周波数表示が 「. . . . .」となるTS-940Sが到着。
これはこの機種で良くあるPLLのUNLOCKですね。
簡単、簡単と思いながらコイルを調整して見てもPLLはLOCKしません。
あらららら、違ったか。では何?調査すると、PLLのICの動作がおかしい。
ICの故障と判断。
どこかで売っていないか、インターネットで調査。しかし製造中止のようで、
どこにもありません。KENWOODのサービスに電話してみましたが
「あー、在庫無いですね。」って言われました。
そうなると、他の部分が壊れたTS-940を入手するしかないかなあと
半分諦めていましたが、ある所にはあるもので、GET!!
交換すると見事にPLLがLOCK。
と、するとこの部分が壊れたら、KENWOODに無線機を修理依頼しても
「部品なし 修理不能」って事ですね。
いや待てよ、販売出来る物は無いけど、修理用は確保されているって事も
考えられますよね。
いずれにしても、修理完了で にっこり です。
何台かこの機種を修理しましたが、コネクタのハウジングが無く、ピンを基板のコネクタに
直接挿して直接半田付けされているのを見ます。
KENWOODで修理の時にやったものか、個人がやったものかは
特定できませんが、そんなに接触不良になるコネクタなのでしょうか?
これと同じコネクタはIC-741でも採用されていましたが
私が修理した数台のIC-741でこんな細工がされているのを見たことがありません。
コネクタの型式をインターネットで検索してもヒットしませんので
もうすでに販売されていないコネクタと思います。
と、するとICOMにはコネクタの在庫があるので交換して修理対応しているが
KENWOODには在庫が無いので、仕方なくこんな処置をしているのか?
あくまでも推測です。ご存知の方、だれか教えて!
ピンを直接半田付されると、基板を外せなくなるんですよね。それじゃ、まるで
TS-520ですよーーーー!