あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

除染と原子炉冷温停止

2011年05月18日 22時38分47秒 | 政治(菅政権)
【武田邦彦】拭く・測る ・・・ 効果を上げた方(東京)と18才学生
http://takedanet.com/2011/05/18_8870.html

 なんだかんだと言いながらも、俺は武田氏のサイトはチェックしている。
 しかし、いつもちょこちょことアラがあるんだよなぁ…。俺は、彼の著書である「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」のファンで、目からウロコの良書だと思ったのだが、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 」はイマイチだったし、「そこまで言って委員会」に再登板した際、リサイクルの専門家と論戦を展開した時も、言い負かされていた。どうも自大的表現で自滅しているように思う。

 今回の原発事故の問題でも、自身を「原子力の専門家」と位置づけ、情報の発信を行っている。これは、彼のサイトをチェックすれば「私は原子力については専門家だが…」みたいな事を言っているので、確認してみればいいと思う。

 そんな自大表現、要らないのである。

 400ミリシーベルトの放射線を浴びると白血病になるとか、再臨界と核爆発を同一視するとか、専門家なら絶対にやらないし、今日の彼のエントリにあるように、「優先すべきは原子炉の封じ込めより除染」とかも、やはり疑問が残る発言だと思う。いや、そりゃね、除染も大切かもしれんけどさ、除染は東電の人でなくてもできるけど、原子炉の封じ込め作業は専門家でないとできないのよ?
 除染し、少しでも放射線量を減らす作業は、どちらかと言えば政府が手配すべき問題なのじゃないかなぁ。それこそ自衛隊とかでいい問題でないかと思う。

 それでも…。
 俺は、彼の考え方においては、一目おいているのである。

 自戒を込めていうと、なんか俺にちょっと似てるんだよなぁ。この人の悪いところ。
 自分の知ってる事実と、推測で「そうに違いない」と考えている事を両方真実として、自分の知識量の底上げをはかって、説得力を増大して語る辺りが。
 なんか酒の席での俺を見ているようでなぁ。ちょっと苦笑してしまう。
 ま、それは置いといて。

 俺も、今回の彼のエントリにあるように、線量を警戒しなければならない地域に住んでいる人は、常に線量を計測し、長時間滞在する室内等は、常にメンテナンスするのが重要だと思う。
 ただ、確かに雑草を除去すると線量は減少するとは思うけど、除草の為に屋外の地面付近に長く滞在するのは本末転倒だと思うけどな。

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環境問題はなぜウソがまかり通るのか


原発逆風

2011年05月18日 22時30分10秒 | 政治(菅政権)
 なんか、ドイツの方では墜落してくる飛行機に直撃される事への対策が取れてなければ、原発を停止しなくてはならない可能性が出てきたそうで…。

【朝日】独の原発、飛行機墜落時の安全性も考慮 環境相方針
http://www.asahi.com/international/update/0517/TKY201105170724.html?ref=rss

 そりゃね、日本の福島原発ってのは、反原発な人々にとって絶好の宣伝材料だったわけで。日本やフランス、アメリカみたいな原発技術の高い国でさえ、高いレベルの原発事故発生の確率がゼロではないのは明らかで。そりゃそういう議論も出てくるわな。

 流石に対空ミサイル装備でなければ原発が作れないなんてのは、やりすぎなんじゃあ…って思うけど、万一テロの標的とかでそんなところが狙われた日にゃ、911のような旅客機の突然の特攻なんて、守りきれるもんじゃなかろう。確率はゼロではない。
 だってあの質量の衝突に耐えられるように作ってるわけないやん。つーかそれどこの時間停止物質よ。

 他にも、フランスでは干ばつで国内の大半の原発を止めねばならない可能性が指摘されているそうだ。

【In Deep】干ばつが原子力発電所の操業に脅威を与えている(仏ルモンド紙訳)
http://oka-jp.seesaa.net/article/201990469.html#more

 これまでも干ばつによる原発停止ってのはあっただろうと想像できるけどな…。福島原発の宣伝のせいで、より注目されてしまっているよな。フランスの原発政策にとっては、非常にまずいニュースと言えるだろう。
 水供給ができなくなったら…そのリスクを考えるなら、世界初の空冷式原発か。これができるぐらいなら、誰も水辺に原発建てないよなぁ。

 地震がほぼないEU圏でもこれだし、安全性なんてのは最早担保不可能やろ。地震津波がある日本では、そのリスクはさらに上がる。「核兵器開発議論可能」という外交カードの意味もあるのだろうけど。こりゃ原発政策は最早無理な気がする。

 風力や太陽光発電で補うのは無理だろうから…。今後は火力発電ベースかな。藻によるバイオマスエネルギー発電とか地熱が現実的じゃないかな。
 各家庭でも、これで太陽光発電とかの導入が飛躍的に進むような気がするし、節電もすすむよな。

 エコポイント復活したらいいのにな。今の日本にとって必要な政策は、エコポイントだと思うよ。
 なんか、今日本の進む方向性が見えてる気がするんだけど、原発問題のせいで、特に与党の政治家が顕著だと思うけど、目が曇りまくっている。

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地震 停電 放射能 みんなで生き抜く防災術



NHK BSドキュメンタリー 「被爆の森はいま」

2011年05月18日 22時20分14秒 | 資料


 BSのNHKドキュメンタリー、「被爆の森はいま」という動画がつべにアップされている。
 現在もなお立ち入り禁止になっているチェルノブイリ地域内で、例外的に生活する事を許されている科学者達の、ここ20年ほどの足跡を追ったものだ。
 俺の中で注目すべきキーワードだったのが、

1.ピカ毒がどうやって、あらゆる生物を死滅させるのかというメカニズム解説
2.低線量被ばくによる健康増進効果の証明


 の2点であったと思う。
 まあ、現在現地に生息するネズミなんてのは、すでに40世代も世代交代しているので、既に放射能耐性を持っているとはいえ、現在を生きる自分達にはなんの恩恵もないのだと思うのだけどな。40世代後の人類なんて、俺はお目にかかれるとは思えないし。

 ちなみに。日本のラドン温泉はWHO等の国際的な機関では安全性を疑問視されていたりしている。中には、WHOの安全基準を20倍上回る温泉もあるそうで、ホルミシス効果(低線量被ばくは体にいいという学説)はWHOには認められていない。

 俺は、小学生ぐらいの頃から、弟は幼稚園児だった頃から、線量の高い鳥取の三朝温泉に好んで行ってたんだが…。温泉の効能は正直、バカに出来ないと思うんだけど。ホルミシス効果の実証は確かに困難かもしれんけどさ、認めちゃってもいいと思うんだけどな。

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