今朝は氷点下7度近くまで冷え込み、日中は晴れたものの風が冷たくてカメラ撮影を兼ねた散策をしようか?それともこの時期にライフワーク化している市内の城館跡の探訪をしようか、はたまた寒いので何処へも行かずに家で温まっていようかと迷う・・・。
とりあえず、年末の支払い関係があって市内の金融機関廻りを午前中行うも、やたら寒くて帰宅するや出かけるのが億劫になって昼過ぎまで家でゴロゴロしておりました。
しかし、いいお天気には変わりなく、少し身体を動かそうということで、いつもの散策コースを久しぶりにカメラ片手に歩いてみました。
陽が射すのは山や木々の影響で午前11時近くとなる福泉寺、池の氷もほとんど融けない。
観光オフシーズンといったところ・・・参拝者もほとんど訪れない。
一気に大観音・・・汗
多宝塔
卓越技能者で社寺工舎代表の菊池棟梁が奈良での修行を終えて一番最初に手掛けたのが地元福泉寺の多宝塔であった。(昭和53年着工、昭和57年完成)
大観音堂
2代住職 尻石(摺石)宥然和尚が単独で20年の歳月を費やして彫った福徳十一面観音像が収められている。(昭和40年10月落慶)
高さ17メートル、木彫観音では日本一の大きさを誇る。
拝殿には・・・
彫もの及び細工は小山田(現花巻市東和町)の小原喜蔵氏・佐々木松太郎氏によるものである。(昭和37年依頼とのこと)
ちなみに小原喜蔵氏は福泉寺本堂を手掛けたあの小原樗山氏の長男。
本堂の彫もの(小原樗山 作)
大観音像(福徳十一面観音像)
2代宥然師、3代正全師共に出身は下閉伊郡小国村尻石(現川井村・川井村はH22年1月1日宮古市と合併)
過去ログにも記したことがありましたが、シンガーソングライターの「高石ともや」さんは、福泉寺とも縁がある方で、高石さんの父は川井村の尻石のご出身で宥然和尚の甥で、正全和尚の従弟である。
先日、テレビ局クルーが取材に訪れるとの情報があったが、年に何度かテレビや雑誌等の取材があるお寺さんでもあり、いつものことと流しておりました。
有名タレントが来るとかであれば、アナウンスも高々で入ってくるのですが、今回は音無しであったこと、情報源の母親が取材日程とか聞いてなかったこともありますが、どうやら高石ともやさんが来たらしい。
「遠くへ行きたい」というテレビ番組で、この旅の主役は高石ともやさん。
数十年ぶりに遠野の従弟(住職)と会い、先代住職(宥然師)の墓所に手を合せ、境内を住職の案内で散策する内容であったそうです。
その後、川井村尻石を訪れ父の故郷の方々と親睦、その懐かしさに触れたという番組構成だったようです。
正全和尚も高石氏とは数十年ぶりの再会で、懐かしさもひとしおだったと聞きました。
キー局の放映は12月20日なそうですが岩手では放映されていないみたいです。
今回も肉球・・・汗
次回の福泉寺は大晦日の風景をお伝え予定です。