中国湖南省高架橋崩落事故

　先日、中国は湖南省で発生した高架の崩落事故だが、各所で写真を見るにつけ、その桁外れの被害に驚くばかりだ。悲惨としか言い様がない。30秒にわたっての崩落だったそうで、そのタイムラグのおかげで、災害規模よりは犠牲者は少ないのだが。
　この高架道路は、順次爆破撤去予定だったそうなのだが、一部爆破した際に周辺も崩れ落ちてしまったとの事。

　▼全体的な崩落の様子
　

　▼潰された車
　

　▼近くで見物する一般人。つーか日本なら立ち入り禁止になる
　

　この事故の原因は、「手抜き工事」とされているが、写真を見るとそれも頷ける。
　なにせ、崩落の仕方がハンパではない。200ｍにわたって、高さ8ｍの高架が崩落したのだが、怪獣に踏み潰されたみたいに、真下にに落ちているのだ。
　俺、阪神大震災の時、実は現地にいて、自宅のある大阪まで徒歩で帰る事を余儀なくされた為、崩落した例の日本の高速道路の高架を目撃していたが、柱が崩壊してないので、横倒しになっていたはずだ。

　▼阪神大震災
　

　中国の建築物は恐ろしい…。
　この間、中国中央テレビの建設中の新社屋が、たかがお祝いの花火からの引火で、ダンボールか何かのようにハデに燃え上がって崩れ落ちているし。
　


　そして、このような建築物において、海外メディアが叩いたりなんかすると、全て中国当局は、「中国の建築技術は世界最高クラスであり、全ての建物が建築基準で合格している」と、逆切れ豪語をするわけだ。

　ああ。俺次の仕事は、オフショアで中国に開発の一部を発注する事になっているんだよな…（拒否権なし）
　中国出張とか、毒飯以外にも、嫌な事はいくらでもあるんだが。
　命の値段が安い国に入国したくねぇ…。