「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

忍峠その後

2010-10-10 15:19:03 | 遠野

 忍峠 (松崎町)

2010年10月8日 撮影

 

 忍峠(しだとうげ)は松崎町沢の口と附馬牛町安居台(あおだい)を結ぶ、かつての旧道で、中世期からおそらく使われていて大正年間初めまで主要道といった位置付けであったといわれている。

 今は、通る人もなく山仕事やシーズンでの山菜、きのこ採りの人々が通るのみと思われるが、昨今は「遠野物語」の著者、柳田國男が明治42年8月に遠野を訪れた際に附馬牛町に遊び、その際に通ったルートと考察され、一部研究者や遠野物語愛好者が僅かに訪ねるということもあるらしい・・・。

 

 「まつざき歴史語たり」(松崎町地域づくり連絡協議会刊行、松崎町全世帯配布2003年)には、県内最古とされる御影石の碑が忍峠に残されているような記述と写真があり、今回、それと思われる石碑をよくよく見たつもりですが、天文6年(1537)との銘記を確認することはできなかった、

 (峠頂上は切り通しになっているが、陽が射さなくて暗くて、よく見えないこともあってのこと、機会がありましたら次回は老眼鏡にライト持参で調べたいとおもっている)

 

 天文年間といえば、北では三戸南部氏の南部晴政の弟、南部高信(石川高信)が三戸から岩手郡へ進出、雫石に迫って戸沢氏を駆逐して雫石は三戸南部氏の領域となり、岩手郡等への南下進出が本格派した頃でもある。

 遠野では、阿曽沼時代ということになりますが、海上の西教寺が天台宗寺院として開基したと語られる時代でもある。

 

 

 ということで難しい話は、またの機会ということで、そのまま安居台側へ下って参りますと・・・・。

 

???

変な矢印・・・?

 

矢印の先は・・・

ちょっとした小道として整備された形跡・・・。

 

10数メートル進むと・・・

 

 

10メートル四方位の平らな場所が・・・

 

あっ・・・そうか・・・ということで・・・。

 

 

 市の緑化祭といいますか植樹祭が今年行われた場所ということですね。

 さらに101年前に柳田國男が遠野を訪れた際に附馬牛への往復に通った忍峠から見たと遠野物語の序文に記された早池峰山の姿・・・その場所を表現といいますか再現した所ということになります。

 

 残念ながら早池峰山は雲に隠れて見えませんが、ここなら確かに見えるはずです。

 

 場所的には観光客がツアー組んで来れる場所ではありませんが、ハイキング気分とか、歩きでのコースなら、集落や主要道から離れているわけでもないので、案外簡単に来れますが、ただ、写真みてもわかる通り、一度とかのイベント用に少し整備して、その後は、お構いなし・・・といった雰囲気・・・(キレイに整備されて観光客が大挙来られても困りますがね・・・)

それと・・・

 

 

といった環境ですので、お薦めできませんね・・・。

 

 とにかく訪ねる場合は単独行動は慎んで複数での行動が望ましいと思います。

 

 遠野物語に魅かれて遠野へ来る方々にすれば、外せない場所かもしれませんが、ホント気を付けてください。

 

 山の恵みも今が旬か?

 

山ぶどう・・・?

 では・・・ないですね?

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秋を感じ・・・

2010-10-08 17:24:11 | 遠野

 9月初めまでの真夏日、ホントに秋は来るのか?来ても極端に短い秋ではないのか?そんな心配がありましたが、なんとか例年通りの秋がやってきたというところの10月となっております。


 稲刈りも終盤の土淵、松崎穀倉地帯(遠野市街地方面)
福泉寺 大観音堂より




 ちょっとだけ木々の葉が色付きはじめております。

 

 


 

 空模様がイマイチな午前中でしたが、午後は少し青空も見え始めましたので、いつもの如く、カメラをぶら下げて菩提寺境内を散策・・・。

 まだまだ青い色合いの木々の葉が主ですが、それでも場所によっては赤や黄に色付いた葉もあって、紅葉も着実に進んでいるようです・・・・が、下の画像の場所は、まだまだといったところです。


 

 
 大観音堂での折り返しを過ぎ、ふと秋の味覚である栗はどうなっているのかな?と気になって、ちょっと遅めの栗の木の下へ・・・・。

 


 

 ちょうど良い感じに実っている・・・。




最初は見える範囲の栗を拾い集めてシャッターを切って、とりあえずポケットに入る分のみ・・・。



よく周りを見るとけっこう栗が落ちていて、それを拾って集めてさらにシャッターを切る。




 またまた、さらに周りを見ると、まだまだ栗が落ちていて、ポケット全てに入れても入りきらないほど・・・汗・・・なんかポケットのふくらみが気になって、栗泥棒と間違われそうな思いがしてくる・・・・。

 いくら檀家で、しかも隣接で出入り自由で親しい付き合いといっても、黙ってお寺さんの栗の木から本格的な栗拾いは気が咎めるといいますか、ポケットに隠して持って帰るという所業はいけない・・・と思いまして、休みで家で昼寝中の嫁さんに電話して、散歩がてらビニール袋を持ってくるようにお願いして・・・大汗・・・二人で、とりあえず見える範囲の栗拾いに興じる・・・オイ、オイ・・・汗・・・


でっ・・・収穫は・・・。



丹波栗の仲間?・・・けっこう大きい栗なんですよ・・・。


お寺さんには事後承諾ということにして、家族4人で食べれる量となりました・・

 また3~4日すれば、さらに栗が落ちそう・・・・今度はお寺さんの分も採ればいいんですよね・・・汗



いずれ久しぶりの栗拾い、思わず少年時代に還った気分で夢中になってしまいました・・・意外と楽しかったです・・・

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寺沢渓流、一の滝

2010-10-06 18:53:07 | 遠野

 遠野市内の渓流やら滝を撮る場合、個人的には場所については固定化されているかもしれません。
 
 大きくて有名な処としては「又一の滝」(附馬牛町)や「藤沢の滝」(小友町)となりますが、小生の場合は行きやすい、入渓しやすいということで、「琴畑渓流」(土淵町)、「荒川渓流」(附馬牛町)、そして今回ご紹介する「寺沢川一の滝」(宮守町)が主となっております。

 
             一の滝・・・宮守町上宮守

 

 間もなく、紅葉シーズンということで、紅葉と渓流、滝というシチュエーションが最高なのですが、その時期が参りましたら再訪いたしまして、ご紹介できればと思っております。

        

 

 

 


 

シャッタースピードを変えつつ・・・汗

  


 

 


 やはり、時期的にはもう少し我慢して紅葉の頃が絵になりそうですね・・・とは言っても今月20日も過ぎればそれなりの景色になりそうな雰囲気です。



 
 今朝は薄い霧が盆地を包んでましたが、午前8時を過ぎますと、空の所々に青空がみえはじめておりました。

 高清水からの雲海ハンターが少し気になり、里から山を逆撮り・・・汗

 


 

                誰もいないようですね・・・・笑


 
                                  望遠レンズでテレマクロ

 

 処分したとばかり思っていた瑞光望遠レンズ一本が・・・・・・防湿ボックスに・・・。
 2本だけ残したつもりであったが、300㎜の超望遠(35㎜換算600㎜)を梱包忘れしたものと思われる。(箱は無いので空箱を送付したと思われる・・・汗)
 どおりで少し売値が思ったよりも安かったのはこのせい・・・?
 でも、なんか安心といいますか、これで良かったかもしれません。
 いずれちょっと儲けた気分もあって、久しぶりに使ってみました・・・。



 なんか、gooの記事投稿の仕方が新しくなったようで、ちょっと違和感が・・・前回のメールの変更も未だに使いこなせていないですが、今回の変更も・・・・?・・・・まっ、慣れだと思いますので、「あ~だ、こ~だ・・・」と言いながらやって見ようと思います・・・。

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カマーはきまぐれ、流し撮り

2010-10-05 17:47:00 | 湯っこ・鉄道・旅・・・

 本日は、ちょっと野暮用にこちらまで・・・・

 

 

駅前を通るとカマーにヤマーが待機中・・・

 

 

 

 

※カマー・・・釜石線 ・ ヤマー・・・山田線

 

 

 用向き後に昼食を食べて帰宅すると、情報により遠野市内で鉄撮り・・・。

 

 場所は此処・・・。

 

綾織町新里地内で練習撮影・・・。

午後1時過ぎの上り線

 

 

 

 

終始流し撮りとなる・・・

 

 

そして本来の鉄撮り・・・

場所はこちらにちょっと移動・・・。

 

綾織駅界隈にて・・・

 

いただいた情報は貨物運行情報

 

貨物列車DE10

 

 

これも流し撮りとなってしまった・・・

 

でも、なんとなく良い感じに撮れているような・・・

 

 

 釜石まで行ってましたので貨物を大橋辺りで待ち伏せも考えてましたが、思ったより早く用向きも終わり、しかもお昼も早めに食べてしまったので、早々に遠野に帰ることに・・・別に「カマーは気まぐれ」ではないのですが、臨機応変での鉄撮りとなりました。

 

 本日の昼食は・・・

 

 

春以来の来店

 いい味のラーメン、忘れられない美味しいラーメンをようやくまた食べることができました。

 

 

 半チャーハンとラーメンのセットをいただきましたが、釜石ラーメン、レベルが高いですねえ・・・・・・美味い

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朝焼け雲海

2010-10-03 16:45:28 | 遠野

 くっきり雲海が出た翌日ですが、本日は天気も崩れ傾向とのことで早朝の雲海は望み薄かな?と夢見ながら寝ておりましたが、午前3時半過ぎに気になって眼が覚めてしまいカーテン越しに外を見ますと、遠野の街明かりは、ぼんやり見えるものの、霧が発生している雰囲気。

 高清水に行こうか否か?とりあえずPCの電源を入れて、ブログのコメント返し・・・。

 そうこうしているうちに4時も回って迷いに迷って、折角起きたのだからとソソクサと準備して4時半過ぎに自宅を出発、外に出てみると濃霧が発生しており、街明かりも確認できないほどで、雲海出現の期待度大、これは昨日に続いて二番煎じながらも久しぶりに秋の雲海堪能かと勇んで出かけた次第でした。

 

 午前5時少し前に高清水到着、予想通りに完全な雲海が出現している。

 なのに・・・先行者もなく高清水は自分独り・・・・でした・・・

 

 

 本日(2010年10月3日(SUN))AM5時頃の雲海

 遠野盆地にビッシリ張り付いている完全雲海・・・。

 ただ、六角牛山をはじめとしての正面(東側)の山々は厚く黒い雲に覆われてその姿は見えない・・・。

 

 

 この調子だと、ご来光は無理かな?と思いながらも東の空は、みるみる間に赤く染まり出す・・・。

 山々を覆う黒雲の上に毒々しいといいますか、満にらラーメンのスープみたいな色合いに染まっていく・・・汗・・・笑

 

 間もなく、ご来光の時刻か?・・・小生はフェンス下の牧草地に移動して、その時を待っていたが、どうやらご来光は望めない雰囲気、その時、綾織側から一台の乗用車が来たようでしたが、人数は3名位か?凄くテンションが高く、ふざけ合っている雰囲気、とにかくうるさい・・・

 展望台の中で漫才でもしているのか?動画撮影でもしているのか、変なテンションでうんちくを言っている若者達、それにしてもうるさい・・・

 

 神々からの領域という意味合いで高清水からの雲海を位置付けている小生にとっては許し難い光景・・・

 世が世であれば、彼らには遠野の雲海というものは縁がなくて、知らずにいたものだろうと思ってますが、カメラマンとか極一部の通しか知らなかった雲海がこうして一般にも知れ渡ること、マスコミも含めブログの紹介等によるものも大きいと思われ、小生自身、自分で自分の首を絞めるが如く・・・みたいなことになったりもしますが、それでもこんなすばらしい場面の独り占めも悪いと思いながらと複雑な心境でもあります。

 まっ、自分も地元ブロガーや遠野通い人さん達の情報なんかでハマったクチですから、他人の事は言えませんが・・・・・・感動の言葉は別としても、悪ふざけやら大声で奇声を発することだけは止めてもらいたいですね。

 

 

 

 午前6時近く、おそらく日の出の時刻間もなくか?黒い雲の上に太陽も出ては来るだろうと思いながらも、ちょっと気分が悪くなる事案に触れたので、山を降りることに・・・・自家用車に乗りがけに飛行機雲が見えたので数枚撮って家路につく・・・。

 

 

ちょっと天気も良いとはいえませんでしたしね・・・。

でも、雲海は綺麗な雲海でした・・・。

 

 

ということで、今月は晴れた休みの早朝は雲海詣となりそうです・・・

 

 

10月3日

松崎・土淵方面

 

遠野町方面

 雲海の下は街並が広がっているとは、想像し難いですが、雲海スポットが比較的近くに存在するという珍しい立地、そして何よりも雲海が市民生活の場に頻繁に出現するという素晴らしい環境の遠野でもあります。

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秋本番、神無月突入

2010-10-02 17:21:55 | 遠野

 秋の深まりと共に10月、神無月に突入という場面、まさしく大地は収穫の秋を迎えている。

 

 3日間の仕事上の研修に通っていた奥州市江刺区

 

杭掛けによる「ホニョ」という自然乾燥方式・・・旧伊達領に多い。

 

こちらは旧南部領の遠野・・・。

「ハセ掛け」と称する。

 

 伊達も南部もそれぞれの特徴が見られますが、刈り取りのメインはコンバインによるもので、自然乾燥方式は年々減少傾向であることは見てとれます。

 江刺区でも遠野境の方では「ホニョ」、「ハセ」の混同する地域もありますが、遠野では「ホニョ」はみられませんね。

 

遠野附馬牛町

 

私の地元、松崎町駒木地域

 稲刈り最盛期ながら、刈り取りの順番を待つ黄金の大地とでも言いましょうか・・・。

 我地域は遠野での穀倉地帯で美田の地域でもありますからね・・・・。

 

 

 それにしても個人的には久々の晴天の休日といったところ・・・

 当然、早朝に遠野盆地は雲海が出現して神々の領域から幻想的な景色を堪能されただろう方々がいたものと、ご推察しておりましたが、某遠野ブログにエントリーされております・・・すばらしい雲海だったようです。

(遠野なんだり、かんだり)ブックマークにリンク

 

 研修関係の影響で高清水へは出向けず・・・汗・・・午後近くにいつもの如く、菩提寺散策コースを小一時間ばかりカメラぶら下げて・・・となりました。

 

庭の花っこ

9月初めの残暑厳しい頃から咲いていたような・・・?

本日は気温も上がって、Tシャツ一枚で散策しておりました。

 

まだまだ紅葉には早いという雰囲気の五重塔

 

 

 とは言っても10月、紅葉の季節は、もうすぐというところで、少しですが境内の木々にも変化がみられはじめている。

 

 

 例年なら後2週間で色付きも本格的になり、3週間後の20日前後が一応の紅葉の見頃となるんですが、果たして今年はどうでしょうかね・・・?

 

 遠野での紅葉の名所でもある「福泉寺」、当ブログでは隣接というより、現地そのものという立地でもありますから、生の紅葉情報を時折、お伝えしたいと思ってます。

 

陽射しも夏のモノと違って、随分と柔らかくなったと感じます。

 

 

ネネは相変わらず居場所を変えつつ、眠り猫です・・・

 

 

 岩手県立遠野高等学校、伝統行事「うさぎ狩り」が1日に行われたらしい・・・隔年での開催、今回も取材に行きたかったが研修の為、叶わず・・・涙・・・ホント残念です・・・涙

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