あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

世界の愛国左翼的流れ

2016年11月30日 00時00分21秒 | 国際
 そろそろ予言できるレベルかと思うのだけど。

 多分10年以内ぐらいに「小さな政府」的な主張は跡形もなくなっているのではないかな。まあデフレ脱却が成ったら、もちろん小さな政府的主張もアリなんだけど。多分10年たっても世界的にデフレから脱却できてないような気がするんだよね。

 これでフランスでルペン氏が勝ったら…。米国のトランプ氏と違って、流石にないと思うけど、この流れは盤石になっちゃうなぁ。


▲マリーヌ・ル・ペン氏。

【産経】フィヨン氏、ルペン氏の勢い止められるか 「保守回帰」はアキレス腱にも
http://www.sankei.com/world/news/161128/wor1611280028-n1.html

 この記事で、ちょっと強調したい点はここだ。

国民戦線は1972年にルペン氏の父が第二次大戦中の親ナチス派残党らと創設。人種差別政党として、長く異端視された。ルペン氏は2011年の党首就任後、父を党指導部から追放。「公務員増員」「年金受給開始年齢の60歳への引き下げ」といった「大きな政府」政策で左派のお株を奪った。

 ルペン氏は主張こそ全体的に極右だが、経済政策面では左派である。
 これは極めて俺に近い思想的立ち位置にいると言っていい。極右と言ってもタブーである「親ナチ」だからヨーロッパでは極右なだけである。
 俺は、これも以前から主張を続けているが、ナチの暗黒面ばかりを強調するヨーロッパの風潮にはウンザリなのである。

 そしてこれで、ルペン氏は完全に「ナチの主張」に寄り添った状況になったように思える。移民を否定し、大きな政府を主張し…。まさにナチ。
 で、このルペン氏が、本命であるフィヨン氏とがっぷり4つになれる点が、要するに俺が言う「時流に乗っている」証左なのである。親ナチなのに侮れないレベルの対抗馬とか…。すっごい時代になったものだ。

 で。本命の「フィヨン氏@永遠の二番手」の方は、こんな主張である。

フィヨン氏圧勝の要因は、国民戦線台頭を意識して、大きく右寄りの政策を打ち出したこと。「公務員50万人削減」「消費増税」に加え、カトリック教徒にもアピールし、地方の保守層票を掘り起こした。

 これはつまり、安倍総理とか旧民主党の野田元総理の動きと一致する。保守層に支持を訴え、「小さな政府」を主張する。俺にはコレが、時流に乗っているとは思えない。

 現在の潮流は、俺が夢見た「愛国左翼」である。
 つまり、保守的な伝統や自国民を優先し、外国人への優遇を制限し、政府は歳出を拡大し、公務員増員などの自国民の雇用保護を行う。

 デフレなのだから、小さな政府的主張は現状にマッチしない。国民の体力を奪う小泉政権からの伝統である「痛みを伴う構造改革」は、体力が低下して手術に耐えれない患者に対し、大手術を強行するようなものだ。

 世界各国の有権者は、偉そうな医者に対し、まずは体力の回復を優先しろと、とうとう主張し始めた。
 医者は「今すぐ切らないと手遅れなるぞ」と脅し続けて、既に数度手術しているのに回復させれず、しかもずっと手遅れにならないという現状に、とうとう患者の我慢が限界に達した。患者は、他の医者を探し始めたのだ。「切らないと余命1年」とかいい続けて10年ぐらい継続して治療するような医者は、普通ヤブなのである。

 ところで日本はどうかというとね。
 フィヨン氏に該当する人はいる。安倍総理とか、野田元総理とかな。でもね、この対抗となるルペン氏がね…。俺は日本にずっと必要だと主張しているのだ。

 ゲーム理論によって、フィヨン氏とルペン氏は主張が拮抗していく。フィヨン氏は、ルペン氏の人気ある政策は取り入れていかざるをえない。ルペン氏は、自身の過激な主張に不安を持って逡巡している人々を安心させる為、穏当なフィヨン氏の政策も考慮しはじめる。

 ルペン氏であるべき、日本民進党はなんやねん。小さな政府を主張して、外国人に融和的で…。全速力で逆走しとる。これがパヨク。特定日本人である。

 フランスは健全だ。

 俺は、フランスが羨ましいとは思わないものの…。フランスの大統領選の結果が、日本にもいい影響を与えるのではないかと、期待しているのである。

 うん。日本はまず、民進党とか共産党とかのパヨク層の滅亡が喫緊の課題だよね。

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現代フランスの新しい右翼―ルペンの見果てぬ夢



3 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-11-30 00:53:21
強いて言うなら田中角栄が近いですかね
自民が疑似政権交代をしてたってのは言い得て妙ですね
Unknown (TAIDA☆★☆)
2016-11-30 09:08:33
ナチはユダヤ大虐殺をしたとされる部分だけが強調されて、その他の政策もネガティブさだけが取り上げられて政策に対する客観的で正当な評価を殆ど見掛けませんね。

ナチの政策の中には少子化に対する妙案も有り学ぶべき部分が多々有ると思いますが。
現代社会が抱える問題に対するアプローチもナチスの解決策の実例を出したりすると極右、ネオナチ的だとレッテルを貼られ悪だと断罪されて思考停止に陥るのは堪りません。
戦争に於いても革新的な戦術で初期に於いては向かうところ敵なしで強さを発揮、革新的と云う部分ではサヨク的戦争方法と云うべきかな。

話がズレましたが
大きな政府か小さな政府か論争で云うと実はナチスはサヨク的何ですよね。
政府権力を弱めるて経済でも個人でも自由過ぎる自由を謳歌させるのは、無秩序的アナーキズム、それの行きつく先は社会主義を飛び越えた共産主義的な社会の実現と云う事か、でサヨク的と成るが。

まー。ヒッピー世代が年を取って権力を握って辿りついたユートピアはヒッピー的だったと云う事にも成るかな
Unknown (KY)
2016-12-01 22:36:01
 >極右と言ってもタブーである「親ナチ」だからヨーロッパでは極右なだけである

 ナチスって「国家社会主義」の略称でしょ?だから本来ナチは「極左」の立ち位置なんだけど・・・欧州のパヨクも筋金入りの方向音痴が少なからずいるみたいですな。
 少数民族への弾圧は旧ソ連や中国共産党もやってますしね。

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