TS-600 の修理の続きです。
いやー、長かった。やっと終わりました。
本当なら、4月の後半には修理を終えている予定でしたが
あれこれと不具合が見つかり、やっと自分で使うには問題ないなあと
思えるレベルになりました。
やはり古い無線機を、使えるレベルまで修理するにはかなり時間がかかります。
前回のBLOGの更新以降に見つかったのは
・CW,FM,AMで受信していると、Sメーターがじわりじわり
上昇を始めて、無信号なのにSが9+40dBまで振れる
・Sメーターを調整すると、センターメーターが無信号時に左に振れたまま
センター付近を示さない
と言うもの。なんじゃそりゃ?
まずは、CW,FM,AMでいつの間にかSメーターが盛大に触れるのを調査。
測定器をフル動員して、不具合部品を探す探す....
たどり着いたのはFET。交換するとSメーターがおとなしくなりました。
どう言う様にFETが壊れたらそういう動作になるのか?
まあ正常動作ではないので、そこは深くは追求せずに次に進みます。
次にSメーターとセンターメーターがうまく調整できないのはなぜか?を調査。
前回、どうにか調整はしたものの、何か納得出来ないので回路図と
にらめっこ。この部分が怪しくないか?と目星はつけていましたが
修理をするのは週末のみなので、目星をつけていた部分の部品の交換が
やっとできます。
怪しいと思ったのはFET。
交換してみると、見事正解!!でした。
Sメーターを調整してもセンターメーターはちゃんと動作しています。
1台の無線機で、FETの故障2か所は初めてでした。
これで一応気づいた不具合は全て対処できましたので
一通り調整をして、作業を終了としました。
2台あるものは、順に処分しないと居場所がなくなると始めた
「修理調整して終わったものから売りに出す」 という計画は
最初の一台からずっこけています。
そのままオークションに感度極悪でもSGから100dBほど入力して
受信はできました。そしで、ファイナルが飛んでいても、アンテナやダミーロードが
ないので、パワーが出ているかどうか分かりませんが、PTTを
押すと、赤い送信ランプが光りますって書けば簡単に売れるんでしょうけどね。
しばらく通電試験をして、納得したらHPに掲載して、それでも売れなかったら
オークションにでも出しますか。
さて、次はFT-900が複数あるので、1台仕上げるとします。
またずっこけるかなあ?