じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

病院の風景から

2008-01-19 04:03:39 | Weblog
★ 2ヶ月に1度の定期健診で病院へ行った。3時間待って診察が5分と言うのはいつもながらのことだが、待合室で病院の風景をぼんやり眺めていた。

★ 病院ではさまざまな人間模様が織り成している。

★ 「待ち時間が長い」と看護師に詰め寄るちょっと恐い系の人。インフルエンザらしくソファで横になっている人。走り回る子ども。泣きわめく子ども。酸素マスクをつけたお年寄り。「しこりができた」と心配げな少女。

★ 病院と言うところは実に人間的なところだ。生と死が同居している。病院を舞台とした多くのドラマが作られる理由はわかる気がする。

★ ところで、ぼんやり眺めながら、ふと気着いたことがある。「白衣」のもつ魔力だ。白衣は「白衣高血圧」のような悪さもするが、病院と言う舞台において、非常に効果的に医師、看護師を権威づけている。

★ 私たちは「白衣」によって医師、看護師の権威を感じているのかもしれない。そうでもなければ恐ろしくて注射さえ受けることができないのではないか。

★ そう思って考えると、コスチュームと言うものは権威づけに実に貢献していることに気づく。裁判官の法衣(日本の裁判官はかつらまではかぶらないが)や僧侶の袈裟。逆に見れば生徒の制服も「生徒」という役割を明確にしている。

★ ところで教師はどうか。理科の先生は白衣、体育の先生はトレパン、トレシャツというイメージがあるが、一般的に教師であることをイメージする服装は思いつかない。汚いジャージ姿では権威どころの話ではない。生徒の服装チョックをする前に自らを省みて欲しいと思うほどだ。

★ 教師を意味づけるコスチューム、これは教師の権威づけに寄与するかもしれない。いっそ精悍さを出すために男性教師はヒゲでもはやすか。紋付、袴なんてのも良いかも。
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