あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

どんなソフトにも存在するセキュリティホール

2009年01月09日 22時39分16秒 | 日常ネタ
 日立の秘文というソフトがある。
 ビジネスユースなので、あまり知名度はないかもしれないが、読んで字の如く、セキュリティ系のソフトである。
 ネットワーク上に秘文サーバを立ち上げ、クライアントを常に監視する。ファイルのコピー等、全てログに記録される。

 秘文最大の特長は、ネットワークから切り離されたクライアントパソコンのデータを、他のストレージに移せなくなるという点だ。

 どういう利点かを具体例をあげて説明すると、ノートパソコンを自宅に持って帰り、自宅のネットワークに繋いでも、ノートパソコンの中身をコピー等で取り出すことができない。
 ノートの中のハードディスクを取り出して、そのハードディスクを別のパソコンに接続しても、ハードディスクが未知のフォーマットな為、中身を見る事ができない。

 要するにアンチ情報ドロボウシステムなわけだ。

 俺は別にドロボウではないんだが…。今、会社で、お客さんのネットワークに接続してシステム開発を行っている都合上、恐ろしくファイルコピーがうざい。
 なんとかして、このファイルコピーのうざさから開放されないかと、ちょっと考えたんだが…。ぴこーん。閃いた。

 と、言う訳で、俺は本日GMAIL DRIVEを導入した。
 GMAIL DRIVEは、GoogleのGMailを使ったオンラインストレージである。
 つーかさ、これ秘文の完全なるセキュリティホールみたいなもんだろ…。ノートパソコンを自宅に持ち帰り、自宅のネットに繋げて、GMailDriveのストレージに全部コピーしちゃえる。

 秘文のウリは、ノートパソコンやハードディスクごとドロボウされた時とかでも、中身が取り出せないから安心ですよーってソフトなのに。

 秘文の使い方が、ウチの企業がなってないだけだろうか。
 …まあ、セキュリティソフトの抜け道なんて、どんなソフトだろうともいっぱいあるのだ。悪意がある奴がいて、そいつがちょっとそれについて勉強すれば、それで終わり。

 むしろ、情報秘匿の重要性ばかり、最近強調されてて、その弊害…。ファイルコピーが普通にできないとか、あきらかに能率低下してるだろ?そーゆーのを、

「ショーガナイ」

 という一言で納得してる人が多すぎるような気がするんだが。
 もはや時代遅れのコピーワンスとか、各種コピー防止機能は、俺はほぼ無意味だと思っている。

 …まあ、そういう風に感じるのは、自分がそれなりに技術面に明るいからかもしれないけどね。コピーワンスだってプロテクト外して普通の映像データに変換するのは凄く面倒だし、一般のユーザはそこまでしてフリーのデータにしようとは思わないし、効果はあるんだろうけど…。

 現在、違法コピーとかで莫大な利益をあげている連中にはまったく効果がない段階で、もはやこれらのセキュリティは、善良な一般ユーザだけを苦しめているとしか、思えないんだが。

 この間、中国の動画配信サイトが、日本ドメインを弾くようになった。
 要するに、日本国内の権利者と中国の動画配信元の思惑が一致したわけだ。
 日本国内の権利者は、中国の動画配信サイトを日本人が見れなければ、自分達の利益は確保できると考え、黙認した。
 中国の動画配信元は、著作権保持者である日本人にばれなければいいと思ってるんだろうな。

 ほらな。これって単なる日本の一般ユーザいじめじゃないか。日本人にだけルール遵守を強制し、世界はルール違反を黙認する。


※違法コピーを推奨しているわけではありません。
 現状の「真面目な奴が損をする」というのがイヤだと言っているのです。

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