JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

FT-107M 修理

2019-12-01 | Weblog
FT-107M の修理です。

6,7年前に既に持っている同機種の部品取り用に購入した物ですが、どんな不具合が
あると聞いて購入した物かは記憶にありません。



調べてみると、
・送受不能
・フロントパネルのスイッチレバーが一部なし
・周波数表示がおかしい
と言う物を購入したみたいです。


上下のケースを外して、恐る恐る電気を入れてみます。
ケースを付けたままだったら、煙が上がったり、部品が破裂しても、どのあたりの部品からそういう現象が
あったかが分からないからです。
でも、自分に向かって部品が飛んで来る事もありますので、のぞき込んだりしてはいけません。

それでは、恐る恐るパワーON。
問題なく電源が入りましたので、素早く送受信のチェックをします。
周波数表示は全てのバンドにおいて、実際の周波数より上を示しています。
送信にしてもパワーは出ませんが、受信は内部のマーカーを受信できます。

周波数表示がおかしいのは、持病のあるYAESUカスタムの周波数カウンターICの不良が疑われますが
半田クラック、周辺部品の不具合も考えられますので、チェックします。

結果は、やはりカスタムICの不良でした。

部品取で違う無線機から移植するか、JA2のOMが販売されているコンパチのICを
入手するかですが、よーーーく考えてみると、これは部品取目的で購入した物ですから
これ以上お金はかけられません。

7MHz


21MHz


SGから信号を入れると、VFOのアナログスケールとほぼ合っていますので、やはり表示部のYAESUのカスタムICの
不良に間違いありません。


送信部は、RFユニット出口まで信号が出ていますので、PAユニットの不具合のようです。
調べてみると、TX時13Vが出てこないといけないのですが、その信号がありません。
その信号を作っているのが、この基板。


パターンが切れています。何で?
注:パターン補修前の画像です。黄色の電線はYAESUで補修した物。黄色の電線の右下辺りが不具合箇所

その時は深く考えず、電線で補修しましたが、電源を入れるとコンデンサが火を噴生きました。
おーーーーこわっ!

そうです、コンデンサがショートモードで壊れたので、パターンが焼けていたのです。
修行が足りません。「気付けよ!」ですね。

コンデンサを交換して、無事パワーが出るようになりました。

おいおい、直ったじゃないか、それじゃあ困るんだよ。
だって部品取で購入したんですから。表示部のカスタムICを交換すれば立派に使える無線機になるのに
分解するのもなあ。

なんて言ってる物だから、同じ無線機が複数台あるんですよねぇ。

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