電源部の修理が終わり、ファイナルユニットは大丈夫かと心配していましたが
ファイナルユニットにも故障個所がありました。
ネットに良く書かれている故障と同様、ドライバーのMRF485が2個共壊れていました。
MRF485は入手が難しく、海外では売っている所があるようですが
送料別でペアで¥5,000程度と高く、ファイナルじゃあるまいし、そんなに
お金はかけられません。
使えそうで、国内で入手出来るトランジスタを2種類選び、購入してみました。
とりあえず実装して見ましたので、送信実験開始です。
いきなり修理上がりの電源に繋ぐほど勇気が無いので、
外部電源からDC28Vを供給する事に。出力出来る電流容量から50W出力までは
大丈夫そうな写真上側のスイッチング電源を使用。
調子良く14MHzで50W出ていて、これは合格かなと思った瞬間、トランジスタが
真っ赤になり、慌てて電源OFF。煙がモワッと出て、トランジスタの片側が死亡。
回路を変更しないと、使えそうに無いので、もう一種類のトランジスタで
同じ実験をする事に。
こちらもすんなり50W出ましたが、発振すると同じ結果になるので
今回はドライバー段にヒューズを入れてトランジスタを保護する事に。
ヒューズが飛ぶのが先か、トランジスタが壊れるのが先か....
今回は、送受信を繰り返しても、発振しませんでした。
気を良くして、電源をパワーアップ。100W出しても大丈夫な電源に交換。
今度はファイナルがぶっ飛ばないように、電源ラインにヒューズを入れて
恐る恐る送信開始。1.9MMHz~28MHzまで100W出しても問題ありませんでした。
来週は、ちゃんとデータを取りながら、無線機の電源からDV28Vをファイナルに供給して
実験です。
TS-930は遊ばせてくれますね。
まあとにかく、半導体飛びまくりでしたから。