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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

健康

2010-06-17 10:03:29 | 日記
 コンティニュア・ヘルス・アライアンスという健康システム促進団体の活躍が目立ってきた。インテルが中心になり全世界規模で名だたるシステム関連企業や健康器具メーカーが加盟し、新しい健康管理システムのネットワーク接続仕様などを決めたり、新しいシステムを使った健康管理の啓蒙などを行っている。

 次世代の雇用はエネルギーか健康で創出する、という米国の考えが底辺を流れているのかもしれない。ヘルスケアシステムは今までにない進化を始めた。

 日本でも新しい健康管理機器やシステムが開発されはじめたが、私は中でも「眠り」に目を向けて製品開発したタニタの睡眠計「スリープスキャン」に注目している。
 脈拍数・呼吸数・寝返りなどを感知するセンサーが装着された大きな水枕を布団の下に敷いて寝ると、睡眠中の状態がSDカードに記録される。そのデータをSDカードからパソコンに読み取り、専用のソフトウェアで解析すると、眠りの深さなどを時系列で確認できる。

 「眠り」に問題を抱えている人は、意外と多いのではないかと思う。私もいびきが激しく睡眠時に無呼吸になっているのではないかと疑っている。「眠り」を科学的に分析できる機器が開発され、安価に手に入れられる状況になって行くのはありがたい。
 しかし「眠り」については、まだまだわからないことだらけだ。機器の進化が新しい発見をもたらすかもしれない。

 コンティニュア・ヘルス・アライアンスはこれまでばらばらに存在した医療機器や健康管理機器をネットワーク化し総合的に診断できるような環境を作ろうとしている。
 例えば体温計は、これまでスタンドアロンのただの体温計で、計った体温が直接お医者様のところに伝えられたり、長期にわたって自動的に記録され分析されるようなことはなかった。体温計が、実はネットワークの端末だ、と言う考え方を取ると、健康管理は今までと比べ物にならない深みを増す。あれもできる、これもできる、という夢が膨らむ。
 
 ただし、個人情報の観点でいうと、個人の健康に関する情報は、「機微な個人情報」と呼んで、より高度な秘匿性が保たれなければならない情報に位置付けられている。
 人の役に立つシステムは、人を滅ぼすシステムにもなる。システムが保証する「健康」が、進学や就職に利用され新しい格差を生んだり、社会を統制する人質にされたりしないように気をつけなければならない。
 それでも、より多くの人が健康で笑っていられる世界に向けてシステム技術が役に立つなら、技術者は挑戦するべきだろうと思う。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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