JR4GPAの「つぶやき」

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TS-930S 修理 その5

2016-09-11 | Weblog
一応受信も出来、パワーも100W出るようになった TS-930S ですが、
実際にアンテナを繋いで聞いてみると、何か信号が歪んでいる。
あちこち調整したが、まだそれだけでは不足のようで
後はどこが残っているのだろう,,,,,
部品の不良か?

もしかして、調整していないここが原因か?
測定して見ると、電圧が規定値の1/3。
コイルのコアを回すと電圧が規定値取りに達して信号にパンチが出てきました。
また、歪みもなくなりました。
そうそう、TS-930はこの音、この音。
なんとコアを180度も回してありました。
回せるものは全部回したと思われます。
一応PLLも再度細かい所まで調整して見る事にしました。



さすがにPLLは奥深いところにあるので、回してないようで
殆どズレていません。

アマチュア無線の交信を聞くのも疲れたので、ラジオでも聞こうと
SSBからAMに切り替えたのですが、これがまた感度が悪い。
NARROWにすると感度復活。なぜWIDEでは感度が悪いのか?
NARROWでRS59がWIDEでRS53。これはひどい。
もしかして、AMの簡易フィルターに実装してあるコイルのコアを回したのか?
あったりーーー!
調整すると、360度も回してありました。
感度が上がり、WIDEもNARROWと同じ程度になりました。

ここの調子が悪いのでと、回路図を見て根拠があって調整したのではなく
ただのヤマ勘であちこち回したようです。
TS-930は、何十箇所もある調整箇所を、ヤマ勘で自分が調整したいポイントに
当たり、なお且つそれを回してベストな状態になるほど単純な無線機では有りません。
悪くはなっても決して良くはなりません。

この分だと、パワーは100W出ていますが、送信部に関係する部分も
色々くるくる回してあるんでしょうね。
送信部も全部調整し直さなければならないのか?
まだまだTS-930Sに遊ばれそうです。

前回のTS-930Sと言い、今回のTS-930Sと言い、とにかく
すんなり終らせてくれません。

ハズレを引くのがうまいなあ。通りで宝くじが当たらないはずだ!



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