JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

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FT-747

2010-08-19 | Weblog
出力が数ワットしか出ないFT-747が到着。
この無線機はケースがプラスチックなので、超軽量なのは知っていたのですが
VFOがクリック感のあるエンコーダーなので、V,UHFの
モービル機のような感触。こりゃHFじゃあ使えないなあと思っていたのですが
海外のお供には、格安で入手したので壊れても気にならないのと
今時の小型機は多機能すぎて、普段から使っていないと、スプリットの
設定ですら簡単には出来ない始末。1ボタン1機能は魅力です。

壊れていると言われれば、普通の人は買わないでしょうが、壊れていないと
面白くないので、「壊れている」と言う言葉に引かれてついつい購入。

VFOの件は置いといて、とりあえずなぜパワーが出ないか調査。
MIXERで信号が途切れたので、怪しい部品を1つ交換。すんなり100W以上
出てくれました。パワートランジスタじゃなくて良かった。

次はVFOのエンコーダーの調査。どうもカタカタカタと言う感触に
なじめず、エンコーダーを分解。中にボールベアリングが1つ入っていて
そのボールが溝に入るたびに「カタッ」とクリック感が出る。それなら
ボールを取ってやればいいじゃん。が、実際これを取って見ると、軸と軸受けの
遊びが多いので、メインダイヤルがフニャフニャします。これは駄目だ。
実用的ではないし、見た目が悪い。
次なる作戦は、ジャンクボックスを漁るか....
見つかったのは大きなエンコーダー、これはFT-747に実装できそうな
大きさではない。またもう一個発掘。これは小型で使えるかと思ったら
クリック付き。仕方ない、こいつを分解して見るか。クリック感を出すパーツが
簡単に撤去出来、さらに軸と軸受けの遊びが少ないのでガタガタしない。これは使える!
早速FT-747オリジナルのエンコーダーと交換。
感触良し! これでメデタシ、メデタシと行きたい所ですが、今度は
VFOをUP方向回しても、、時々ダウン方向に検知されてしまいますので
対策としてCRフィルターを挿入して、今度こそメデタシメデタシ。
これで、普通のHF機のようなダイヤルフィーリングになりました。
最後にCWの500Hzフィルターを実装して終了。

何度かの海外運用では、必ず電源とRIGは壊れることを想定して運用者数+予備の1台
を持って行きました。幸い壊れた事が無いのですが、あくまで予備で
出番が有るか無いか分からないのに重いものを持って行く事は無いでしょう。
あの大きさの割りに、3.3Kgと言う軽さは魅力的ではないでしょうか。
予備の1台として活躍してくれることでしょう。

が、しかし、ここまでやって今後の海外運用の予定が全く無いのに気づきました。
あはははーーー!一番大事な事を忘れていた.....

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