あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

現代の詠み人知らず

2010年03月10日 22時41分31秒 | 政治(鳩山政権)
 先日、江戸末期に詠まれた狂歌、

「太平の眠りを覚ます上喜撰(じょうきせん)(お茶の銘柄。蒸気船とかけている)たった四はいで夜も寝られず」

 が、ペリー来航(黒船数4)直後に詠まれていた事を示す書簡がみつかった。
 いやあ。なかなか面白い歌だと思う。笑点的に、ざぶとんをあげたいぐらいだ。
 狂歌とは、川柳の短歌版だ。

 この歌を詠んだ人の名前が見当たらなかった事から、俺はこの狂歌、「読人知らず」だと思っているのだが、どうなんだろう。
 「読人知らず」とは、現代風にいうと2chの名無しさんである。

 そんなわけで。現代の読人知らずも負けてはいない。

10 名前:名無しさん@十周年[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 15:33:21 ID:miQjOQsV0
石橋の 脆きに民も 渡りかね
元のセメント 造り恋しき


 秀逸としか言いようがなかった。
 まあ、わからない人もいるかもしれないので、この歌の解釈を語ると。

 石橋→ブリッジストーン→ブリヂストン→鳩山である。
 セメント→麻生セメント→麻生元総理である。

 つまり、

「国民は長期政権で淀み腐った自民党政権に嫌気がさし、政権交代で民主党の鳩山政権を選択してみたのだけれども。そのあまりに脆弱な政権運営に不安に陥り、その歩みを停めてしまっている。思い起こしてみれば、つまらない事で優秀だった自民党の前麻生政権を潰してしまった事はあまりに浅慮であった。」

 といった感じである。
 直接的にこの狂歌を解釈すると、「セメントでできた橋を潰して石で作ってみたけれど、あまりに脆い。セメントの方がよかったなぁ」という意味でしかなく、この解釈に上記麻生政権を懐かしむ意味を忍ばせるのが大変心憎い。傑作と個人的には思う。

 中=鴨
 米=チキン
 欧=アホウドリ
 日=サギ
 汚=オウム
 我=鳩

 の詩を考えたのも、名無しの読人知らずだが。(原型は田母神氏)
 政治混乱期には面白い風刺が生まれるものだなと実感した次第。

 上記狂歌のように、3百年後ぐらいには、現代の名無しの詠み人達が教科書に載っているかもしれんなぁ。

 ちなみに、上記ペリーの狂歌に対する、鳩山版も存在する。川柳だが。

114 名前:名無しさん@十周年[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 16:07:46 ID:TG78zOlfP
「地方選、たった四敗で夜も眠れず」


 これに、287さんが上の句を足して、狂歌にする。

313 名前:名無しさん@十周年[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 18:01:35 ID:aJ/Wfi5S0
大勝の 驕りを覚ます 地方選
 たった四敗で 夜も眠れず

  ~詠み人>>114>>287~


 なんだろうこの才能の無駄遣いは。事業仕分けを要求したくなったぞ。
 無駄遣いにならぬよう。新聞記事にでもして後世に残してくれ。