高速道路無料化実験

東日本大震災の復興のために高速道路無料化実験と
週末1000円が6月19日でお終いになるんだと。

　大分道の大分から佐伯までの約８０ｋｍが無料化実験の
対象になっており、その恩恵に何度かあずかってきました。
　実験と銘打った以上は何らかの実験結果が得られたので
終了するというのでしょうが、その実験結果は公表され
るのでしょうか。

はじめから実験とは名ばかりで、マニフェストに高速道路無料化
を謳った手前、約束を果たしたという実績作りの為だけの措置
だった様の思えます。

　無料区間を通るたびに一応通行券を受け取り、出口では
職員が「ありがとうございました」と通行券を回収しており　
ましたが、こちらこそ国民のみなさん「ありがとうございました」
と頭を下げて恩恵に感謝しておりました。

　政治家のメンツだけが闊歩したみたいな措置で、果たしてどの
程度その地方の経済効果に影響を与えたというのでしょう。

　何でも無料なら国民の賛成が取れるという政治家の知恵の貧困さ
こそが問題でしょう。
　高速道路は有料でも必要ならばお金を払ってでも短時間で目的
地に行けるというメリットがあれば利用しますし、利用者は選ぶ
選択肢が多いほどいいと思います。
　無料にして一般道と同じに渋滞が発生したのでは、困ることも
多くあります。何しろ高速道路での渋滞は脇道に逃げるという選
択肢がないのです。
　
　もう少し政治家は知恵を出して、真剣に仕事をしてもらいたい
ものです。
　衆議院は480名もの多数の議員がいて、一体どれほどの仕事をし
ているのだろうと、ふと疑問に思えます。

　谷垣総理といきなり発言する菅総理もたよりないけど、この国家
の難局にさいして、内閣不信任案の提出をしてどうしようって言うの
でしょうか。民主党を分裂させてますます混乱が大きくなり、復興
はまた先送りになる事態が起きては困るのです。
　強力なリーダーシップを発揮する政治家はもういないのでしょうか。