JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

3B7Aでの無線機

2018-04-16 09:28:58 | SDR
 3B7Aの運用も最終モードになってきたようです。
 多くのスロットにチェックの入った画像を沢山見ます。
 みなさん大満腹の様子で結構でした。それにくらべると私は40mSBBのひとつという
寂しさ。しかし目標にしていた80m、40mのうちひとつできたので良しとしましょう。
 
 さて今回のフランスチームの使用していた機器はペディを伝える写真を見ると
たいへん興味があります。

 最近のペディではK3が使われることがほとんどでした。
 また延期となった3Y0ZではFlex RadioのSDR TRXが積み込まれていました。
 そして今回の3B7Aが使っていたのがロシア製のSunSDR2 PROとLinearはイタリアSPE製の
EXPERT 1.3-FAでしょう。
 SunSDR2 PROはただの小さな箱です。ダイヤルもありません。
 ロシアのExpert ElectronicsはMB1というSDR+PCを一体にしたトランシーバーを
もう長く作っています。
 SunSDR2 PROはMB1からWin10のPCを取り去ったものです。
 どちらもすでに日本国内に代理店があります。
 
 おそらくペディで実際に使われたのは初めてではないかと思いますが、同時に
多バンドが運用される環境での使用に耐えたのだろうと想像します。
 海外に出かけて運用するとなれば、できるかぎり荷物は軽く小さなほど良いに
決まっているでしょう。
 その条件からするとJA製の機器をはじめK3でさえこのSunSDR2 PROには完敗です。
 さらにSPE製のLinearは重量10.9Kgで電源つきときてはもうペディにはぴったりでしょう。


 ブロックダイヤグラムをみても心臓部はやはりFPGAです。
 という事はSOFTがものをいうのでしょう。
 Flex RadioにしてもExpert Electronicsにしてももう長年のノウハウの蓄積が
あるのが強みでしょう。
 この流れはこれからの主流となっていく事は間違いないとおもいます。
 はたしてJAのメーカーはこの流れにのっていけるのでしょうか。
 ようやくICOMが7300、7610でSDR化してきましたが、RIGだけで運用できる
無線機とPCと一緒につかうSunSDR2のような箱形式の2つの流れの競争が
生まれるのか興味のあるところです。


 

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