waikazuchan のノート

公共交通、福祉を中心に、様々な問題をみる雑学ブログ。千葉県南部の南房総より将来のことも。

25日の千葉・東京のその2

2015-06-27 01:54:19 | 管理人の報告・主張・言い分
続いては、東京北区議会の6月定例の一般質問の傍聴。

25日の14時にいきました。

やはり、地方議会は場所によって、若干のやり方に違いがあります。

議員は最初、演壇で質問し、執行部の答弁を受け、再質問して答弁のだいたいは共通していますが。
北区議会は演壇での質問のあとの答弁が異なります。
総括的な答弁は区長、個別施策ごとの答弁は担当部長が。さらに詳細な答弁内容は、所管の委員会審議で説明という、答弁の段取りのようです。
再質問後の答弁で、担当部局長が自席より答弁するパターンはよく見かけますが、それは北区議会でもありました。


さて。2箇所のおまけの寄り道をしながらも、14時に議場傍聴席に到着。すでに10人以上は着席。斉藤議員の3人前の議員さんからの質問より傍聴しましたが、斉藤議員の質問開始時間が近づくにつれ、傍聴席がうまってきまして、質問開始時点で70席の傍聴席は埋まりました。傍聴席の大半が聴覚障害の皆様方。当事者が地方議会の表舞台にたつのが、いかに影響があるのが伝わります。

北区議会の傍聴席が満席になるのは、40年前の東北新幹線建設工事計画に関わる問題以来だそうです。

執行部の区長はじめ、議員も、傍聴席がだんだんうまっていくのつれ、表情が変わっていました。びっくりという感じで。


斉藤りえ議員の質問

障害のある方への情報保障と区への連絡手段について

障害のあるお子さんの教育

子育て支援について


以上の3本について、執行部に問いました。
これは斉藤議員がおかれている立場の視点と、当事者の方からの代表的な声が集約されています。

区施設への時間外への連絡方法で、FAXを使った手段の導入の提案については、来年4月施行の障害者差別解消法の時期に合わせ検討する。

児童相談所の区への移管については、その準備段階として区職員を派遣し、移管がスムーズにできるよう進める。


斉藤議員の話の中で、学童保育の預かり時間で、公設が18時まで、民間が19時までということが出され、区内にある学童保育を民間にという提案も。


私がみていまして、いくつか再質問のやりとりがありましたが、答弁に対して、すばやく、自分の発言を機械に入力し音声で伝えたのには、すごいと思いました。

22日の兵庫県明石市議会のやねたに議員、25日の北区議会の斉藤議員ともに、それぞれの伝える手段でもって、質問やりとりが現実できることを実証されたと思います。
でも、なりより議会の議員の方々、事務方の理解と協力がなくては、という部分も忘れてはなりません。

北区議会の正副議長はいずれも女性議員。斉藤議員の救いだったと思います。

当事者の視点から、問題点を取り上げ、改善をしていく。あらためて、地方議会に必要なことであることが、示されたように感じます。


なお、詳細につきましては後日公開の議事録と、斉藤りえオフィシャルサイト、東京都議のおときた駿議員のサイトで、報告の掲載がありますので、ご覧ください。

残念ながら、マスコミ取材は制限のままの、今回の北区議会の傍聴でしたが、是非とも取材を受け入れ、議会活動がより透明性がはかられるようになってほしいです。


余談
王子駅が北から南に向かって左にカーブをしたホーム。京浜東北線のお客さんの実数を思えば、安全対策は大丈夫だろうか。立ち番の駅員はいませんでした。
コメント

25日の千葉・東京その1 ほか

2015-06-27 01:53:57 | 管理人の報告・主張・言い分
その前に。
平成24年に障害福祉サービスの障害区分認定の手続きをされた方。
今年9月末で受給者証の期限がきれると思います。
更新のための書類が市町村より発送がされていると思います。ご確認を。


JR東日本千葉支社の現場の社員が、内房線沿線の某小売店に買い物中、会社の制服でタメ口を、そのお店の従業員にしていた情報をいただきました。
業務外とはいえ、同じサービス業の一員として、礼儀があってしかるべき。
参考情報として、監督官庁へ提供します。



6月25日の千葉・東京方面。
最初に千葉県議会から東京北区議会に向かう途中のおまけより。

都内の日暮里から熊野前までを日暮里舎人ライナー。熊野前から王子駅前までを都電荒川線に乗車。
前者は新交通システムでゆりかもめと同じ仕組み、後者は昔ながらの路面電車。
両者で新旧の交通機関を満喫。でも、都電荒川線の運転士さんは暖かい。乗り遅れそうな高齢者の方を停留所乗り場につくのを待ち、


急がなくても、ゆっくり


と車外放送をする配慮の場面に遭遇しました。



千葉県議会総務防災常任委員会の傍聴
25日の午前中にいきました。
地方議会の委員会審議を傍聴するのは2箇所目で、千葉県議会は本会議傍聴2回だけですのではじめてです。
この委員会には、水野ゆうき議員、プリティ長嶋議員が在籍しています。

委員会は、総務部と防災危機管理で前半と後半にわかれ、それぞれ、議案審査と請願審査をし、最後は所属議員から部局に関係する質問をするその他の流れです。

議案は、半島振興対策県税不均一課税、県税条例、職員退職手当の3つの改正条例案でいずれも可決。
意見書案は自動車従量税廃車還付制度を求める意見書案の1件が可決。

防災危機管理に関しては、議案や請願などの提出がないため、執行部側の諸般報告のみ。

一番の見せ場は議案審査より、議員からの議案以外のテーマを質問するその他でした。

年金問題情報流出を受けて、千葉県の情報管理
県職員のコンプライアンスの状況
国と県、県と市町村との人事交流の派遣・出向の状況
10月にとりまとめる地方創生に関するプランの進行状況と市町村との連携
県債の減債のための積み立てが350億円を計画的に活用すべきでは

水野議員からのやりとりで、
通信相手先の送信ミスによる個人情報漏洩が昨年は10件
国及び市町村あるいは民間企業との人事交流については、東京都や5年後のオリンピックの準備組織への派遣もしている

答弁が。


千葉県内では約2000箇所の災害時の避難場所があり、収容が200万人とのこと。
国土強じゅん化地域計画の策定作業状況と市町村との連携
県事業の入札業者への元受刑者への就職について→これは千葉県内の保護司さんからの要望

プリティ長嶋議員のやりとりで、
市川市内の道路沿いの松の管理について。近年の異常気象により、松が枯れる時期が速まり、道路にそれらがたまり、短時間の大雨で道路冠水や側溝がつまるケースが多発。市川市と千葉県か管理する境に位置し、行政間の連携をはかり、異常気象による被害を防ぐ取り組みを。
という話がありました。


以上が千葉県議会総務防災委員会での聞き取った範囲の内容です。

詳細は千葉県議会の記事録、一部内容については水野ゆうき議員のサイトをご覧ください。


次は総合企画水道と健康福祉の2つの委員会審議を傍聴したいです。
本会議と違って、近い距離で議員と執行部のやりとりが見られますので、迫力を感じます。
コメント