JR4GPAの「つぶやき」

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IC-R100 修理

2013-05-02 | Weblog
NarrowFMとAMはちゃんと動作していて、Wide FMだけはSメーターは振れるのが音が出ないと言う
IC-R100 が到着。
修理しながらFMラジオでも聞こうかと購入。

AFボリュームを一杯に上げるとかすかに ごにょごにょ と聞こえるが
何を言っているのか分からない。
2nd LO と 1st IF は測定器で見る限り信号は正常。ICの中に入って
Sメーターを降らせる信号が出て来ると言う事は、ICの中の DET 部分が
故障しているとしか考えられない、何しろ復調音が ごにょごにょ ですから。
うーん、このICは手に入らないぞ.....

ちょっと待て、DETの出力をダイレクトにAFアンプで増幅してみよう。
あれ?ちゃんとFMラジオが聞ける。
じゃあアナログスイッチが壊れている?

元に戻して、怪しいアナログスイッチを外して信号ラインをジャンパーすると聞こえるはずと
やってみるも、今度は ごにょごにょ も消えてしまった。えーーーーー?
もうさっぱり理解不能!



回路図を片手に、プリントパターンを追いかけるも怪しそうな部分も無く。
もしかしてと、テスターでプリントパターンを追いかけると繋がっているはずの部分に導通が無い。
これだ!発見!!!
何度ルーペで見ても、パターンが切れている部分は見つからない。
結局顕微鏡で見ないと分からないような断線のようなので、怪しいパターンをジャンパーして一件落着。

Wide FMを選択していても、Narrow FMやAMの回路も機能していて、出てきた3つのモードの信号を
アナログスイッチでどの信号を出力するか決めているだけなのでした。なーんだ。
ごにょごにょ はWide FMの信号をNarrow FMとAMが復調して漏れていた信号が
出てきていたようです。これさえなければモット早く気付いたのでしょうけど、
だまされてしまいました。

とりあえず、受信出来るようになりましたが、電解コンデンサの変色が激しい。
そんな熱を持つ部品の周りに、配置するか?と言う設計。
あーあ、見てしまったものは見ぬフリは出来ないし。
仕事が増えました.....