JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

カメラのべたつき

2016-11-15 21:48:18 | 日記
 息子がフィルムカメラがあるかなーといいます。
 もうかなり古いがニコンのF-100があります。
 
 保管庫から取り出してみるとまだ中にフィルムが入
っている状態ですが、電池は抜いてありました。
 死んだ親父が晩年に買ったのですが、重いからくれ
るというので、高価なものだからタダというわけには
いかないだろうと、当時としては結構は金額を払いま
した。
 しかし時代はフィルムカメラからデジタルに移りつ
つあり、ほんの短い時間使っただけで保管状態になっ
ておりました。

 グリップはそうでもないのですが裏ぶたに張ってあ
る黒い人工皮がべたつきます。
 ググってみるとゴムの加水分解が進んでいるらしい。
 無水エタノールでふくとべたつきは取れるらしいが、
最終的には張り直すのがいいらしい。

 作られた時代の化学製品ですから、どのメーカーの
カメラでも起きる。外張りだけでなく、カメラ内部の
黒い発砲状の遮光材がボロボロになるのも同じ加水分
解によるらしい。
 ポリエステルの靴底が割れるのも同じことが原因だ
とのこと。

 それにしてもせいぜい20年くらいの製品でこんな現
象が起きてしまうとは困ったことだし悲しいことです。
 それほど長持ちをする製品を作っていたのではメー
カーが儲からないから適当にダメになるようにしてい
るのかもしれません。

 もう古いものを長く愛用するというのは難しいこと
なんでしょうね。その点あまり化学製品が使われてい
なかった時代のカメラは今でも丈夫です。


 
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