続く尖閣諸島への侵犯

　今日の夕方のNHK　シブ5時で最近では珍しくなった感
じの尖閣諸島への中国側の侵犯を取り上げていました。
　領海侵犯は以前ほどではないが10日に一度のペースで
あっているが接続水域へは毎日のように海警が航行して
いて、最近は中国漁船もやってきているとのこと。
　一方尖閣諸島海域の良好な漁場を漁場としていた枕崎
の漁船は海警に追い回されるのが怖くて、すでにあきら
めて出漁はしない。おかげで3割の漁獲の落ち込みだと
嘆いていると報道していました。

　以前ネットで読んだ中国が南沙、西沙、中沙をその支
配下におさめた手法がまさにこれと同じだったことを思
い出します。
　軍艦を出せば、戦争になります。
ベトナムとは実際ドンパチやりましたが、漁船をどんどん
行かせて、それを警護するということで、海警を派遣し、
他国の漁船を追い回しその挙句ここは中国の領海だと強引
に居座り中国領にしてしまう手法です。

　いま尖閣諸島は海上保安庁が全国から大型の巡視船を集
めて石垣港を拠点に領海を守っていますが、日本人はもの
事が過ぎればあっさり忘れる人種ですが、決して尖閣諸島
のことは忘れてはなりません。
　日本の一番大きな巡視船は9300トンですが、最近就航し
た海警2901は10,000トンを超える大型船と言われています。
　いわば警察と警察のぶつかり合いならば戦争になること
はないでしょうから、辛抱強く巡視船に頑張ってもらうし
かありません。
　最近は無人偵察機も飛来してきているとも。

　中国のネットで読める国の方針を示す文章では尖閣諸島
は当然中国の領土とうたい、日本が領土を侵犯していると
いう立場をとっております。
　今話題の安保関連法案とは関係なく、しずしずと海上保
安庁には頑張ってほしいものです。