TS-520S の修理の続きです。
ショートジャンパーで何度でもRFユニットの基板が簡単に外せるようになったので
RFユニットを外して、コイルパックユニットの修理をします。
コイルパックユニットを外すとなると、地獄のような作業が待っていますので
RFユニットを外した事により出来た空間から半田ごてを入れて
作業をします。
ANTコイルを調整するのですが、サービスマニュアルの手順に従って調整するも
28.5MHzでピークが現れません。それ以降の21MHzも14MHzもNG。
そして感度は1.9MHzを除いてかなり悪い状態です。
Lはテスターで導通を見ると良さそうですが、Cはそのままでは
測定できないので、外して測定しようかと思いましたが
コンデンサがパンクするような所でも有りませんし、半田不良を疑い
とりあえず、再半田して見ました。
これでもう一度組み立てて、ショートジャンパーで仮配線をします。
何度も繰り返す予定だったのが、一発で当たってしまったようで
ANTコイルにピークが現れ、どのバンドも非常に感度が良くなりました。
えーーーー、せっかくショートジャンパー作ったのに。
まあ簡単に直ったので、 「良し」 としましょう。
ここで、その先をやらずに元に戻すと、またラッピングワイヤーとの
戦いとなりますので、RFユニット関係、コイルパック関係を先に調べて見ました。
問題はなさそうなのでショートジャンパーを外して、また22本44箇所の
ラッピングワイヤー処理を行います。
順番にショートジャンパーを交換している画像です。
真空管の右斜め上の右2箇所がワイヤーラッピング処理済み、左2箇所がショートジャンパー
TS-520Sに遊ばれ過ぎてます。もっと簡単だと思ったのが間違いだった。
コネクタで基板が外せる無線機のありがたさを実感しました。