ブログとは言え、社会の特定事象に対しあまりに過激な発言をすると、どんな波風が立つかわからないと言う思いから、言いたいことを言わないように気を使っている面がある。BPのメキシコ湾原油流出事故に関しては、このブログでも何回か書いて来たが、厳しい批判めいたことは書かないように注意してきた。しかし、ひどい。
食物連鎖の頂点にいるために、今、直接人が死んでいないというだけの現象でしかない。微生物が死に、魚が死に、鳥や動物が死ぬ。時間はかかるが確実に人も病気になり、死ぬ。パンドラの箱は開いてしまい、誰も閉じることができない。
メキシコ湾は、大西洋クロマグロの産卵場所にあたり、事故の被害が拡大した5月から6月が産卵時期だという。漁獲量が減っているので、みんなで食べるのをやめよう、などとモナコが言っていたのは、主にこの地域の漁獲量が大きく減っていたからなのだが、今やメキシコ湾一帯は「漁獲」などと言える海域ではなくなってしまった。クロマグロが産卵場所に選んでいた意味のある海域が今や死の海になろうとしている。そして、海は全世界につながっている。
26日からカナダでG20が開かれる。EUの経済的混乱と人民元の切り上げの問題が世界の目を引くだろう。だが、今そこにある危機はすでに「経済」ではない。とんでもない危機が始まってしまった事をG20に集まる首脳は理解するべきだ。
アメリカではこの危機に対し、生活補償に目が向けられている。確かに生活補償も重要だが、世界中の生物の命が危険にさらされている現実に目をつぶり、生活補償の問題を議論するだけ、というのはあまりにひどい。クジラやマグロを守ろうと声を荒げていた団体は今何をしているのだろうか。
どこかの国や企業によって情報が歪められ、広く正しく世界に伝えられていない状況があるのではないかと勘ぐりたくなる。ある国のある企業がどうなるかの話しを、もうとうに超えてしまった。人類が生き残っていけるかどうかの危機が、始まってしまった、ということだ。2010年は、後にそういう危機の始まってしまった年、世界の対応があまりにも遅かった年として、語られることになるだろう。
深層海流という地球を取り巻く命の水の循環システムが影響を受けると、危機は急激に目に見える形になるはずだ。天候が大きく不順になり、その影響で世界の食糧生産が大きく落ち込む。水、食料が不足し世界中の人々が苦しむことになる。その生活補償はいったい誰がしてくれるのか。
影響を受けている地域の情報を隠蔽せず、科学者が調査し発表できる環境を急いで作る必要がある。世界の叡智が全力で協力して、この危機に対処できるように道を開かなければ、本当の本当に大変なことになる。
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横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
食物連鎖の頂点にいるために、今、直接人が死んでいないというだけの現象でしかない。微生物が死に、魚が死に、鳥や動物が死ぬ。時間はかかるが確実に人も病気になり、死ぬ。パンドラの箱は開いてしまい、誰も閉じることができない。
メキシコ湾は、大西洋クロマグロの産卵場所にあたり、事故の被害が拡大した5月から6月が産卵時期だという。漁獲量が減っているので、みんなで食べるのをやめよう、などとモナコが言っていたのは、主にこの地域の漁獲量が大きく減っていたからなのだが、今やメキシコ湾一帯は「漁獲」などと言える海域ではなくなってしまった。クロマグロが産卵場所に選んでいた意味のある海域が今や死の海になろうとしている。そして、海は全世界につながっている。
26日からカナダでG20が開かれる。EUの経済的混乱と人民元の切り上げの問題が世界の目を引くだろう。だが、今そこにある危機はすでに「経済」ではない。とんでもない危機が始まってしまった事をG20に集まる首脳は理解するべきだ。
アメリカではこの危機に対し、生活補償に目が向けられている。確かに生活補償も重要だが、世界中の生物の命が危険にさらされている現実に目をつぶり、生活補償の問題を議論するだけ、というのはあまりにひどい。クジラやマグロを守ろうと声を荒げていた団体は今何をしているのだろうか。
どこかの国や企業によって情報が歪められ、広く正しく世界に伝えられていない状況があるのではないかと勘ぐりたくなる。ある国のある企業がどうなるかの話しを、もうとうに超えてしまった。人類が生き残っていけるかどうかの危機が、始まってしまった、ということだ。2010年は、後にそういう危機の始まってしまった年、世界の対応があまりにも遅かった年として、語られることになるだろう。
深層海流という地球を取り巻く命の水の循環システムが影響を受けると、危機は急激に目に見える形になるはずだ。天候が大きく不順になり、その影響で世界の食糧生産が大きく落ち込む。水、食料が不足し世界中の人々が苦しむことになる。その生活補償はいったい誰がしてくれるのか。
影響を受けている地域の情報を隠蔽せず、科学者が調査し発表できる環境を急いで作る必要がある。世界の叡智が全力で協力して、この危機に対処できるように道を開かなければ、本当の本当に大変なことになる。
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