裏切られたと言わない三橋氏

【三橋ＨＰ】安倍政権の認知的不協和
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11932313478.html

　今日は久しぶりに、三橋氏のところのブログで目鱗な話を見たので、紹介したいと思う。

　まず、認知的不協和の解説。

【認知的不協和】
　不満足な結果を認めたくないが故に、事実を否定してでも自分を納得させようとする行為の事…なんだそうな。

　斎藤佑樹投手みたいだな。ポリアンナ症候群も、同じような症状だったよね。

【ポリアンナ症候群】
・直面した問題の中に含まれる（微細な）良い部分だけを見て自己満足し、問題の解決にいたらないこと。
・常に現状より悪い状況を想定して、そうなっていないことに満足し、上を見ようとしないこと

　で、現在の安倍内閣はこの状況に陥っていると。
　まあそうだわな。消費税増税を含む経済失策は、現在目を覆いたくなるばかりだ。
　なのに、安倍内閣の閣僚ときたら、「安倍内閣発足からこっち、全体的にならせばまだ経済成長している」とか、「はあ？アホなの？」と首をかしげたくなるような事ばかり言っている。

　ここまでは、浅学な俺だって共有できている「ちょっと日本経済通な人なら誰だってわかってる共通認識」である。
　さて。ここからが、「ああなるほど」と「確かにそうかもしれないな」である。

政府が緊急経済対策を打たねばならないにも関わらず、何の対策も講じられない

「緊急経済対策」
「消費税再増税の凍結」
　は、安倍政権の経済政策（消費増税含む）が失敗であったということを認めることになってしまうためです。

驚くべきことに、安倍総理は２３日、ＮＹで記者会見し、昨日招集された臨時国会において、経済対策のための14年度補正予算案を提出する可能性について、
「まったく考えていない」
　と否定しました。

　なるほどな。
　安倍内閣がポリアンナ症候群に陥って現実から目をそらしているから、故に緊急経済対策が立てられないってか。

　…ってマジ？いや、まあ確かに事実を積み上げればそう説明もできてしまうのだけど。

　これまでのウチの論調の場合、現状を俺はこう推測していた。

・安倍内閣は「アベノミクス」という餌でもって国民を欺き、真の目的は消費税の増税である。
・現状ならば安倍内閣に対抗できる勢力が存在しないので、独裁的に消費税増税の強行が可能だからやっている。

　よって、三橋氏エントリは俺がまったく考えてもいなかった方向性で、ちょっぴり目から鱗だったのである。
　この説がガチだった場合、ちょっと認めたくない程の頭の悪さだと思うよ安倍内閣。流石に違うんじゃ…？俺のスタンスは、「安倍はわかっててやっている」なんだけどなぁ。
　正直、三橋氏は相当現在の日本政府に頭にきているのだと思う。
　安倍内閣の閣僚がアホだとでも思わねば、やってらんねぇのかもしれない。

　そういう意味で、三橋氏も現実を見ていないのかもしれないね。
　安部総理や麻生元総理とは、三橋氏はそこそこ交流があったわけで、彼らが故意に自分達を騙していたのだと、考えたくないのではないかなぁ。

　俺はそれを、無理もない話だと思う。


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