DAIWA製 40A 電源 RS-40X の修理です。
不動品との事で購入。
いきなり電源を入れるのは危険ですし、不動品とわざわざ
書かれていたので、まずは目視検査。
電解コンデンサから電解液が漏れ出して、固まった様な跡があります。
これをどうにかしないと、先に進めそうにありません。
まずは、基板を取り出します。
液漏れした電解コンデンサを外して清掃、そして新しい電解コンデンサを実装。
3個のうち、2個がひどい状態でした。
制御基板も劣化した部品を10点程交換。
ケースにFANが付いているのですが、コネクタ式にはなっていなくて
切断して作業したのですが、メンテナンスの度にこの作業はイヤなので
コネクタ式に変更。
このFANの謎.....
トランスを冷やそうというふうに見えます。
ケースの底面のトランス付近に丸穴が多数あけてあります。側面、背面には
穴がありませんのでFANが回ると底面から入った空気がトランスを冷やし
FANを通って上面から排気されるという仕組みです。
確かにトランスは冷えますが、一番熱を持つ外部に付いたお世辞にも
大きいとは言えない、小さな放熱板は冷えません。
トランスをそんな勢いで冷やさないといけない程のヘビーな使い方をするなら
当然ヒートシンクも冷やさないといけませんが、これは自然空冷。
え?
じゃあ、ヒートシンクが熱くなるのでと遠慮がちに使うなら
トランスもそこまで熱くならないので、それじゃあFANは不要じゃありませんか?
外と中を冷やすために2個つけるのはコスト面であわないからと
1個しかFANを付けないのだったらヒートシンクも内部に入れて一緒に冷やす構造に
しなかったのでしょうかね。
謎です.....
FANを外にも追加して、ヘビーに使えるようにするかとも思いましたが
無線機を修理する時の電源にしか使わないと思いますので
12VのFANに8Vを供給して風が少しだけ流れるようにしてみました。
FANは回さないようにしようかと思いましたが、せっかく付いているのだからと
軽く回すようにしました。