JR4GPAの「つぶやき」

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Nattional BEAUTY TOILETTE のリモコン修理

2014-01-13 | Weblog
ウォシュレットのリモコンの修理です。

ファミリーとレディースのボタンは効くが、その他のボタンが効かないとの事。
用を足して、洗浄動作には入れる物の、停止ボタンが効かないので
水を止められず、お尻を浮かせてトイレ本体の 
「人がいなくなったから、水を止めないとトイレが水浸しになるよ!」 と
言う緊急停止を利用して使用されていた模様。
それは不便ですよね。

1階と2階に同じ型式のトイレがあったのですが、1階のはリホームで新調されていたので
リモコンも処分されていると思ったのですが、どうやらリモコンだけは保管しているようで、
試験してみると、そのリモコンでは何も動作しませんでした。
少し前までは、一部機能だけ2階のトイレでも動作していたと言う事でしたので
リモコンコードは同じ様です。

全く動作しない方のリモコンを持ち帰りましたので、修理が終るまで使用できないと言う
事態は回避できました。

スイッチを押してみると、カチカチ感も無くなんか変。
分解してみると、基板上のスイッチのトップが溶けています。
ゴムだったのか、プラスチックだったのかその姿からは想像できません。
足のピッチが同じで、なおかつ基板に実装したあとのキートップからメンブレンパネルまでの
高さがちょうど良いスイッチを持っていましたので交換しました。
全部で8個。画像の右の黒い物体が不良のスイッチ。



リモコンだけではウォシュレットの動作試験が出来ませんが、一応赤外線が出ているかの試験だけしはしておこうと
見てみると、リモコンのスイッチを押さなくても、電池を入れたら何もしなくても赤外線が常時出たままです。
リモコンのボタンを押してみても同じ、ただリモコンのスイッチを押すと押したボタンの横のLEDが点灯しますので
CPU自体は生きているようです。

考えられるのは、ドライブのトランジスタが常時ONになっているのではと言う事のみ。
先日の液晶テレビと同じで、回路図が無いので、赤外LEDから基板のパターンを追いかけて
ドライブするトランジスタを追いかけると、ありました。お前か!
しかし、このトランジスタは不良ではありませんでした。さらにCPUに向かってたどって行くと
もう一つトランジスタがありました。2つの回路を制御しているようですが、何をしたいのかは不明。
そのトランジスタが不良で、常時ONしておりましたので、データブックで規格を調べて、代替のトランジスタで
修理完了。
今度は電池を入れてすぐに赤外線が出たままにならず、スイッチを押すとピカピカしております。
多分これでOKだと思いますが、実際にXYLの実家に行ってやって見ないと、この時点では

「動作するはず」

としか言えません。

今週は、無線機の修理が出来ませんでしたが、違う分野も面白いかなと。
でも、回路図が無い物は簡単な修理しか出来ませんね。
2点とも、簡単で良かった。

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