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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

虫の目

2010-06-18 08:28:30 | 日記
 ビジネスに必要な3つの目、ということで、「虫の目」、「鳥の目」、「魚の目」という言葉をよく聞く。現場で細かい部分までよく見る「虫の目」に対し、全体を俯瞰する「鳥の目」、時代の流れを読む「魚の目」。この「目」の話しを聞くたび思い出すテレビ番組がある。

 「謎の円盤UFO」と言う。なんと古風なタイトルだろうか。「サンダーバード」や「スティングレイ」と言ったSF人形劇を作っていたイギリスのプロダクションの作品だ。
 日本で万博が開かれた頃の作品なので1970年頃のものだと思う。舞台は当時の近未来1980年。地球侵略に、UFOに乗ってちょいちょいやってくる宇宙人に対抗するため秘密に作られた地球防衛組織シャドーの活躍を描いたSF実写ドラマだ。未来のファッション、未来の生活、未来の飛行機、未来の自動車、などなど、未来が満載されたドラマだった。1980年になれば、こうなっている、と予想した未来の姿だった。ま、2010年の今見ても未来ってすごい、と思うだろうから予想は大きく外れたわけだが。

 小学生か中学生の時に見たテレビの内容なので、あいまいな記憶だが、ある時シャドーはUFOの母星を発見するための高性能カメラ衛星を開発してUFOの追跡を実施する。ところがUFOを追跡した衛星から送られてきた映像を見て「あ、こりゃだめだ」と言う話になる。
 その時の「こりゃだめだ」の理由を解説する場面が、「虫の目」と「鳥の目」を思い出させるのだろう。

 画面には、宇宙都市のような機械的な模様が映っている。模様の向こうは緩やかに湾曲した地平線だ。どう見ても都市を持つ惑星の表面のように見える。が、少しずつカメラが引いて来ると、な、な、なんと、それは椅子に腰掛けたストッキングをはいたミニスカートの美女のももだった。

 「どうです?どの距離から見たか、によって見え方は大きく変わるでしょ?見えているものが何なのか、判断するための情報、例えばこの場合は撮影対象までの距離の情報が欠けていると、見えているものが何か判定することはできない」。衛星写真のデータには撮影対象までの距離のデータが含まれていなかった、と言うのである。

 物事の見方による見え方の違いを、子供心に強く焼きつけた番組だった。誰かが何か断定的なことを言っても、それを鵜呑みにしてはいけない。どういう見方をしてその断定的な考えに至ったかを検証してみなければいけない。SFテレビ番組が、ミニスカートの美女を使って小学生か中学生だった私に、そんなことを教えた。


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