無医村の気の毒な人達

【読売】無医化危機　揺れる村、上小阿仁唯一の医師辞意村人の心無い罵声が背景か

　昨今のマスコミによる報道や、Drコトー診療所のヒットで、無医村に住むお年寄り達に、基本的に同情的だった俺。
　この記事を読んでも、マスコミ自身に俺が懐疑的な為、村民の悪事を誇張しているのだろうかとすら思っていたのだが…。
　この記事にある村民の態度がある程度正確どころか、実はかなりソフトに描かれているのでは…？と疑うに至ってしまった。

　というのは。

　まず、この医者は僻地勤務のエキスパートである。北海道の利尻島や、タイの医療支援の経験がある。その医師が一年持たなかった。
　さらにこの医師の前任者。この村に骨をうずめる覚悟で入村して自腹で自宅まで購入したにも関わらず、これも一年持っていない。

　そして、トドメは無医村地区問題に関するとある医者の告発文書である。

『無医地区問題と医療費についての歴史・・ある医師の, マスコミウオッチより・・・・離島を除いて、無医地区の問題は、本質的には交通問題・・・しかし無医地区の住民に、都会地並の、他人を傷つけないで生活するテクニックが有るか無いかの問題が解決されなければ 駄目』

　いやあ。無論全ての田舎がそうではないとは思うものの…。そりゃそうだと大変納得がいく文書だった。是非全文読むのを勧める。面白い。そして怖い。

　無医村に出向く医者ってのは、使命感に燃えて行くわけで。人間関係に問題がなければそう簡単に辞めるわけがない。無医村には無医村な理由があるんだな。

　わかりやすく言えばリアル雛見沢。…わからんか。
　実際に現代日本において、リアル雛見沢が現存している事が信じられない。

　雛見沢がわからない人は、「ひぐらしのなく頃に」でぐぐって、無料公開されている「鬼隠し編」をやってみよう。俺は当時、あんな怖いアドベンチャーゲームをやったのは久々だったよ。

唯一信じているオカルト

　先日、樹齢800年の鶴岡八幡宮の御神木、大銀杏が倒れた。樹医が倒れた根っ子を診察したところ、復活は絶望的との事だった。

　この御神木…先日、東原亜希さんのブログで紹介されたばかりだった。
　もうちょっと詳しく説明すると。

　「銀杏」とは、「いちょう」とも「ぎんなん」とも読めるわけで。
　東原さんはブログで

「鶴岡八幡宮に行ってきた。銀杏が食べたかった」

　みたいな意味の事を書いていた。
　当然、ここにある「銀杏」は「ぎんなん」なんだろうけど…。

　東原さんのブログは、通称「デスブログ」と呼ばれる。
　何故か、彼女がこのブログで話題にあげたものには不幸が訪れるからだ。
　それはもう、偶然と呼ぶには恐ろしいほどの偶然の一致の連続である。

　ここで取り上げたいのは、先日の韓国Ｆ５タイガー墜落事故。数万人の韓国人が、一心にＦ５を連打しながら「（２ｃｈ）落ちろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！」と念じたら、自国の戦闘機Ｆ５が墜落したという「事件」である。

　俺は、東原さんのブログを、本当に「デスブログ」だと思っている。
　しかし、それは東原さんや、東原さんのブログに力があると思っているのではなく。
　東原さんのブログを閲覧する無数のユーザーの思念の力なのではないかと思う。

　俺は基本的に宗教のたぐいは心底信じきれていないのだけど。

「言霊」

　だけは信じている。言霊とは、何度も口にした言葉は、どんどん実現する確率が上昇するというオカルトで。そこには科学的根拠は何もない。

　でも、なぜかこれだけは否定できないのだ。理屈ではない。
　韓国人の呪いを一身に受け、死に至ったＦ５タイガーのパイロットに同情を禁じ得ないと、俺は先日エントリしたが。
　日本人の呪いを一身に受けるデスブログの管理人、東原さんが気の毒でならない。

　巨大な意志が集約している２ちゃんねるという場所には、常人には計り知れない磁場が誕生しているように思えてならない。人の意識が集中するという意味で、まるで現代の祭壇のようだ。

　だから、東原さんのブログエントリを読むときは、できるだけ何か邪な事を考えないようにしなければならないと思う。

　…でもなぁ。どっかの国の実験で、「薬を飲む前に、ゾウを思い浮かべたら薬の効力が消えちゃうから、絶対に思い浮かべたらダメだからね！！」と、超・念を押すと、薬を飲む前にどうしてもゾウを思い浮かべてしまうらしく、プラシーボ効果で薬の効き目が半分以下になるという実験結果が出ていたりする。

　無理だよ。
　東原さんのブログが見れないよ。

　あまり推奨はしないが。
　デスブログの伝説はこちらから。

　東原亜希伝説
　http://2chart.fc2web.com/higashiharaaki.html

　どっかに「東原さんが来てくれたから、いい事が起こった。ありがとね！」とか載ればいいのにと思う。