JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

原爆記念日に思う

2011-08-06 10:12:02 | 日記
広島の原爆記念日の今日、大分地方は雷を伴う
強い雨模様です。
 台風9号の影響か、ここのところあまり夏の暑
さを感じません。年令による感度の鈍りも影響し
ているのかもしれません。

 毎年TVで放送される原爆の記念式典はカンカン
照りの暑い天気が例年ですが、今年は曇りの天気
のようでした。 時を同じく開催された甲子園の
高校野球は夏の日差しのもとでの開催で夏を感じ
ました。

 世の中脱原発の流れが主流になっております。
 再生可能エネルギーが原発に変わってエネルギ
ーの主役になるにはまだ相当年月がかかることで
しょう。

 私が学生の頃 昭和30年代は全国的に電源開発が
盛んでなころで、佐久間ダム、奥只見ダム、さらに
黒部ダムなど大工事が続いておりました。
 その記録映画をよく見て、感動したものでした。
 ついこの前大雨に見舞われた只見村までダムを見
にも行きました。もちろん後年黒部ダムは観光地と
して数度行きました。

 しかし大型ダムを作るところが無くなると、東海
村に実験炉がつくられ、原発の開発に続きました。
 私は人間がウラン燃料を上手にコントロールする
技術を手に入れることを願ってきました。
 以後全国に50数基の原発が出来、これまでは
トラブルはあったものの、なんとかうまく発電をし
てきており、もう大丈夫なのかと思っておりました。

 島国という宿命か、海沿いに原発をつくってきた
ことが今回の100年に1度の津波に根こそぎ破壊
されての事故です。想定外とはいえ、事故後の対処
が、甚だまずかったことも事実です。
 これから先何十年事故の収束には時間と莫大な費
用がかかるのですが、止む終えないことです。

 しかし、これまで築いてきた原子力の利用技術を
このまま葬りさるのは如何なものかと思います。
 これはこれで立派な技術です。さらなる安全な
原発を作る技術の開発は国としてすすめるべきと思
います。原発即悪では無いと思います。
 原子力=国としての力でもあるのです。
 この意見は原爆の日にはまずいかな。しかし悲し
い事実、現実でもあるのです。

 政治家はいまは脱原発を唱えれば国民受けはいい
でしょうが、30年、40年先は原発に頼らなくて
も良い新しいエネルギーシステムが出来るよう国と
して支援をしていくが、それまでは何とか原発を
安全に稼働させるという現実味のある政策を打ち出
してほしいと考えます。
 明日にでも代替え、再生可能エネルギーがポンと
出来上がるような国民を惑わすことは言うべきでは
ないと今日の原爆記念日に思いを新たにします。

 
 
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