あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

これはナットクの消費喚起策

2009年01月13日 23時22分15秒 | 経済
 て言うかちょっと目からウロコだった意見を見たのでご紹介。
 某サイトのコメント覧で見た、消費喚起策である。

>ただ現金をばら撒くよりも、政府が額面千円11枚綴りの商品券を発行、それを1万円で販売する。差額の千円は税金で補填。
>実際にコレやって成功している自治体もありますし。


 ああ思い出したよ。「試してガッテン」系の、地域の知恵拝借番組でやってた成功事例だ。
※「試してガッテン」だったかどうかは忘れた…。

 この策はいいよなぁ。何より「給付」でなく「販売」であるあたりが非常に慧眼だ。これの大きなメリットは、

1.消費意欲がある人しか購入しない
2.確実に地元で消費される
3.誰も損しない(政府は損をする)

 である。無論、金券ショップで転売する目的で大量購入する人もいるだろうし、商品券偽装も発生するであろう事が想定されるが、流通する金の量が増えるので、少なくとも現金ばらまきである今回の定額給付よりははるかにダメージは少ないし、コストもかからないだろう。

 また、定額給付の場合はそのまま銀行に預金してしまえるが、政府発行商品券はそれができない上、その消費も自分で足を運んで店舗で購入するという、かなり理想的な形以外にない。

 ウチもアフェリエイトを置いてるので人の事を言えた義理ではないのだが、「通販」というスタイルは、確実に地域の復興を妨げている。
 アマゾンで本を買ってるって事は、本の需要の何分の1かはアマゾンに盗られているわけで、地域の本屋さん等の確実な需要減に繋がっているのだ。

 まあ俺は、ネットショップに代表される、日本国内に限定した「プチ・グローバリズム」はある程度肯定しており、需要のない小規模な本屋が淘汰されるのは現代の宿命だと思っているが。

 例えばの話。

 だってどう考えても地方のアダルトグッズ屋やDVD屋はボッタクリだろ。在庫も必要だし、店舗構えてるので仕方がないといえばそれまでだが。
 もはやネットで陳列する事が不可能なイリーガルなものを扱わねば、生き残りは不可能に近い。同じ商品が、ネットだと半額以下でかつ、品揃えが比較にならないし、さらに自宅に届けてくれ、送り元偽装サービスまであるのだ。

 高い物でも買わせるには、「ここにしかない」等の付加価値が必要だ。例えば服屋なら、ずば抜けたセンスの店員がいて、コーディネートしてくれるとか、本屋ならフライングゲットできるとかな。

 国内限定の、「プチ・グローバリズム」は、富を得るのが同じ日本人であり、損をするのが地方商売人なので、富を得るのが国内売国奴と、米中といった外国でないだけに、まだマシだと、俺は考えている。

 ま、ちょっと話は微妙にズレるんだが。
 俺の友人に、ブ○ジストンとヨタの営業マンがいるんだが、俺がタイヤを「価格ドットコム」で購入して、持ち込みで××モーターズに持ち込んで、タイヤ交換を依頼した話をすると、声をそろえて

「「お前は我々の敵だ」」

 と言い放った事を思い出した。地域店舗にとってネット勢力ってのは怖い存在なんだろうなぁ。


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