じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「ドリーム・ガールズ」

2008-01-02 20:30:51 | 映画
★ 「ドリーム・ガールズ」を観た。スープリームスをモデルにした映画だ。

★ ミュージカルは好みではない。そのためか途中までは退屈だった。それが最後の10分程度だろうか、感動が込みあがってきた。

★ ビヨンセには驚いた。そのあまりの変身ぶりに、誰がビヨンセか探したくらいだ。

★ フローレンス・バラード役のジェニファー・ハドソンの歌唱力にはびっくり。映画初出演とか。すごい迫力だった。

★ ジェイミー・フォックスやエディ・マーフィなどいい役者を使っているなぁ。

★ 私の世代だとどうしてもキャンディーズとダブってしまう。ボーカルがスーちゃんからランちゃんに変更したり、そして「さよなら公演」。

★ 日本ではミュージカルが受けないようだ。言葉の特性によるものだろうか。印象に残っているミュージカルと言えば劇団四季か美空ひばりの「狸御殿」ぐらいだ。
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「マリー・アントワネット」

2008-01-02 00:25:59 | 映画
★ 異国に嫁いだ若き皇太子妃マリ-・アントワネットの異文化や夫との葛藤を描いた作品。夫との関係や宮廷文化との違和感を虚飾によって満たすと言った視点は新しい。

★ 史実は悲劇に終焉するが、その点には詳しく触れていない。史実をモデルにしつつもそこに描かれているマリー王妃は、実在の人物とは違う。

★ ストーリーはともかくとして、それぞれのカットがまるで印象派の絵画のような美しさを見せている。衣装や美術の美しさはすばらしい。ロケ地の撮影はさぞ苦労がいったことだろう。

★ こうした色彩の饗宴を見るだけでも価値はあると思った。フランシス・コッポラ監督の才能か。
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「ワールド・トレード・センター」

2008-01-01 00:37:19 | 映画
★ 9・11同時多発テロをめぐる実話物語である。政治的な背景などはほとんど捨象し、人間ドラマに重点を置いている。

★ 生き埋めにされてからは暗闇のシーンが多かったが、緊張感が途切れることなく、よくできた作品だった。随所にニュース映像が織り込まれていたし、見事な美術とカメラワークだったと思う。

★ 実話であるだけに説得力がある。

★ 私の2001年9月11日。私は当日の「ニュースステーション」でこの事件を知った。午後10時頃だったと思う。ちょうど久米さんが休みで小宮山さんが伝えていたと思う。CNNニュースのライブ映像が流れており、見ている最中にもう1機の飛行機がビルに突入した。

★ ビルが崩落する場面もライブで見た。

★ 病院のシーン。行方不明者の写真が壁に貼ってあったが、阪神淡路大震災を思い起こした。

★ 自然災害、テロと原因は違うが、最も過酷な状況になると人々に連帯感が生まれるは万国共通のようだ。人間は時として非常に愚かな振る舞いをするが、それにもかかわらず地球を支配するまでになったのは、こうした能力によるものなのだろう。 
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「ダ・ヴィンチ・コード」

2007-12-31 21:55:07 | 映画
★ 「ダ・ヴィンチ・コード」を観た。ベストセラー小説の映画化で、小説の方も途中まで読んだ。読んだところまでは記憶を振り返りながら観た。

★ 難しい映画だった。キリスト教の文化に詳しくないと、キリストの末裔がいようといよまいと、それがどうしたと言う感じで、謎解きに重点を置いてみればよいのか、教会内の内紛に重点を置いて見ればよいのか、わかりにくかった。途中で2度も居眠ってしまった。

★ 原作が複雑すぎるのか、原作を映画と言う形に消化し切れていないのか、名優たちを配置しながらも、イマイチだった。

★ この作品は、読書と言った能動的な営みに向いているのかもしれない。

★ ちなみにキリスト教関係の映画では、「汚れなき悪戯」「ブラザー・サン シスター・ムーン」「薔薇の名前」が印象に残っている。

★ 「汚れなき悪戯」は、白黒映画だけれどカラー以上に空の美しさを感じる映画だった。マルセリーノ少年と修道士たちの交流も良かったし、クライマックスの「奇跡」の場面では少年の純粋な心に感動した。主題歌「マルセリーノの歌」もいいねぇ。

★ 「ブラザー・サン シスター・ムーン」は聖フランチェスコを描いた作品。着飾った教皇と浮浪者のようなフランチェスコ達の対比が印象的だった。美しい作品だった。この映画も主題歌がすばらしい。

★ 「薔薇の名前」は異端をめぐるサスペンス作品。深く観ればなかなか哲学的だが、さっと観ても面白い。ショーン・コネリーの演技は好きだなぁ。

★ 「ミッション」やイエスをめぐるいくつかの映画を観たけれど、あまり感動するものはなかった。
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「華麗なる一族」

2007-12-31 14:28:46 | 映画
★ 年末、正月の準備をしながら「華麗なる一族」の再放送を垣間見ている。さすがに視聴率が30%を超えた番組だけのことはある。

★ ドラマ視聴率の低迷にあえぐTBSだが、金と気合を入れて作れば結果がついてくるじゃないかと思った。今回が2回目のドラマ化で映画化もされている。時代を越えてリメイクされるのは原作にそれだけの力があるからだろう。

★ いわゆる「財閥」一族の話だが、金がいくらあっても幸福ではないなぁ、そして「持てる者」はより多くの富と権力を求めてうごめくのだなぁと思った。

★ 人の欲望にはキリがないのか。心休まらず生涯を終えるというのも悲しいなぁ。

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「半落ち」

2007-12-27 23:45:45 | 映画
★ 話題作ながらテーマが比較的地味だと思ったので、今まで見ずじまいに終わっていた。今日テレビで観たが、グングンとドラマに引き付けられていった。

★ 派手なアクションがあるわけではなく、深いテーマながら至極地味な映画だ。しかし、それにもかかわらず飽きさせないのは、役者の演技力、監督の演出力、原作や脚本のすばらしさなのだろう。

★ 「砂の器」にも匹敵する映画だった。
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「ダイハード4.0」

2007-12-15 23:38:33 | 映画
★ 「ダイハード4.0」を観た。1から3まではほぼ連続して上映されたが、4.0は少し時間が空いたなぁ。主人公もいささか年をとったかな。でも相変わらずタフだ。

★ ダイハードは1を観て「おもしろいなぁ」と思った。アクションが凄かったし、ビルをテログループが占拠するという設定も面白かった。2には度肝を抜かれた。空港を占拠するとは。すごいスケールだった。乗っ取りのアイデアは古畑任三郎の「江口洋介編」にも翻案されていたような気がする。3は少し入り込めなかったなぁ。人種問題が絡んでいるからかなぁ。

★ 4はサイバーテロ。出だしはイマイチだったが、見ているうちにだんだん引き込まれていった。最近は「24」などでかなり大げさなアクションをみているから、その点では物足りなさを感じたが十分楽しめた。
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「バベル」

2007-12-13 02:23:16 | 映画
★ 遅ればせながら「バベル」を見た。モロッコ、メキシコ、日本と関係のないような3つの事件が実はつながっていたという内容だった。

★ どこの国にあっても気持ちが通じないもどかしさ。しかし一方で通じ合いたいという渇望の凄まじさを感じた。設定に無理がないとも言えないが、そこはドラマだから「お約束」として甘受しよう。

★ 3つのストーリーが織り成して進んでいくだけに、話がしっかり作り上げられているように思った。キャスト陣も大いに力量を見せつけていた。菊池凛子さんの演技はさすがにアカデミー賞にノミネートされるだけのことがある。

★ こうした形式は「愛と哀しみのボレロ」でもあったと思うが、全く関係がないと思われる人間同士でもどこかでつながっているのかも知れないなぁと思った。
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「大統領暗殺」

2007-10-11 13:24:45 | 映画
★ テレビで近日公開される映画「大統領暗殺」の紹介をしていた。

★ 10月19日にブッシュ米大統領が暗殺されると言うシュミレーション映画だが、現役の大統領の暗殺と言うテーマを実名でドキュメンタリータッチで作り上げるとは、さすがはアメリカだね。

★ 邦題が「ブッシュ暗殺」から「大統領暗殺」に変えられたところから見ても、日本の映画界にはそこまでの覚悟はないようだ。

★ 要人の暗殺モノは、「始皇帝暗殺」ははるか昔のこととしても、近現代モノでは「ジャッカルの日」「JFK」などいくつかあったように思う。でも現役大統領を取り上げたものはあまり聞かないね。

★ 連夜、ドラマ「24」を見ているためか、権力をめぐる陰謀やテロとの戦いなどにあまり抵抗を感じなくなっている。「9・11テロ」のライブ映像や阪神大震災やオウム事件の映像を見ていると、現実がフィクションを超えている感じさえする。

★ だから、「大統領暗殺」という話題にはそれほど魅力を感じないが、現役大統領を扱ったということはスゴイと思う。

★ この映画の影響で、現実と非現実の区別がつかない人が妄動するのではないかと心配もするが、現実と非現実が案外近いものであること、毎日マスコミが伝えているニュースもどこまでが現実で、どこからがフィクションあるいは作為的なものなのかは案外、見分けがつきにくいものであることを示唆しているようにも思う。
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父親たちの星条旗

2007-08-16 00:02:53 | 映画
★ 終戦記念日だからと言うことでもないが「父親たちの星条旗」を観た。

★ 心ならずも、国債を売るキャンペーンのために「英雄」に仕立て上げられていく兵士達の話だ。

★ 迫力のある戦闘シーン。鋭い社会批判。しっとりとした終わり方。イーストウッド監督の演出が冴えていた。

★ 日本側からの視点で描かれた「硫黄島からの手紙」の方がわかりやすいように思えたが、これは私が日本人だからだろうか。

★ それにしても戦争は悲惨だ。国を問わず戦争を引き起こした指導者達は無能と言わざるを得ない。結局、死ぬのは一兵卒や民間人。

★ 戦争を推進する政治家達、軍部や財界のリーダー達は安全なところで旗を振っているだけというのも納得できない。

★ 戦争は二度と起こしてはならない。戦争への道は絶たねばならない。それが戦没者に対するせめてもの慰めではないか。
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