じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

公僕の言い訳

2008-06-05 10:45:04 | Weblog
★ 後期高齢者医療制度、厚労省の当初の見解とは異なって低所得者ほど負担が増え、その数の割合は大都市ほど多いという。

★ 最初から正直に「負担が増える」と言えば、批判はあっても行政に対する信頼は残るが、今さら言われても批判と不信が残る。

★ まして与党の改革方針がまとまってからの発表とは政治家と官僚がつるんでの芝居だ。行政への不信に政治不信が加わる。

★ 厚労省の記者会見の様子が一部が放映された。弁明に窮する高級官僚。

★ 行政に携わる人から「行政は絶対に謝らない」という言葉を聞いたことがある。そのため言い訳(こじつけ)だけは実にうまい。

★ 責任を回避し、行政のメンツを守っても、それで国民の信頼を失っては何のための行政かわからない。アメリカのように政権が代わるごとに官僚も入れ替えた方が良いのかも。そもそも政権交代が必要だが。

★ 追記。野党が参議院に問責決議案を出すとか。会期末に内閣不信任案が出されるのは年中行事。今回は野党が優勢な参議院での問責決議だが、結局、衆議院で信任決議案が可決されれば福田内閣は延命する。参議院の審議が空転し国会は開店休業のまま会期満了か。

★ 最近開き直ったのか、福田総理は大活躍。大山鳴動してネズミ一匹か。
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学校事務

2008-06-04 13:31:34 | 教育
★ 朝日新聞に学校事務に関する記事が掲載されていた。

★ 日本の学校は家庭や地域社会が本来担うべき教育機能も背負ってしまっている。道徳や安全、食育。何もかもが学校に委ねられている。マスコミは事あるごとに学校や教員を批判するが、学校が機能不全に陥っているのは学校や教員の責任ばかりではない。

★ とりわけ教員の多忙化、あるいは多忙感を強めているのが事務の仕事だ。最近は何かといえば調査だ、報告書だと現場は大変らしい。生徒指導や父母・地域諸機関との渉外活動と並び、この学校事務が教員を消耗させているという。

★ 大学にはしっかりとした事務局がある。高校にも小さいながら事務室があり、事務を担当するスタッフが置かれている。しかし、小、中となると教員に頼っているというのが現状だろう。

★ そもそも教員は学習指導や生徒指導などのエキスパートとして養成、研修されているが、事務のエキスパートではない。学校が複雑な機能を果たす今日では事務のエキスパートが必要ではないか。

★ また学校という職場においては「事務」が軽視されている風潮があるまいか。学校事務を「専門職」として位置づけることも今後の課題であろう。私企業でも華々しい営業に比べ総務の仕事は地味に感じる。うまくいって当たり前といった減点法の分野であるようにも思える。しかし会社の基盤を支える総務がしっかりしていないと、会社は不安定になるだろう。

★ 学校評議会など学校にいっそう「経営」が求められる時代、学校事務をしっかり確立し、学校や教員が本来果たすべき役割を十分に果たせるようにしたいものだ。

★ 組織づくり、人づくりが求められるが、教員で事務を得意とする人をエキスパートとして養成したり、行政職の人に「学校事務」の特質を学んでもらってはどうだろうか。
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