しかし、この「ROMカートリッジ」の開発がなかなか上手くいかなかったらしいです。技術面よりもコストパフォーマンス的な要因のほうが大きかったみたいです。そして、書き換え機器そのものの開発も。なので、とりあえず「ROM」を本社に郵送する、という手段でスタートしてみたものの上手くいくはずもなく・・・。ソフトの流通も「HAL研究所」に発売を委託する形となりました。さらに、肝心のゲーム内容も・・・。
 この「セイカロモックス社」は西華産業の子会社として登記上は2007年3月まで休眠会社として残ってはおりました。ちなみに「書き換え機器」の製造を目的に設立されたのが「セイカエレクトロニクス社」だったと思われます。こちらも同時期まで休眠会社として存続はしておりました。

 ソフトのラインナップにコナミのソフトとかがあったら、間違いなくMSX界は変わっていたと思うんですが、残念・・・。

 

 

 
 

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1 コメント

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驚きました (元 NATIONAL CF-3000 ユーザー)
2022-09-04 13:52:55
2022年9月4日現在、ナショナルCF-3000の未使用品(外箱・付属品一式揃ってます)が何と198,000円で出品されてるんですよ。

「格安でスタート」って出品者は言っているんだけど、当時の販売価格の倍以上の価格では、ホント手が出せません🥺🥺🥺
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