waikazuchan のノート

公共交通、福祉を中心に、様々な問題をみる雑学ブログ。千葉県南部の南房総より将来のことも。

地元の駅長のインタビューより

2011-07-25 00:10:11 | 千葉県南部の地元地域話題あれこれ
7月24日の房日新聞より。

先月末の人事異動により内房線館山駅に新しい駅長が着任された。
その方のインタビューで目についたことがありましたので、取り上げます。

その前に。館山駅長は平成5年の夜間無人化合理化以降、内房線の保田駅から和田浦駅までを管理する管理駅長の立場です。
館山駅長の上部は地区駅長の木更津駅長になります。


さて。
着任された新しい駅長は、前任地は千葉支社の営業の幹部。しかし、現場経験はある方。列車ダイヤを作成し、行政サイドとの交渉役も経験されているそうです。
私個人としてはありがたい方が館山駅長になられました。

房日でのインタビューの中で、


山形県の列車事故以降、内房線では強風による運転見合わせが多くなっている。防風柵などの対策をとるよう、駅長の立場として支社側に働きかけをしていく。


鉄道会社の幹部の方から、このような発言はあまり聞きません。おそらく、現場からの声を踏まえての発言と思えば、重みがあります。地元民としてうれしい。


肝心な行政サイド=内房線沿線自治体は、私が何度も指摘しているとおり、全くやる気のきの字もないに等しい。
こんなことは書きたくはありませんが、行政が言うより、私のようなものがうるさく言っている方が効果があるような気がします。


私は平成9年12月の房日新聞の投稿で、


単線であっても速度向上をすれば、東京から岩井までは1時間27分でいける


という、私案構想の投書を書きました。

私はまともに、スピードアップ・複線化という言葉を使うのでなく、強風に限らず、大雨の土砂崩れで散々泣かされてきた内房線を、防災対策をやりながら、スピードアップをおりまぜた工事をすることを目指すべきではないか。

昨年の事業仕分けで指摘をされた、鉄道建設運輸施設整備支援機構の余剰金。
今年の震災により被害を受けた鉄道路線。その復旧建設工事や、強風や災害に泣かされている鉄道路線に対し、この余剰金を活用することにより、工事ができないだろうか。
この余剰金活用すること、外房線の部分複線化工事のやり方で沿線自治体などが資金を鉄道会社に貸し付ける方法がありました。


ほんとに地域の足として内房線を残したいのであれば、真剣に考えていただきたい。特に沿線自治体関係者は。

加えて、館山駅、安房鴨川駅にある保線・信号通信・車両・乗務員の出先の拠点を千倉駅に集約することも。
コメント    この記事についてブログを書く
« 館山駅・一つ先の現場の | トップ | 25日・まとめて »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。