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「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

防火管理講習

2005-07-22 20:24:11 | ファイヤー
少し夏らしいイメージとして雰囲気を変えてみました。来月半ば頃まではこちらの感じで行きたいと思います。

さて、今年も甲種防火管理講習が開催されました。
主催側の担当として、そして講師として今年も関わりましたが、私自身としては、なんとか終わったという感じでまずは一安心といったところです。
防火管理講習とは、事業所において防火管理全般を担う防火管理者の資格付与を行う講習ですが、二日間の講習を修了すれば資格が付与されるものです。
まあ~受けていていただけば資格が貰えるといったことでもありますが、事業所において防火管理者の選任を受けて初めて今回のような講習の意味が生かせるものであり、しかし、今回の講習を受講された方々、以前に講習を修了された方々、今一度、初心に帰って防火について考えてもいいのかもしれません。

講師も3年いたしましたが当初の頃は、しどろもどろでして、さらに人前では緊張し、言語障害気味でもあり、とにかく嫌でしょうがありませんでした。もちろん今でも得意な分野ではございませんが、今年の市の防災会議で地域防災計画の修正について委員の方々の前でなんとか説明できたという自信も若干あって、今回は必ずしも上手くいったわけでもありませんが、それでも緊張もさほど感じなくてまあまあといった感じでもありました。
人前で話す、伝えるは慣れですかね、一生懸命必死に頑張るのもそのとおりですが、私のような性格の場合は場数を踏む、これしかないのかもしれませんが、ようやくなんとかなるといった思いができるようになってきました。

救助大会前1

2005-05-30 14:23:40 | ファイヤー
我レスキュー隊・わげすたず(若者達)は只今、来る6月末開催の岩手県救助技術大会に向けて日夜練習に励んでおります。
普段の訓練とは違い、競技会という意味合いの強い大会でもあり、県大会での上位入賞者は東北大会へ、さらに東北大会を勝ち抜けば全国大会という栄誉が待っております。
当地区は職員数の関係上、10名前後の選手規模ではあるが少数精鋭、個人種目と3名一組といった種目のみの登録ではあるが、これからの頑張りを期待し、己の技術の研鑽と練習の成果を十分発揮していただきたいと思っております。

私は若い頃は第三の男的で、いわば補欠組、体力も技量も人より劣っていたのだろう、20代は日陰の身でありました。
努力しても実を結ばない、これって自分のことだと考えていた。29歳の時、同期や私の年齢に近い同僚達は、ほとんど引退、指導的立場となっていた。そんな中、選手として声掛けがあった。今さら・・・そんな思いがありながら、何故かオレンジの服を身にまとう自分が其処にはおりました。遅咲きといいますか、若い頃の鬱憤を晴らすかのように練習に励みましたが、私が選手として出場したのは2度、上位入賞という目標には届きませんでしたが、仲間たちと練習に励み、共に泣き、笑い・・これだけでもよかっとた今は思っております。
わげすたずには技術的なアドバイスはできませんが、くれぐれも怪我のないよう励んでいただきたい、そう思うところです。

画像は、拙ブログでも御馴染み「二進も三進も日記」管理人、うめぼし消防士。
はしご登はんの部出場・・・・
梯子下のスペースで命綱を作成、高さ15mの梯子を登り、速さ、ロープ結着の正確性を競う競技。高度な技術と正確性、さらに脚力が必要とされ、一発勝負的な運もありますが、日頃の練習で培われた確実性、安定した技術があれば十分、県大会を勝ち抜く力はあると思います。

危険物

2005-05-17 21:34:29 | ファイヤー
危険物関連団体の総会で花巻温泉に出張していた。
消防の業務として危険物施設の許認可、維持管理に関する規制・・等、重要な監督業務がある。一方では、危険物施設を抱える事業所による団体への関りもあり、指導的立場ながら事務局に近い仕事などもしている現実がある。
危険物(主に石油関連)は管理の仕方を間違えると大変な事故に発展する可能性があるが、最近は企業も業界間の競争も激しくなり、生き残りをかけるといった厳しい現実もある。
しかし、一番は安全に危険物を取り扱い、事故のないよう配慮する姿勢、これがまずもって必要なことでもある。これらのことは事業者も従業者もわかっていることですが、それでも事故は発生する、福知山線の脱線事故ではないが、しっかりと認識していただき、安全に石油等を供給していただく、これに尽きます。
ところで危険物取扱者試験、主流は乙種第4類であるが、その合格率は20~30パーセント、かなり難しい、丙種なら受かるだろうということで丙種を受験される方も多いが、こちらも簡単なようで実は50パーセント程の合格率でもある。
単なる資格としての取得試験ではない、受かった後もそれなりの責任を負わなければという意識付けでもあると思う。
昔に比べれば合格率低下しているようです。

総会

2005-04-18 23:16:57 | ファイヤー
担当する婦人防火団体の総会があって、なんとか終了、今月、来月は何かと防火団体の総会やら集まりが多く、少し忙しい・・・。

本日開催は、婦人消防協力隊の総会、まさに読んで字の如く、ご婦人の消防組織である。
この担当を昨年からしているが、結構行事もあって事務局としては忙しい方でもある。
婦人消防協力隊はは女性消防団員ではないっ、いわば防火団体で、消防団的な義勇組織とは若干異なるものでもある。
当初は、農村部等で冬期間出稼ぎにでる男手の変わりに消火活動やら地域の防災防火を担うという役目もあったようですが、徐々に炊き出しや防火点検といったどちらかといえば現場にありながらもソフト面に関っている防火団体といえるかもしれない。
一時期、ポンプ操法やら規律訓練等の対象になった時期もありましたが、家庭を持ち、さらに仕事を持つ女性が増えつつある時代、負担となる訓練や活動は敬遠され、婦人消防のなり手の確保も難しい頃もあったようです。
最近は、消火器を使っての訓練や救急講習という場面も多くなり、主婦としての立場から何かと消防に関りを持つといった傾向でもあります。
その婦人消防協力隊の総会、一応提出議案は承認され、ひと安心でもあります。
とにかく書かれたものを読むだけなのに、以前は緊張して上手く言えない自分なのですが、2月に開催の防災会議にてそれほどのミスもなく、上手く説明できたという自信があったのか、今回は全く緊張せずに言う事ができた。少しは詰るところもあったが、なんとかなった、連休明けまでは少し忙しいには忙しいが、まずは最初の関門突破という感じでもあります。

「あ~、えがったじぇ~、おしょすごどもねくて、まんつ、えがった、うめぐいった。」

100件突破・・

2005-03-28 17:16:29 | ファイヤー
100件、・・・・これは当市における3月、1ヶ月の救急出場件数である。
都市部や人口増加傾向の地域においては、全く屁でもこいたような微々たる数字であろうが、人口2万7千ちょっと、世帯数も9千の当市においては、驚くべき数字である。
私はそれほど件数には無頓着であったが、せいぜい月平均、50~60件ペースでは・・と思っていたが、昨年は組合管内で1千件、毎年、救急件数は増加の一途を辿り、何かしらの対応が必要に迫られてきていると感じる。

救急車の出場件数の増加、全国的にも色々な諸問題が発生、救急車の有料化・・も検討されはじめている。これは安易にすぐ救急車、タクシーの代わりとばかり要請する事案が目立っていることもあり、おそらく法制化されるのだろう・・。こちらはお上の決めること、見守るだけですがね。
いずれにしても、当市においても高齢化に拍車がかかり、人口が減る傾向なのに救急件数は増え続けるという現象、いやいや・・要請するのは高齢者ばかりとは言っておりませんよ、ただ統計上は高齢者の搬送件数が増えているということ、これも見逃せません。
ある種、時代の波といいますか、流れの現われかもしれません、ただ私達は一生懸命やるだけです。

防火祈願

2005-02-25 19:03:27 | ファイヤー
流行風邪にかかってしまいましたが、なんとか復活、まだ背部、腰部の痛みがあって本調子ではないっ、そんな中、今年に入って5件目の建物火災が発生、管内人口3万強の田舎にあっては、2ヵ月余りで5件の火災は多すぎである。昨年12月から続け様に6件、都会の消防関係者にすれば笑止に値する数かもしれないが、我々にすればやはり尋常ではない数字でもある。

過去に、やはり例年に比べて火災発生件数の推移が増と見込まれたり、集中的に発生した際は何らかの対策等を実施してはいたが、そのひとつに防火祈願、火災撲滅を念頭に入れての、火防神を祀る神社に関係者でお参りしたり、厳寒期に裸参りしたり、果ては川に浸かって祈願ということもあった。ところが何故か、その晩には願いも空しく火災が発生する、また数日後にまたもや発生というなんとも皮肉な結果となった記憶があります。それと多くの職員が風邪をひくおまけ付きでもある。

我々消防関係者による防火への訴え、これもさらに強く推し進めることが必要でもあるが、最後は住民一人ひとりの意識の持方でもある。昔は「地震・雷・火事・親父」と怖いものの代名詞であったが、親父は今は無きに等しいとしても、地震・雷・火事、特に地震と火事は最も警戒してほしいものでもある、火事は財産ばかりではなく尊い生命、それと家族や友人との思いでの詰った家や建物さらに品々を灰と化す災害でもあります。くれぐれも自分とこは大丈夫と高をくくらず、防火に関心をもっていただきたいものです。

防災会議

2005-02-02 15:47:35 | ファイヤー
半年あまりを費やしての地域防災計画の修正、その最終関門、市の防災会議が本日開催された。
半年余りの労苦、その中でも今回の会議にて修正内容を委員各位に説明する、これは人前で話す事が不得意な私にしてみれば最大の苦であり、できれば逃げ出したい気持ちでもありました。

防災計画はいわばその地域における災害時のマニュアル的なものであり、これ以上の災害対応を記したものはないに等しい、その修正を半年かけて行い、内容そのものは時間を費やしただけあったので、無事に承認を得ることができましたが、それらを説明する会議が防災会議の主な趣旨でもあり、この会議にて上手く説明できるかが私にとっては最大の懸案事項でもありました。

ここ半年、現場の仕事の他に防火団体事務、通常の執務、それプラス、一番手間がかかる防災計画を手掛ける、さらに追い討ちをかけるように家庭の諸問題等、なかなか集中できない時期もあったので、防災会議終了時には、どっと肩の荷が冷や汗と共に降りた気分であり、疲れもしたが爽やかな世界はこのことか、と思う余韻もございます。
気分的には9割が終了、しかし県への本協議、さらに承認されれば印刷製本、各関係機関への配布が残されている。むしろ事務的にパソコンの仕事がここ2週間に集中して、さらに忙しくはなります。

ただ、今日は飲みたい気分であり、これから一人で存分に飲んで来たい、一時何もかも忘れてネオンに飛び込んでもいいのではないのか、そんな思いでもあります。

1.17

2005-01-17 14:27:46 | ファイヤー
16日は、雪の中での出初式。そして17日朝は、またしても除雪に追われる。積雪も膝下近く、近年の遠野では、結構積雪がある方かもしれない。

そんな中、1月17日朝を迎える。私はまだ暗い中から除雪作業に追われていたが、今から10年前、あの惨劇をテレビのニュースで知る事になる。
当初は大地震が発生、しかし時間が経つにつれ、映像では神戸市内各地で燃え盛る火災の映像、我々消防に携わる者にとっては、一番危惧する火災、何よりも私、というより地震での火災の経験がない全国の消防関係者には、どうやって消火活動をしているのか、救助は、救急は、頭が混乱するほどの大災害が徐々に明らかにされていく中で、ますます頭の中が混乱する記憶がありました。
時折の検証番組、メディアでの消防サイドへの批判、何故ヘリを使って消火しないのか、専門家が入れ替わり立ち替わり、いろんな放送局に登場して、持論を展開しておりました。能書きはいいから、行って指示して来い、これが素直な感想でもある。
昨年、はじめて神戸を訪ねました。震災記念会館だったかな、映像であの時の凄まじさを知りましたが、この阪神淡路大震災が与えた教訓、6千名にも及ぶ犠牲を以ってしても形として見えてくるのは行政主体の上からの催し物各種、例えば防災訓練等・・地域住民を巻き込んだといっても、参加者は高が知れている、根底までこの教訓は生かされていないし、またすべてに行き渡るのは不可能でもあろう・・・。
せめて1.17、さらに近年の大災害を風化させず、繰り返し訴えていく、警笛を鳴らし続ける、これしかないのかな・・なんて思うものである。

正月三箇日も過ぎて・・・

2005-01-03 16:53:19 | ファイヤー
正月3日(1月3日)は非番。
大晦日から元日にかけては当直勤務、元旦が非番で2日がまたもや当直勤務。
二日は救急隊、例年はかなりの救急要請があるこの正月2日、案の定、餅を詰らせた要請があった。失礼な言い分ではございますが、幼児、それとご高齢の方へ餅を食べさせる際は、細心の注意をしながら食べさせていただきたい、こちら側の勝手な言い分かもしれませんが、喉に詰らせる危険性は大であり、正月だから食べさせたい、本人も食べたいというのであれば、食べる場面を最後まで注視すること。万が一の場合はすぐ対処できる体制、気持ちが大切だと思います。
もしもの場合は、まずは背中の中央あたりを平手で数度強く叩く、最後の手段は掃除機で吸い出す・・なんていう方法もある。無論、同時進行で救急要請も忘れずに・・消防署の通信指令室では、その対処方法等を電話にて指示する体制でもありますから、まずは落着いて行動してください。
ということですが出場件数は例年並み、少しだけ落着いた2日目の当直勤務であった。

4日はもう仕事初め、既に実質仕事を始めているのでそんな儀式ばったことは必要ないが、ひとつの区切りとして、気持ちを切り替えるという意味では自分的には受け入れられるものでもある。

さて、ここ一ヶ月が私のひとつの仕事上重要な期間でもある。このことだけに集中したいがそうも行かない、万全を期するを旨とすれば他のことはしたくはないが、専門的に怠りなきよう準備しても必ずポカッがあるのが私、どっちにしても同じかもしれない・・・正月明けはかなり憂鬱な一ヶ月となりそうでもある。
2月になれば恒例の医療関連オフ会が予定されている?この飲会に充実した気分に出れるか、逆に落ち込みながらも自棄酒になるのか、どちらにしても呑まずにはいられない気分である。

まとめ

2004-12-30 19:21:15 | ファイヤー
今年もあと何日というより時間でいった方が適当かもしれない。遠野もあたり一面の銀世界、ついに冬将軍の主軍がやってきたといったことかもしれない。

さて、今年はまさに「災」の多い年であった、台風の上陸、地震、火災、事件・・まさに天変地異の怖さ、そこに人的な行為による火災、事件、事故の痛ましさ、特に今年後半となってからの災いは記憶に新しく、さらに痛ましいものである。
当ブログでは、何度か防火管理に関すること、防災に関する考え方等を記述している。新潟の中越地震、関東の物販店での連続放火、台風、さらにスマトラ大地震での大津波・・。
阪神淡路の大震災がひとつの教訓となって防災関係も充実、その体制もできつつある時代であるが、最後はやはり一人ひとりの考え方、心構えひとつで違ってこよう、結局は自分がその場にいて体験しなければわからないことでもあり、行政や関係機関がいくら叫んでも寝耳に水、近い将来は東海、南海、宮城県沖・・・かなりの被害が予想される地震も想定されております。今を楽しく生きるもよし、楽しみながらも少しはこれらに備える、万が一の場合の行動等は家族でそれとなく話しあっておく、これくらいは最低限必要と思われます。
来年は自然災害も少なく、少しでも明るい年であるよう願うと共に、災害等で亡くなられた方々のご冥福と被災された方々に対してお見舞い申し上げます。

よいお年をお迎えください。