IC-723の要修理品を購入。
受信は良い様子だが、バンドによってパワーの出具合が違うと言うもの。
ICOMの修理受付終了機種リリストに載っている機種です。
修理しようとした痕跡が見られます、部品が中に2点ほど落ちていました。
そのまま電源を入れたら危ないところでした。
まず疑ったのがフィルターユニット、しかし残念なことにここは正常。
フィルターユニットをパスして、直接パワーアンプユニットの出力に
パワー計を繋いで見ると、すでにここでパワーが出にくいバンドがある。
14MHzで70W 21MHzで80W 28MHzで80w
5秒程度のCWでの連続キャリアで異臭がする。どこから臭って来るのか
探しては見るものの、犬じゃないので見つけられず....
異臭させしなければ、50Wでおとなしく運用すれば良いのですが
異臭がするとなると、そういう訳には行きません。
あまり送信すると、煙が上がりそうなので、ちょいと送信して
電源を切ってパーツを手で当たり温度検査。
見つけた、ここだ。
何でそんな事になるか、回路図を眺めながら、この部品が壊れたらそうなるか、
いやならない、それではここはと一人作戦会議。
その仮定を元に、オシロスコープで確認しながら進めると、ついにたどり着きました。
不良だったトランジスタを交換して修理完了。
今週末は各部トリマ、コイルなどの調整をして蓋ができる予定。