あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

外道経営者は永遠に不滅

2014年08月04日 22時54分32秒 | 経済
 思ってても言っちゃいけない事ってあるよなぁ。

すき家幹部「自分も月500時間業務のキツさを乗り越えてきて、今のすき家がある。部下はレベルが低い」
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1406984986/



 いやあ、これは酷いわ。酷いとはな、思うんだけどさ。
 サラリーマンやってるとな。気持ちはわかるんだよ。俺ももう、ベテランの部類に入るからかな。今これを叩いている連中とは、多分世代が違う。

 少なくとも俺らの世代ならば叩かれない。

 ちなみに俺は40代。バブル崩壊直後の、初代就職氷河期の就職組である。

 この報告書登場の幹部の台詞。むしろウチの社長とかなら「えらいっ!」とか言って、周辺の連中がウンウン頷きだすような気がする。やっぱウチの社長も経営者。外道だもんなぁ。

 そういう意味では、今はホント、いい時代になったものだ。いろんな福利厚生が整ってきた事もあるが、昔と比較してずいぶんと働きやすくなった。それでいながら、昔よりもはるかに仕事の作業効率も上がっているように思う。

 今の政治家や経営者、主に50代後半から70代ぐらいだと思うが、彼らは所謂「バブル崩壊直後の社員をアゴで使っていた世代」である。まあ「団塊の世代」とかぶってもいるのだけど。

 民主党政権時代後半の就職超氷河期あたりに就活してた人はすごいよくわかると思うんだけど。「やめさせられたら、切られたら人生終わる」「新卒時代に仕事につけなかったらガチヤバイ」感がハンパではなかった。ある程度、経営者がムチャを言っても道理が引っ込んでしまっていた時代だった。

 この時代の新人…。まあ俺ら「第2次ベビーブーマー」をこき使ってた連中は、「いじめ抜いてもなんとか耐えぬくタフな連中しか必要じゃねぇ」という実に外道な共通認識を持っている。
 前に俺が銀行系システムの開発に携わった時の事を話した事があったっけか?丁度、ウチの長男が誕生する時期だったが、俺は当時、連日のように徹夜していた。
 仲良くなったR銀行の情シスのとある社員に、「内緒だよ?」と言って見せてもらった「査定表」が衝撃的だったわ。

「我々は、どんな理不尽を働こうが決して協力会社に謝罪してはならない。如何に奴らに責任その他諸々全てをおしつけられるかが、我々の成績となる」

 とか平然と書いてあったもんな。

 労働者復権の時代。本当なら、少しぐらい労働者の立場が強くなっても良さそうなものなのに…のさばってる労働者代表ってのは、民主党の支持母体な連中…左翼かぶればっかりや。労働組合が強いのも、上記R銀行の情シスみたいな、労働者の中でも立場の強い連中の立場の強化ばっかに特化しているように思う。

 日本の悪労働環境とは、こーゆー外道経営陣(※普通の経営陣)のせいばかりではない。弱者を喰い物にすること専門の左翼陣営が真に労働者の為になっていない面もあるのだ。

 本当の意味で、労働者を護ってくれる組織ってのは、きっと日本にはないんだと思う。それが、ウチで何度かエントリしている、日本の左翼不在につながっているように感じる。

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