霧中！素白庵の花見の宴

前原では有名な前田さんが白糸に山を買って、木を植え、畑を作ってお客をもてなす庵を計画し、少しずつ実現しています。あお山を開き、元は棚田や段々畑があった土地が耕作放棄地になっているところを整地して、１５種類の桜の木を有志の方に買ってもらって自分で山に植えてもらったり、畑に無農薬の野菜を育てられています。庵も今建築中で「素白庵」という名前がついています。今日は桜の木を植えていただいた方を中心としてお招きをしての花見の宴がとりおこなわれました。僕もなぜかご招待いただきました。

あいにくの霧で遠くが見えません。霧が無ければ、白糸のこの山側から前原、志摩から玄界灘の海まで見渡せる絶景らしいです。その風景の写真が捕れると思っていたのですが、僕が乗った白糸行きバスは霧の中をずっと進んで行きました。白糸農園前で下車すると、周りは真っ白でした。そこに絶景は見えず、わずかに漂う木を燃やす煙の臭いをたよりに、少し歩くと、かってあった障害者就農施設の白糸農園の施設の一部の小屋にたどり着きました。

すでに前田さんの娘さんや息子さんのご家族や赤ひげスタッフの方たちがすでに到着し、おそらくは雨に備えたテントを張り終わっていて、一部の方は宴の準備中でした。

やがて、素白庵の中心人物の前田さんや大串さんがやってきて、宴の準備がどんどん進みました。

前田さんのご挨拶に始まって、大串さん、前田さんの息子さんの挨拶があって、まず花を見ようと全員移動しました。

途中ヤギがいました。

車道から登る道があり、みんなで植えた桜が道の左右に小さな花を咲かしていました。桜以外にも紅葉、あじさい、ｙチューリップほか様々な花の種も植えられていて、色々な果樹も植えられているそうです。

畑もあって、採れたてのアスパラを試食させていただきました。柔らかくて、ほんのり甘くて、これぞアスパラというはっきりしてクリアな匂いがしました。当然美味かったです。生でボリボリ食えるんだということを初めて知るました。

この霧の奥に前原、志摩、玄界灘がきれいに見えるそうです。

この山以外に旧白糸農園さんも前田さんは購入され、有機野菜の栽培体験ができる畑や林業体験ができるコースも企画中です。以前僕がのブログにシノちゃんボイスで紹介した糸島林業研究クラブの吉村さんともコラボ予定だそうです。みんなどこか見えざる手によって繋がってきている感じです。

旧白糸農園の中心の建物や、グランドもありました。

散策は終わりにして、さあ宴会です。

温かい豚汁や鳥飯のおにぎりや糸島豆腐の煮しめやからげその他のお料理、デザートの桜餅までおなかいっぱいになりながら歓談させていただきました。僕は、松園式ストーブで有名になってきた松園さんの隣に座らせていただいて、糸島のことや、松園さんの近況のお話を聞かせていただきました。

宴会が終わってみんなでお方付けしました。

雨も降ることも無く、霧の白糸を楽しめました。

2次会もあるようでしたが、僕は失礼させていただきました。前田さんたちの素白庵のプロジェクトが、思っていた以上に大規模なものになっていくことは予想できます。自分たちだけでなく、手づくりの糸島のおもてなし拠点を作りたいという想いに賛同してくれた仲間が大勢いらっしゃることが素晴しいと思いました。前田さん流の糸島ならではのおもてなしの地として庵がまず作られ、いずれレストランか飲食の施設、宿泊の施設と築き上げられていくと思います。前田さんたちの夢に乗っかって、糸島の山のおもてなしの拠点作りに皆様の応援をいただけたらと切に願っています。

 

素白庵の畑に隣接した庵の建物は夏後半ごろ完成予定とのこと。完成したら、晴れた日に素白庵からの景色を撮影してきます。

 

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