経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

しめたもの

2012年01月27日 | Weblog
最近は固有名詞をとってつけたように自動的に挿入した
メルマガやメールが主流になったが、
あれで感激した人がいるだろうか。
むしろ、怪訝さ、不審なおもいが、先に来るはずだ。


私が初めて固有名詞入りの広告メールを見たとき、
どきっとしたのは事実だ。でそのあと、
私だけにではないことがわかるからである。
で、冷めて、「こんなソフトができたんだ」。
以後は,迷惑メールへ振り分けである。


お客からみたら、「私だけに」こそが。
作り手、売り手に言わせたら、「○○さんだけに」こそが。

「とって」、「こそ」、「だけに」の言葉の裏に、
相手を思う気持ちがその相手に伝わること
その「とって」、「こそ」、「だけに」こそが、
接客の本来だと思う。


商店主は、何気なく「うちの商品は・・・」
といったいい方をする。
そのこと自体はかまわない。

しかしその商品を食べるなり着るなり消費するのは
作り手、売り手ではない。お客にとっての商品、サービスである。
作り手、売り手のものとして、
作り、売り,消費されるものではないもの。
それが製品、商品、サービスなのだ。

だから、ここは強く、
「お客様からの」お預かり商品,サービスと意識しておくこと。
できれば「お客様からの」に,一人一人のお客様の固有名詞が入れば
そしてその固有名詞付のお客様の嬉しそうな顔が、
頭に浮かぶようになればしめたもの。

なにが「しめたもの」なのか。

言うまでもない。
商人、あるいは営業マン、あるいは販売員・・・
になった喜びで満たされるのだ。