JST-100Sの修理です。
JST-100が100W機 JST-100Sが10W機のようで、JRCの無線機で
10W機を見るのは初めてです。
落雷品の部品調達の間に、ちょいちょいとやっつけるかと
思って始めたら、まんまと落とし穴にはまってしまって、抜け出せなくなり
1か月もこれに遊ばれていました。
落とし穴とは、「接触不良と半田クラック」です。
最初はCWで送信できないと聞いていたのですが、届いたJST-100Sは
トラックの振動で見事に復活していました。
そして、何度が電源をON/OFFしていると
・Sメーターが振り切れる
・CPUが誤作動して、変な表示が出て動作しない
・感度が急に下がる
など、不具合が出たり直ったり。
こりゃ重症だな....
まずは、CWのキージャンクの半田を確認。クラックは見られませんが、念のため再半田。
回路図から、キージャックから基板の信号ラインの全てを再半田。
こちらでは、CWで送信できないと言う現象が確認できていないので
これで直っているのか、的外れのことをしているのかは分かりません。
CPUがまともに動作しなのであれば、CPU制御の無線機は安心して
使えませんので、これも早く対処しておかなければなりません。
半田の怪しい部分を再半田します。
フロントパネルのスイッチ類も接触不良満載で、メーター切り替えスイッチを操作しても
切り替えている表示通りの動作をしてくれません。
VFOの切替スイッチも接触不良です。
まあとにかく、
・スイッチ類の接点清掃
・マザーボードのコネクタの接点清掃
・各基板のコネクタの接点清掃
・怪しい部分の半田を吸い取り、新しい半田で再半田
の繰り返しで、忍耐だけの作業です。
あっさり何かが壊れている修理の方が楽です!
と、言う訳で、作業デスクはこのJST-100Sに1か月占領されていたので
部品が届いている「落雷品」の無線機には手が出せませんでした。
BLOGも更新できるようなネタが無かったので、1か月分をまとめて
今日の投稿です....
どうにか使えるレベルまでになったので、これで終了です。
さあ、次だ!!