あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

経団連会長の重要性

2014年06月04日 20時20分40秒 | 政治(安倍政権)
 前経団連会長は、御存知の通り超がつくほどの売国奴である。米倉弘昌。彼の売国発言は数え切れない。



 彼が経団連会長の職についたのは、2010年1月27日のこと。民主党、鳩山内閣の最盛期の事である。

 あの“宇宙人”鳩山の政治信条は計り知れないが、経団連会長とは、その時の内閣に見合った人物が立つものだと俺は思う。



 まあ、その前のキヤノンの御手洗氏にせよ、その前の初代会長であったトヨタの奥田碩氏にせよ、ロクなもんではなかったとは思うが、少なくとも比較対象が米倉であるならば、100倍マシであった。※あえて言うなら御手洗氏が最もマシだった。

 そんなわけで。今回の経団連会長、東レの榊原定征氏である。

【朝日】榊原氏、経団連会長にきょう就任 政権と二人三脚目指す
http://www.asahi.com/articles/ASG6174FSG61ULFA004.html



 彼の人となりについては、経済財政諮問会議の議事録等の一次資料より、以下のようなエントリをされている方がいる。

過労死ラインの2倍となる月160時間を「適正」とし残業代ゼロ狙う榊原東レ会長が経団連会長に就任
http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-11869723236.html

 このエントリタイトル通りである。
 過労死ライン80時間を超える160時間を「適正」と言い切る榊原氏。そんな彼が、残業代ゼロのホワイトカラー・エグゼンプション(以下、W.E)推進論者なのだ。

 何回も何回も主張を繰り返しているが。
 経営者というものは概して外道なのである。ワタミこと渡邉美樹こそ日本の経営者の王道。経団連会長職につくなんざ、経営者の中の経営者なのだから、W.E推進論者なのは当然であろう。普通なのだ。

 そして、そんな彼が安倍政権時代に経団連会長になるのは理解できる。
 それこそ安倍政権にふさわしい人が立ったと見るべきだろう。そっくりだよ。安倍晋三とか、渡邉美樹とかと。

 人はなんと言おうとも、俺は、日本はよくなった、あるいはよくなってきていると思う。俺が就職したのはバブル崩壊直後の「初代就職氷河期」だった。あの当時、セクハラ・パワハラは当たり前だった。

 当時の日本人はまさに、経営者によって隷属させられていた。
 そりゃ良好な職場環境は皆無ではなかったけど、良好な職場環境は経営者の良心で成り立っていただけだった。

 当時、仕事すっごい大変だったけど、残業160時間とか、「仕事大変やなぁ」ぐらいのレベルであった。経営者はここまで叩かれなかった。

 安倍は、「日本を取り戻す」をキャッチフレーズにしているが、それはその通りなのだ。その中にはもちろん、今の2chねらーにも理解されやすい尖閣問題や竹島問題で、中韓に遅れをとっていた部分を「取り戻す」意味ももちろん含まれているのだが。
 労働者に寄っていった利益を、再度経営者側に「取り戻す」意味もあるのである。

 東レか。この、ある意味安部総理と相性が良さそうな彼は、どのように動くのかな。元々、あまりに売国的な米倉のせいで、民主党以降の経団連は政治から遠ざけられる状況になっていた。東レの榊原氏は、次の経団連の会長に、政府と良好な関係を引き継げるような、リリーフ的な役どころであると聞いている。

 経済だけで見れば、安倍に近いとみていいと思うが…。弱点は他の経団連会長と、程度の差こそあれ、中韓への傾注が若干見られる事だ。

 経団連は権威を復活できるのだろうか。飛び立った米倉に、後を濁されまくった現在の経団連会長の鳥糞だらけのイスを、どのように綺麗にするか、東レの榊原氏の責任は重い。

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